前回に引き続き、「エアピストルにおいて、良いトリガーとはどんなものなのか?」といったことに付いてのお話です。
まず基本として、精密射撃競技には、「キレのよいトリガー」が適していると一般的には言われています。この「キレがよい」というのは、セカンドステージにおいてトリガーが動く量が少ないという意味です。トリガーにはまずファーストステージ、「遊び」とも呼ばれる領域があります。トリガーに力を全く入れていない状態から少しずつ力を入れていくとトリガーが動き始めますが、ある程度の量はトリガーが動いても弾は発射されません。それがファーストステージです。
ファーストステージが終わると、トリガーを引くのに必要な力が、ある地点からいきなり大きくなります。「壁にぶち当たったような」みたいな表現をされることもあります。それがセカンドステージの始まりです。セカンドステージが始まってからさらにトリガーに力を入れて動かすと、シアが外れて弾が発射されます。セカンドステージにおいてトリガーが動く量が少なければ少ないほど、「キレがよいトリガーである」と評されます。
セカンドステージが始まってもトリガーがずるずると動き、ある程度動かしたところでシアが外れて弾が発射されるようなトリガーは、「キレが悪いトリガー」です。精密射撃には向いていない、質の悪いトリガーであるとされるのが普通です。
なぜ、精密射撃には「トリガーのキレのよさ」が必要なのか? いつ弾が発射されるのかを、射手が完全にコントロールしたいからというのが大きな理由です。キレが悪いトリガーは、トリガーをどこらへんまで引けば弾が発射されるのかが明確にはわからないため、「いつ弾が出るのかわからないトリガー」になります。揺れ動く照準を見つめ続け、その揺れが収束して正しい位置に照準が収まるその一瞬に向けてトリガーに最後のひと押しを加えて弾を撃つ、そういう撃ち方をする人には「キレのよいトリガー」は必須です。
しかし、それとは違う撃ち方をする人もいます。先日、韓国の人が教えるピストル射撃のE-learning動画を紹介しましたが、そこでは「トリガーに加える力は、一定の速度で徐々に強くしていく。するとある一点で弾が発射される。そこに集中力を高めて照準が合う一瞬を重ねるようにして撃つ」みたいなことを言っていました。「ここで弾を撃ちたい」という自分の意思で弾を撃つのではなく、いつ弾が出るのかは銃にお任せし、その弾が出るタイミングに合わせて集中力を高めて照準が合っていくようにするというものです。
そういう撃ち方をする人には、キレのよいトリガーというのは無用なのではないかと思います。むしろキレが悪いトリガーのほうが向いていることもあるかもしれません。
英語では、キレのよいトリガーを「ブレーク・トリガー」、キレが悪い(セカンドステージでのトリガーが動く量が多い)トリガーを「ローリング・トリガー」と呼ぶそうです。その二種類の競技用トリガーの違いやそれぞれの利点、セッティング方法などについて、非常に有用な話がTargetTalkに投稿されていましたので、その部分を抜粋して紹介したいと思います。
エアピストルのためのベストなトリガーとは?
