実銃射撃 海外の反応シリーズ

疲れないエアピストルが欲しい【海外の反応】

投稿日:2016年12月8日 更新日:

オリンピック種目にもなっている「10mピストル競技」。空気とかガスの力で鉛の弾を撃って10m先にあるターゲットを狙い、どれだけ正確に撃ち続けられるかを競うスポーツです。

その競技に使われる「エアピストル」には、「何の力で弾を撃つのか」によっていくつかの種類があります。現在主流になっている……というよりほとんどそれしか使われていないのがプリチャージ式。圧縮空気式とかPCPなんて呼ばれることもありますが、銃についている小型のタンク(シリンダーなんて呼ばれます)に200気圧という超高圧で空気を詰め込み、そこに蓄えたエアで弾を撃つものです。
 

ap-rule0-0私が所持しているエアピストル、モリーニCM162EI。銃身の下についている赤い筒が高圧ガスを充填するエアシリンダー。ねじ込み式になっていて、銃から簡単に取り外しできます。

狩猟用の空気銃と異なり、200気圧が直接銃身内に流れ込んで弾を加速するわけじゃなく、銃の内部にある減圧器で60気圧程度まで圧力を落とされてから使われます。そのため、エアを入れた直後のシリンダー内が高圧な時も、半分以上使って100気圧を切り、そろそろ弾が撃てなくなる時も弾速は変わらず、弾が当たる場所も変わりません。射撃競技は種目にもよりますがだいたい100発前後は撃ちますので、1回のエアチャージで100発以上はシリンダー交換なしに撃てるような仕組みになっています。

昔は、こんな超高圧のエアタンクを使うなんてことはされていませんでした。銃に付いているレバーを1発撃つたびにガッシャンコと力を入れて操作してスプリングを圧縮したりして、その力で弾を撃つ「コッキングレバー式」、エアではなくCO2を使う「CO2」式などが主流でした。

空気はいくら圧力をかけても気体のままですが、CO2は常温でも60気圧くらいになると液体に変わるので、圧力容器も60気圧に耐えればOK(実際には安全のため100気圧くらいは平気なはずだけど)というわけで、今のプリチャージ式よりも安価に、よりたくさんの弾を撃てる銃が作れたのです。

レバー式はエアチャージの必要がなく、体力と弾さえあればいくらでも弾が撃てるので、もっとも手軽でランニングコストがかからない方式です。ただレバー操作にはそれなりに力が必要で(エアソフトガンより威力が強いのですから当たり前の話ですが)、試合などで100回近くレバーでのコッキングを繰り返すとなると、そっちのほうに体力が取られてしまい成績にも影響してしまいます。

CO2式は温暖化がどうとかで、いまではもう新規では作られていませんし、二酸化炭素をチャージするためには「親ボンベ」が必要で、さらにはその親ボンベへのチャージも必要です。プリチャージ式は、手押しポンプを使ってのチャージも可能ですが、いろいろな理由があり「親ボンベからの充填」が最も好ましいことには変わりなく、その大型ボンベの購入や維持、エアチャージにもコストがかかります。どれも一長一短です。

海外の射撃競技専門掲示板、「TargetTalk」において、事情がありレバーコッキング式からプリチャージ式に買い替えたいと思っている方が相談する投稿をしたのをきっかけに、そういったことについて話題が盛り上がっていたので抜粋して紹介してみたいと思います。

