トイガン射撃

自動カウント装置の試作

投稿日:2009年2月25日 更新日:

今週末のピンポイントシューティングに向けて、ターゲットに新たなギミックを追加すべく、秋葉原通いの日々が続いています。たかが5円とか60円のモノを買うために片道13kmを走るのはなかなかモチベーションを保つのが難しいのですが、形になってくるとその苦労も吹き飛びます。

現在試作中なのは、ブルズアイの自動カウント装置です。「A4大のターゲットに対して合計で10発を撃つ」という形でやっているブルズアイですが、「何発撃ったのか?」が分からなくなりがちです。現在はジャッジが「正」の字を手元の紙に書いて撃った数を数えている状態です。同時に2人並んで撃ってる今ならそれでもなんとかなりますが、3人になると少し厳しくなり、将来的にもし5人とか8人といった大射群へと発展した場合はもうどうしようもなくなります。

そこで科学の力を借りようというわけです。「衝撃が加わると数字が一個ずつ増える回路」というものを作れないか、そんなキットがどっかに転がってないかと探したのですが、意外にもそのままズバリというものが見つかりません。Yahoo知恵袋でも似たような質問があるのですが、どうやらデジタル回路としては初歩の初歩に属するモノらしく、「こんな感じで行けば作れますよ。頑張ってください」というような温かい励ましの回答が付いているのみ。つまり、「勉強しなさい」ってことのようです。

しょうがないので、初心者入門解説みたいなことをやってるページや、「トランジスタ技術」の公式ページにあるバックナンバーちょっと見PDFなんかをかたっぱしから読みあさることに。BCDがなんだ、7セグの制御ICがどうだと、宇宙語みたいな内容を必死で頭に詰め込み、とりあえず必要そうな部品を秋葉原に行って買い揃え……と思いきや、細かいところで買うものを間違えていたことに気づいてとんぼ返りしたり(アノードコモンとかカソードコモンとか。見た目はほとんど同じなのに!)ってのを繰り返し、なんとか形になったのがコレです。


センサーは、1軸加速度センサーで十分なのですが、部品屋にはそんなショボいパーツはおいてないようで、千円以上もする3軸の加速度センサーしかありません。とりあえずその中でも一番安そうなのを選んで買ってきて、上手く動くかどうかのテスト用にブレッドボードに差し込んでくみ上げたのが上写真のものです。加速度センサー部分を指で叩くと、一応数字が0~9まで順番に挙がっていき、また0に戻ります。0にリセットする機能もICには付いてるんですが今回はめんどくさいので省略しました。

これをポリカ-ボネートのブルズアイターゲット台の裏側に貼り付けて、射座から数字が見えるようにしようという目論見です。はたしてちゃんと数字は一個ずつ上がってくれるのか? 隣のターゲットの衝撃を拾って撃ってないのに数字が上がったりしないか? 衝撃でICが壊れたり配線が抜けちゃったりしないか? 心配事は山ほどありますが、とりあえず今回はあくまでプロトタイプ。これでテストしてその結果をもとにセンサーを変えたり、基盤に半田付けしたりと改良していくことになるわけです。

今週末のピンポイントシューティングでは、ターゲットのうち一つだけがこの自動カウント装置付きになります。それに当たればラッキー、あるいはアンラッキー?

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