引用元:Best Triggers for Air Pistol" target="_blank">Best Triggers for Air Pistol
- 私の意見ですが、「メカニカル」で「ドライ」なトリガーの中では、パルディーニK12は最高とされるものの一つです。「ドライ」なトリガーが好きではない人もいますが、そういう人には旧型のパルディーニK2か、あるいはファインベルクバウやワルサーがおすすめです。(ローマ・イタリア)
- 「メカニカル」と「ドライ」の違いとはなんでしょうか?(シンガポール)
- メカニカルトリガーは、「ドライ」と「スムース」に大別できます。「ドライ」というのは、「クリスプ」とか「クリーン」といった言葉で形容されます。「スムース」は「マテリアル」とか「ロング」です。(イタリア・ローマ)
- 現在のすべての競技用エアピストルは、トラベル、オーバートラベル、ウエート、シアの噛み合い量などを調整可能なトリガーを備えています。設定を必要に応じて調整することで、トリガーの感触は思うままに変えることが可能です。(多分アメリカ)
- 現代のオリンピックグレードに属するピストルは、いわゆる「フルアジャスタブル」なトリガーを備えているということは承知しています。ただひとつわからなかったフレーズがあります…。「シアの噛み合い量」というのは何ですか? それを調整すると何が変わりますか?(シンガポール)
- シアの噛み合い量、またはトリガーポイントとも呼びますが、それはトリガーを「細いガラス棒が折れるような感触」から「ローラーを転がすような長い感覚」まで変化させるものです。(多分アメリカ)
- シアというのは本来、トリガーシステムがアクティブになったハンマーを「キャッチ」する部分を指す言葉ですが、エアピストルの場合にはバルブを開放するストライカーのスプリングが縮んだ状態でストライカーを支える部品を指すことがほとんどです。
ちょうど、ベネリKiteの内部メカニズムを簡単に示した写真がありますので御覧ください。シア・バーは、ちょっと変わった形のアーチ型をした部品です。写真で右端にあるフック(カギ状)になっているところが、ファイアリングプランジャーをリリースするレバー(写真で垂直の棒に見えるパーツ)を支えています。トリガーを引くとトリガー関連パーツの後端が上昇し、シア・バーの左端を上方向に押します。シア・バーは中央の丸い銀ピンを中心に時計回りに回転し、リリースレバーのフックが外れます。
シアのフックとリリースレバーとの重なりの量が「シアの噛み合い量」です。ほとんどのエアーピストルがそうですが、Kiteはブレーク・トリガーを持つように設計されています。写真を見れば一目瞭然だと思いますが、噛み合い量は非常に小さいので、トリガーがバーに接触してからはごく小さな動きだけで発砲します。
とはいえ、銃をなにかにぶつけたり、装填操作による小さな衝撃だけで発射されたりすると危険ですから、安全のためには「ある程度の量」噛み合っていることが必要です。なんでこんな写真をわざわざ撮影したかというと、この銃は撃っているうちにパーツが磨耗して装填操作をしてレバーを閉じただけで発砲されてしまうことがあるからです。写真の矢印で「G」と書いたスクリューを微調整して安全にレバーを閉じれるようにしましたが、トリガーの引き味は相変わらずクリスプなまま(良い状態)を保っています。
トリガーの感触をクリスプではなくローリングにする場合は、セオリー的にはシアの噛み合い量を増やせば良いということになります。ただしその場合、シアが切れ始めてから発射されるまでの間、トリガーを動かす量が増えます。これをスムースにするには、シアとリリースレバーの両方の表面を注意深く研磨し、滑らかにして、引っ掛かりやざらつき無しに滑らせる必要があります。互いが接触する嵌合角度も、ピッタリと正しいものでなければなりません。静摩擦と動摩擦との差を小さく保たなければならないため、これらの調整および加工は、とても高い技術が必要です。そうしないと、トリガーが動き始めたとたんにグイッと滑って発射されてしまったりするからです。ローリング・トリガーの利点は、シアの重なりが大きいため本質的に「安全」であるということです。
ローリング・トリガーが要求するシア角度は、多くの場合22度に設定されます。しかし私はエアピストルにおいてそういう設定をされたトリガーを見たことはありません。その理由として考えられるのは、エアピストルのトリガープルは(狩猟銃などに比べて)力が弱く設定されているため、正しく動作させることが難しいからだと思います。
電子トリガーを使えば、ローリング・トリガーはずっと簡単に実現できます。私は(電子トリガーの)モリーニCM162EIを持っていますが、通常はブレーク・トリガーに設定します。スプリングの交換と調整によってローリング・トリガーに改造できるという記事を読んだことがあります。(マサチューセッツ州)