プリチャージ式のエアピストルについて考えてみたこと

引用元:Thinking of a PCP APhttp://targettalk.org/viewtopic.php?f=4&t=53954


  • 私は今、プリチャージ式のエアピストルが欲しいという物欲に襲われています。今使っているのはIzh46です。この銃については、グリップもバランスもサイトも空撃ち機構も気に入っていまして、トリガーについては崇拝する感情すら覚えます。ジャクソン・ロング(O8 SOGでの銅メダリスト)によりますと、この銃のトリガーの引き味は驚嘆しかないと言っていました。私たちはニューヨークの同じクラブに所属していました。
    しかし、この銃は1発撃つたびにレバーをコッキングする必要があります。私のローテーターカフ(肩の筋肉)は過去に断裂を起こした後遺症があり、コッキング作業が与えるダメージが射撃への集中の妨げになってしまうのです。
    そういったわけで、私は「エントリーレベルのプリチャージ式エアピストル」の購入について、皆さんの意見をお伺いしたいのです。空撃ち機構が付いていて、トリガーが良いものというのが最低条件になります。私は現在持っている銃を売って、その新しいプリチャージ式エアピストルを購入するための資金の足しにするつもりです。
    このフォーラムに書かれているいろいろな記事はいつも読んでいます。「買うのならベストのものを選べ。それは後悔しないための投資だ」と書かれているのも読みました。
     
    他にも質問があります。シリンダーについてです。
    製造されてから規定の年数を経たシリンダーは、公式の大会での使用が禁止されるとのことです。これは、シリンダーにチャージできる回数に制限があるということでしょうか? 多分そうではなく、チャージした回数にかかわらず製造年月日を基準にしているんじゃないかなとは思うのですが……。そうでなければ、頻繁にチャージするヘビーユーザーはライトユーザーよりも早めに新しいシリンダーに交換しなければならないってことになってしまいますし。
     
    もう一つ、質問があります。ハンドポンプについてです。
    プリチャージ式エアガンにチャージするための道具をいくつかの銃砲店で見ましたが、見た目はサッカーやバスケットボールで使う普通の手押しポンプに見えます。サッカーボール用の手押しポンプでも十分な圧力でチャージできるのでしょうか? そうでないなら、シリンダーに十分にチャージするにはどのくらいの圧力が必要なのでしょうか? 私は電動のタイヤ用コンプレッサーを持っていますが、それは使えますか? あるいは特別に専用のポンプを購入する必要があるのでしょうか? 他に何か必要なオプションはありますか?
     
    プリチャージ式へと移行しなければという思いから、たくさんの質問を同時にしてしまいましたが、よろしくおねがいします。(テキサス州タイラー)

 

800px-izh46-lhg訳者注:Izh46というのはこんな銃です(画像はWikimedia Commonsより)。銃の下についているレバーを大きく前方に回転させながら開くことでコッキングするものです。機構的にはマルゼンAPS-3によく似ていますね。

 

  • タイヤコンプレッサーは2~4気圧、フットボールのポンプはそれよりさらに小さい圧力です。プリチャージ銃はだいたい200気圧とかそこらへんです。これが、プリチャージ銃のシリンダーに10年ルールが設けられている理由です(あなたがその危険を信じるか信じないかとは別の問題として)。
    あと、肩の筋肉に問題を抱えているとのことですが、だったらエアのチャージは親タンク(スキューバダイビング用のタンク)を使ったほうが良いと思います。ハンドポンプでのチャージは、控えめに言ってもなかなかの重労働です。少なくても、Izh46を50回コッキングするほうが遥かに楽なのだけは確かです!(イギリス)

 

  • 私はつい最近、ファインベルクバウのLP103を買ったばっかりだったりします。もし私がそれを気に入れば、「プリチャージ式からレバーコッキング式へ」という、ちょうど質問者さんの逆をやることになりますね。
    >特別に専用のポンプを購入する必要があるのでしょうか?
    はい、そのとおりです。専用のポンプが必要です。ハンドポンプでの充填はそれほど難しいものじゃありません。膝を曲げて腕を真っ直ぐにして、体重をかけて押し込むだけです。100気圧から200気圧まで充填する(それで100発は十分に撃てます)まで、1分かかるかかからないかといったところです。もっとも初めてハンドポンプでの充填を行ったときは、腕の力でなんとかしようと頑張ってしまったため、まさに悪夢のような作業になってしまいましたが……。
    あなたの肩の怪我というのが深刻なものだった場合のみ、スクーバタンクを使用するといいでしょう。
    レバーコッキング式のエアピストルといえば、ファインベルクバウ65は他モデルに比べてずいぶんと楽にコッキングできます。銃の左側面にあるレバーを手前に開いて引くことでコッキングするのですが、その際に銃口部分をテーブルに当てて固定するとすごい楽です。Izh46はレバーを下方向に開いてコッキングしますが、銃口をテーブルに押し付けると楽になるんじゃないでしょうか? キズがつかないようにタオルかなんか挟んでおけばいいでしょう。(国籍不明)

