実銃射撃

復活のエアピストル

投稿日:2015年7月31日 更新日:

警察にドナドナされていったエアピストルですが、先日、ようやく戻ってきました。こちらがとりたてて何か手続き上のミスをしたというわけでもないのに、通常でも1ヶ月もあれば終わる手続きに半年近くかかったわけで、練習もできなければ大会にも出れない時期も3ヶ月以上あり、いろいろと不都合もありましたが、なにはともあれほっと一息です。
 

ap-hukatu-1数カ月ぶりに撃った最初の5発(上)とその次の5発(下)。練習できなかったとはいえ玩具銃は撃ってましたし、特にここんとこずーっとAPS-3ばかり撃ってましたから、目も当てられないような結果ってことはないのですが、なんか狙い込みすぎてトリガーを引くに引けなくて、「10点あるいは8点」な症状が出てしまってますね。

この半年間を、簡単に時系列で書くとこんな感じになります。

3月頭……APの所持許可更新(※1)の書類提出
4月半ば……APの所持許可が切れる(※2)
4月下旬……「所持するAPの細部が分かる写真を提出してくれ」と突然言われ、持っていく
6月頭……APが警察に持っていかれる(※3)
7月上旬……日ラの通報窓口に相談、けんもほろろに断られる
その翌々日……法テラスに相談、けんもほろろに断られる
7月中旬……警察からとても暗い口調で、「許可が下りました……」との電話
先日……APと新しい許可証を受け取る
 

※1:APの場合、所持許可は正確には更新はできない。所持許可は必ず返納することになる。同じAPを持ち続ける場合は所持許可を新規で取り直し、「自分から自分への譲渡」という手続きを取ることになる。
※2:所持許可期限までは、所持も使用もOKだが、期限切れ以降は自宅からの持ち出しが禁止となる。猶予期間は50日。
※3:猶予期間の50日が過ぎ、それ以上所持していると不法所持になるので、仮領置ということで警察預かりになる。私服の警察官が2人、自宅までやってきてAPを預かり、書類を書いて半分に切って分け合う形で持つ。この半切れが預り証のような役割を果たす。

6月末に東京都ライフル射撃協会の総会があり、どうせAPも撃てなくてヒマなので顔を出してきたのですが、そこで会った知り合いに事情を話したところ、

「池上さんヤバいよそれ、弁護士とか使って脅しをかけないとそのままズルズル引き伸ばされて取り上げになっちゃうよ!?」

というアドバイス(?)を受けました。

仮領置で持って行かれたAPというのは、預かり期限が無期限というわけではなく、6ヶ月間が過ぎると自動的に所有権が失われ国のものになってしまうという決まりがあります(書類にもちゃんとそう書いてあります)。警察としては、このままグダグダと引き伸ばし続けるだけで、合法的に相手に文句を言わせる余地を与えずにピストルを没収できるというわけで、警察はそれを狙っているに違いないと言うわけです。

まさかそんな、とは思いながらも危機感を感じましたので、ならばどういうところに相談できるんだろうと翌日から調べ始めました。しかしほとんどそういう情報ってないんですよね。銃の所持許可を取って持ってる人自体が極めて少ない上に、許可関係では警察側(正確には許可を出すのは公安委員会であって、警察は単なる取次ぎ窓口ってタテマエなんですが、そんなタテマエ信じてる人なんて誰もいません)が圧倒的に強いために文句を言う余地を与えてくれず、法的な手段に訴えてどうこうするなんて選択肢自体を選ぼうとする人なんてまず皆無に等しいのです。

とりあえず、頼みの綱ということで日本ライフル射撃協会のお抱え弁護士(通報相談窓口)に相談してみたのですが、帰ってきた返事は、要約すると

「そんなの俺の知ったこっちゃないよ」

に近いものでした。通報対象となるのは、協会内でセクハラを受けたとかそういう内容に限られており、警察が許可出してくれないどうしようなんてのはウチの担当じゃないってことですね。

ならばということで次に法テラスに問い合わせをしてみたのですが、こちらも帰ってきた返事は、要約すると

「そんなこと俺に言われてモナー」

に近いものでした。回答の対象になっていないんので答えられません、ってことですね。

両方とも、さすがにそれだけで終わりってわけではなく、相談するなら例えばここなんかどうでしょうという候補は挙げてくれているんですが、それが「1.警察庁あるいは警視庁に抗議する」「2.公安委員会に苦情申し立てをする」といったものばかりで……。一般の警察官に何か理不尽なことされた、っていうのならそれ有効かもしれませんが、警察署から東京都公安委員会、そして警察庁まで書類が上げられて、その「すごく上の方」で止められて困ってるって話なんですから。「迷惑をかけている本人に、この人に迷惑をかけられているんですって訴える」ような話です。意味ないでしょう。

Webにある弁護士リストなんかを見ると、「行政手続きで理不尽な扱いを受けた方、そういった事例には自信があります。ぜひお任せください」みたいな勇ましい事を書いてる人がいっぱいいるにはいるんですが、きっとそこで想定している「行政手続き」ってのは、例えば生活保護や手当の類を貰えるとか貰えないとか、道路占有許可とか事業を始めるにあたっての許可がなかなか出ないだとか、そういったことなんだと思われます。「エアピストルの推薦を日ラから受けて、書類を揃えて提出したのだけれど、半年たっても許可がでない」なんてのは、相談しても「は?」って返されるのが目に見えてますよね。

そんなこんなで、さてどうしたもんかなーと悩みつつ、APSカップ本戦も近づいてきたんで赤羽フロンティアレンジに行って練習をしていた時、ふと携帯を見ると警察署からの着信履歴があるじゃないですか。スグに階段に出て折り返して担当の人につないでもらったところ、言われたのが冒頭にある「許可、出ました……」という、物凄い暗い声での報告でした。

嬉しいですよそりゃ嬉しいですけれど、なんでそんな暗い声なのよ。こちらとしては「おめでとうございます、元気な男の子ですよ!」って言われたのに近いくらいに嬉しい報告なのに、なんでそんな余命告げるときみたいな残念そうな声なんだか。よっぽど許可出したくなかったんだなーこの人。

担当の人との予定が合わなかったりで受け取ったのはそのほぼ1週間後、そして初撃ち……じゃない復活撃ち?に行けたのもさらにその1週間後の昨日となってしまいましたが、とにかく無事にAPも戻ってきて、再び大会にも参加できるようになって、めでたいめでたい。長瀞での夏季全国ピストルにも全関東にも、申込期限が過ぎてしまって不参加になってしまいましたが、それ以外はあちこちに参加していきます。行っちゃうよー岩手! 石川は……どうしようかな。
 

ap-hukatu-2どうも狙いすぎる感があるので、その矯正のために「早いペースで10発をまとめて撃つ」という練習方法に切り替えてみる。まずはグリップやトリガーの感覚を取り戻さないとなんともならん。最初は酷いもんだったが後半になってなんとか感覚が戻ってきた、ような……。

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