- トリガーについての素晴らしい解説、ありがとうございます。しかし、「そこからかよ」って言われてしまいそうな質問になってしまうのですが…。なぜローリング・トリガーにしたいというニーズが存在するのでしょうか? 私が、かつて所持していたステイヤーLP10Eを売却した理由は、セカンドステージのストロークがあまりに大きく、照準中にピストルが余分な動きをしてしまうことでした。(ドイツ)
- >セカンドステージが大きいのでLP10を売り払った
LP10はセカンドステージの量を調整することができます。ですが、グリップを外すだけじゃだめです。トリガーブロック全体を取り外すと、セカンドステージのロールを最小限にするためのネジにアクセスすることができるようになります。
とか言いながら、私自身は超高価な競技銃のトリガーブロックを取り外すなんて恐ろしいことを実行に移す勇気はありませんでしたが。(国籍不明)
- >なぜローリング・トリガーを求めるのか
あくまで理論的な話になりますが、ローリング・トリガーを使用すると、トリガーを引き始めてからピストルが発砲されるまでの間、トリガーフィンガーを動かし続けることができます。これにより「チキントリガー」と呼ばれる問題、すなわちセカンドステージを引き始めたときにトリガーフィンガーが凍りついてしまう問題を軽減することができます。
トリガーの「最後のひと押し」をかけるかかけないかという議論が脳内で始まると、トリガーを引く方向、戻す方向の両方の筋肉が収縮を始めます。その結果、トリガーを引くのに必要な力は、単に重く感じるというだけでなく、実際に大きな力が必要になってしまうのです。
指を常に後方に向けて動かし続けることで、このようなトリガーフィンガーのメンタル・ロックアップが起こらないようにすることができます。年齡と経験を重ねることによって、照準中のサイトは若い頃に比べてよりフラフラと動き回るようになり、私の脳はトリガーに力を入れることを拒否するようになりました。私の脳の一部は「絞れ」という指令を出していますが、別の一部は「1秒待て、まだ銃が止まっていない」という指令を出します。別々の筋肉が互いに対抗する動きをするため、筋肉と腱には痛みを感じます。私は昨晩出場した大会で出会った元外科医の方にエクササイズ方法を習いましたが、最大の理由はメンタルによるものです。じっくり向き合って治していくしかないのです。
私の知る限り、すべてのアメリカ製ピストルはブレーク・トリガーを持っていました。ヨーロッパでは、ローリング・トリガーのアイデアは特に22口径の銃については一般的で、良く知られたものです。私は1970年代にブローニングメダリスト22口径を所持していたことがあります。近代的なヨーロピアン22口径銃は、トリガーの設定箇所が多く、どのようにでも設定できるようになっています。私の妻と娘は、2人とも22口径をローリングトリガーで撃ちます(箱出しのパルディーニ22口径です)。私はセオリー通りにブレーク・トリガーで50年間撃ってきたこともあり、ローリング・トリガーが良いと感じたことは一度もありません。
おそらく、低い力(弱いトリガープル)では、スムースに動くメカニカル・ローリング・トリガーというものを実現するには、何らかの問題があるため、エアピストルはほぼ例外なくその全てがブレーク・トリガーに設定されているのだと思われます。すでに書いたとおり、エレクトリックトリガーでは完璧に作動するローリング・トリガーを実現することは可能です。私は単にその調整機能が追加されたエアピストルを知らないだけです。(マサチューセッツ州)
- 再び、興味ぶかい解説をありがとうございます。
つまるところ、トリガーのセカンドステージにおける動きは、どういった条件で「ローリング」と呼ばれるようになるのでしょうか? そのようなトリガーだと、トリガーを引く量に併せて直線的にトリガーを引くのに必要な力も増加するはずです。(ドイツ)
- >トリガーを引く量に併せて直線的にトリガーを引くのに必要な力も増加する
はい、そのとおりです。少なくても典型的なトリガーメカニズムでは、トリガーの動きによってどこかのバネを圧縮しています。トリガーの重さの上昇スピードは、トリガーの角度やスプリングの強さによって異なります。(マサチューセッツ州)
- インターネット上で得られる最高の情報ですね。
LP10のセカンドステージは、撃発が起きるまで不動の壁に押し付けているような感じです。
LP10Eはセカンドステージでロールする感じがあります。モリーニも同様です。モリーニCM162とLP10Eのトリガーには僅かな違いがあります。モリーニのクリック感のほうが心地よい感じです(ステイヤーはハイピッチ過ぎます)。トリガーのロール感が気に入らなかったとしても、他の銃と同じスコアを撃つことはできるでしょう。なぜなら、どの銃のトリガーも100ドルで売ってるBBガンよりずっと素晴らしいものだからです。競技銃を所持して撃つようになって何年も経った今では、過去に所持していたそういった安い銃を撃つ気にはとてもなれません。