 

wm_6077918訳者注:ファインベルクバウ65というのはこんな銃です(画像引用元:GunsAmerica)。銃の左側面についているレバーを左方向に展開させるようにして引き、戻すことでスプリングを縮めてコッキングします。

 

  • >銃口部分をテーブルに当てて固定してサイドレバーを引く
    駄目です! それは絶対にやってはいけません!
    少しでも角度を間違えるだけでポンプの開閉部分があっさりと壊れてしまいます。MITチームの連中がそのやり方をして壊した銃を直さないとならなくなったことが3回もあります。一人の学生が、ベンチに銃口をひっかけて体重を使い楽にコッキングする方法を発見し、それを他のチームメートも真似しはじめました。それが理由で2つが壊れました。3丁目が壊れるところは見ていませんが、明らかに間違った方向に極めて強い力がかかった形跡がありました。
    部品が入手しづらいこともあり、修理は簡単ではありませんでした。(アメリカ・マサチューセッツ州)

 

訳者注:「やってはいけないやりかた」はしていませんが、FWB65の実射動画をYoutubeより。確かに銃口部分を机の縁かなにかに当てれば楽にコッキングできそうではありますが……。

 

  • 1.10年ルールについて
    ISFFルールでは、シリンダーの寿命は10年ってことになってます。といってもそれは明確な根拠があってものじゃありません。正直なところ、本当のトップレベルの大会でもなければこのルールはほとんどの場合無視されています。
    2.ポンプについて
    要するに、200気圧まで充填できる特殊なポンプです。バスケットボールは(大気圧にプラスして)0.6気圧程度です。私の考えですが、スクーバタンクに変換アダプターを付けて使用するのが最も良い方法だと思います。スクーバタンクのエアーは清潔で乾燥しているので、内部部品の腐食がないという利点があります。
    とはいえ、レバーコッキング式がプリチャージ式に比べて競技において致命的なハンデを持っているかというと、そんなことはないと思います。
    ステイヤーやモリーニのエアピストルは、その値段に見合うだけの十分以上の価値があります。とりあえずそれを買って、その凄さに呻き声を上げてみるというのが、私の考えるあなたの最良の選択です。(ニュージーランド)

 

  • シリンダーの製造年月日は、ぼったくりビジネスにほかなりません。
    シリンダーを作っているところのうちいくつかのメーカーは、シリンダーの耐用年数を「20年」と設定し、それを前提に製作しています。ISSFはおそらく、ベンダーにより多くのタンクを販売できるようにルール変更しろと圧力をかけられたにちがいありません。安全上には全く問題ありません。(マサチューセッツ州)

 

d-and-a-02訳者注:確かに私の手元にある初期のモリーニCM162EIについてきたシリンダーには、耐用年数は20年であると明記されています(左の赤い方)。しかし、最近購入した新しいシリンダーは、なぜか耐用年数が10年と半減しています(右の青い方)。同じ作りのはずなのですが……。これは根拠があってのものじゃなく、なんらかの陰謀によるものだというのは、いちおう理屈が通った話ではあります。

 

  • 10年ルールは、EUにおける「圧力容器およびその認証」に関する法律によるものです。そして、ほとんどのメーカーがEUを活動拠点にしているのです。(リスボン・ポルトガル)

 

  • >10年ルールは、EUにおける「圧力容器およびその認証」に関する法律によるもの
    そういうウソを言ってる人が実に多く、騙されてしまっている人も多いのですが、真実は違います。「シリンダー製造年月日ビジネスは、まやかし」というのが本当の真実です。
    http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=CELEX:01997L0023-20130101
    1.容積が1Lを超え、PSとVの積が25bar・Lを超えるもの、または圧力PSが200barを超えるもの
    2.全てはシリンダーの製造業者によってのみ決定される
    3.妥当性検査と妥当性証明の有効期間は最大10年
    (チェコ共和国)

 

  • いろいろ調べてみたのですが、エントリーレベルのプリチャージ式エアピストルというもの自体がほとんど存在しないということが分かりました。唯一の例外が1000ドルで販売されていたヘンメリーAP20です。ところが、AP20への評価というのが良くわかりません。それに、スクーバタンクと接続アダプターの購入費用のことを考えると、AP20にそれだけの価値があるのかどうかも判断がつきません。
    プリチャージ式エアピストルを購入するのを後回しにすれば、肩の痛みが収まるかもしれません。
    エアピストルをスッパリ止めてしまって、銃を売ったお金をHP(……って何の略?)か、SBシルエット(スモールボアのことかと思ったんですが後に続くフレーズからするとそうじゃないみたい)につぎ込むってのも一つの手のような気もしてきました。
    それらには、簡単にコッキングできるレバーコッキング式はありますか?
    今使っているIzh46をプリチャージ式にコンバートできれば最高なんですけれど。(テキサス州タイラー)

 

  • ヘンメリーAP20を買うお金で、中古のLP-1Pかモリーニ162Eを買えます。ヘンメリーは以前は高品質の代名詞みたいなブランドでしたが、今はもう見る影もありません。(ニュージーランド)

 

  • 私は先日、ワルサーCP3マッチというCO2式のエアピストルを手放したところです。中古品として売ったのですが、650ドルの値が付きました。最新機種と比べれば原始的といっていい時代の製品ですが、プリチャージ式とくらべて性能に劣るようなことはなく、なによりずっと面倒が少なかったです。予算次第ではありますが、CO2式というのは選択肢としてアリだと思います。
    ハイエンドのレバーコッキング式は素晴らしいですが、作っているメーカーがもう存在しないため、中古価格はちょっと「IMO」なことになっています。(訳者注:なにかの慣用表現だと思うのだけれどよく分かりません……。少なくても、安いって意味じゃなく、不相応に高すぎるって訴えたいのだろうなとは想像が付きますが)
    ただ、他の方も勧めてるとおり、もっと違う選択もあります。「中古で良いプリチャージ式エアピストルの出物があるのを待つ」というものです。(ケベック州モントリオール)

 

  • >ハイエンドのレバーコッキング式の中古価格が「IMO」なことになっている
    レバーコッキング式は、ランニングコストがかからないというメリットがあります。それに、そもそも元々の値段だってそれほど安いってわけじゃありません。レバーコッキング式の「良い物」を一つゲットして、大事にメンテナンスして使い続けるというのは悪くないやりかたです。将来、値上がりするかもしれませんし。(コスタリカ・中央アメリカ)

 

  • 肩の筋肉に障害があるというのなら、ハンドポンプではなくスクーバタンクにするべきです。私はハンドポンプを使って充填していますが、空気詰めした後は相当に肩にダメージが来ます。(国籍不明)

 

  • プリチャージ式にするなら、スクーバタンクを導入するべきだという意見に賛成です。エアの充填が楽になるというだけでなく、銃のためにも良いことです。銃砲店で聞いたのですが、エア漏れなどの故障で持ち込まれるシリンダーは、事実上その全てがハンドポンプで充填されていたものだとのことです。(ニュージーランド)

 

  • >エア漏れするのはハンドポンプで充填してたシリンダーばかり
    それって、単に使い方を間違えているだけなんじゃないですか? Youtubeを見ると、明らかに間違った方法(ポンプ動作が速すぎる、エア充填してからシリンダーを外すまで一呼吸おかないとならないのにそれをしていない、水抜きをしていないなど)でハンドポンプ充填をしている動画が山ほど見つかります。(国籍不明)

 

  • >使い方が間違ってるだけなんじゃないか
    確実なことは分かりませんが……。そもそもあなたが挙げている「やってはいけない行為の数々」ですが、その理由ってなんですか? スクーバタンクを使えば、最初から乾燥され濾過されたエアが充填されるのですが。(ニュージーランド)

ハンドポンプでのエア充填は、「たいして大変でもない」のか、それとも「すごい重労働」なのか? このトピック内でも意見が分かれています。実際のところは、「人によって異なる」ってのが事実だと思います。具体的には、体重が80kg以上の人なら「簡単な作業」と感じるでしょうが、40~50kgくらいの子供や女性だったら、「とてもじゃないけれどやってられない」という大変な重労働になると思います。

ハンドポンプの見た目は、自転車の空気入れとほとんど同じです。トピック内に「バスケットボールに空気を入れるポンプと見た目が同じ」といった表現はありますが、自転車の空気入れって表現は出てきませんでしたね。そういえば、世界的に見れば「自転車に乗れる」ってのはかなりの特殊技能であり、乗れないほうが変人扱いされる日本ってのがむしろ異常なんだって話を聞いたことがあります。我々にとっては実に見慣れた道具である自転車の空気入れですが、世界的に見ると超マイナーな道具だったりするのかもしれません。

自転車に空気を入れる場合は、ハンドルを上に持ち上げて、その後ハンドルに体重をかけて押し込めば、まあだいたいの場合は十分な圧力で空気を詰めることができます。しかしプリチャージ式空気銃だと、ハンドルを押し込むのに「体重よりもずっと強い力」が必要になることがあるのです。
 

air-chage01葛飾スポーツセンター射撃場に設置してあるプリチャージ空気銃用のハンドポンプ。体重が軽い女性だと、ハンドルに体重をかけるだけでは十分にチャージできません。軽くジャンプしてハンドルに「飛び乗る」ようにしてなんとか押し込むことができるレベルです。そういったムチャなエアチャージを繰り返されたため、ハンドポンプの足部分が完全に変形してしまっているのがわかると思います。

シリンダーの容量がそれほど大きくないエアピストルならまだしも、大きなシリンダーを備えているエアライフルとなると、女の子とかにやらせるのは虐待に近いんじゃないかってレベルの重労働になってきます。そこで出番となるのが、「ぷしゅっ」と一瞬でチャージが終わるスクーバタンクです。
 

air-chage02同じく葛飾スポーツセンター射撃場に設置してあるスクーバタンク。葛飾ライフル連盟の会員なら誰でも使用できます(つまり、使いたかったら会員になってねって意味です)。タンクの耐圧が200気圧なため、実際に銃にチャージできるのは150~180気圧程度ですが、それでも1試合分は余裕で撃つことができます。

スクーバタンクからのエア充填の利点は、まず「楽だ」というのがありますが、それ以上に見逃せないのが、「清潔で乾燥したエアを充填できる」という点です。トピック内で書いてる人もいましたが、ハンドポンプで充填するエアには空気中のホコリや湿気が含まれていて、それがシリンダーや銃に悪影響を及ぼし、場合によっては故障の原因になります。私も日本の銃砲店で、プリチャージ式空気銃の故障の原因の多くが、ハンドポンプで充填したことによってシリンダー内に詰め込まれた湿気が、水しぶきとなって銃の内部に入り込んだことによるものだという話を聞いたことがあります。

そういったリスクをゼロにしてくれるスクーバタンクによるドライエアの充填なのですが……。なぜか葛飾スポーツセンター射撃場で見ていると、親タンクから充填したあと、さらにハンドポンプで追い充填する人が多いんですね。なぜそんなことするのか聞いてみたら、「満タンに入っていないのが気持ち悪い」との回答でした。私が指導者みたいな立場だったら「意味のない事するな!この馬鹿野郎」って怒鳴りつけてやめさせるところなんですが、私はそんな上からモノ言える立場じゃありません。ドライエア充填した後にハンドポンプで汚いエアを入れちゃうなんて本末転倒なんだってことをなんとか理解してもらおうと説明するのですが、なぜか理解してもらえません。

もしかしたら、満タンになっていないとパワーが落ちて着弾点が変わってしまうとか思ってるのかもしれない、ってことにこの記事を書きながら思いあたりました。次に見たらその方向性で説得を試みてみたいと思います。思い込みを正すってのは、なかなかハードルが高く、難しいことです。日々実感しております。

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