SAM M10のトリガーは、これまで見てきた中でも最高のものです。これを撃ったことがある人はみな同じことを言います。射撃時のトラブルも全くありません。500gのトリガープルは、他の銃よりも軽く感じます。(国籍不明)
- どういたしまして。
どんなトリガーであっても、実際に調整を行おうとする前にそれらがどういう仕組みになっていて、どういった具合に相互作用しているのかを「見る」ことは多くの助けになります。幸いにも、ステイヤーはトリガー周りのスプリングやパーツ類がどういう配置になっていてどういう具合に作用するのかをわかりやすく解説する素晴らしい図面が説明書に付属しています。
私がKiteを分解して内部を見ようと思った理由は、ベネリの説明書には調整ネジのリストしか掲載されていなかったからです。具体的には、「ファーストステージを重くしたければ、Xのネジを時計回りに回しなさい」といった具合です。また、マニュアルには書かれていないネジもあったりします。シアの噛み合いを調整するネジを側面から抑えてロックするネジは、おそらくマニュアルが印刷された後に追加されたのだと思います。多くのベンダーはマニュアルからシアの噛み合い調整に関する記述を削除しています。ユーザーが調整に失敗して銃を暴発させてしまう危険を避けるためだと思われます。
マニュアルを見ると、ステイヤーもシアの噛み合い調整には手を触れるなとハッキリ書いてあります。マニュアルにある図解ではシアの噛み合いは極めて小さく描かれており、一般的なブレーキングトリガーであることを示しています。理屈では、シアの噛み合いを増やせば、ローリングトリガーに近づきます。しかし、この銃はそういったことを想定した設計にはなっていないので、セカンドステージの長さや滑らかさは求めるレベルのものにはならないでしょう。
トリガーを調整するときには、安全のために空撃ちモードがある場合はそれをオンにして、シリンダーは外した状態で行うべきです。箱出し状態でそれぞれのネジがどの位置にあったかを記録しておいて、自分がネジを何回転させたのかを把握しておくとさらに良いです。
ローリングトリガーを試してみたけれど、やっぱり気に入らなかったという場合、セッティングを箱出し状態に戻す必要があります。メモしておいた初期セッティングを参照すれば大丈夫に思えますが、シアの噛み合いは極めて繊細なものなので、メモ通りに戻すだけでは不十分かもしれません。シアのセッティングを一からやり直す時の基本的なやりかたは、まずアクションをコッキングしたときに確実な噛み合いがある状態にしてからセッティングを開始します。ローリングトリガーにしようと試みたのなら、スタート地点がまずそこにあるはずです。そこから、シアの噛み合いを減らす方向に調整ネジをゆっくりと、シアが外れて撃発するまで回します。マニュアルには、「そこから1/8~1/4回転戻せ」と書いてあると思います。製品によって差はありますが、「1/4回転戻し」というのはほとんどのピストルの場合、かなり安全な方に振った設定と言えます。実際にステイヤーでそういう設定にすると、シアが落ちる直前にわずかな(そして迷惑な)動きがあります。それ解決するためのセッティング方法としては、まず銃をコッキングした状態にして、小さい棒か小型のプラスチックハンマーを使ってトリガーガードの先端の底部を、斜め下前方から斜め上後方、約45度の角度で軽く叩いてみてください。その方向の揺れでシアが外れない(撃発しない)ようなら、安全は確保されていると思われます。念のため、コッキングして空撃ちを12回ほど繰り返してから、同じように叩いて安全を確かめてください。(マサチューセッツ州)
- 良く調整されたブレーク・トリガーは「ガラス棒が折れるような」と形容されます。セカンド・ステージの重さは150~200g程度です。セカンド・ステージに入るとトリガーはほとんど、あるいは全く動きません。そういったトリガーはハードなフィーリングとリリースを持っていますが、リリースするのに最低限の力というものが必要になります。
柔らかいローリング・トリガーでは、セカンド・ステージでトリガーを引くと、その引く量に応じて滑らかにトリガープルが50~80gほど上昇します。ブレーキング・トリガーに比べて柔らかい感触がありますが、照準時にトリガーが動くという問題があり、また信頼性を確保するためにはシアの重なりを大きくする必要があります。(多分アメリカ)
精密射撃に使う銃において、「良いトリガー」とはすなわちキレがよいトリガーのことで、キレが悪いトリガーは「悪いトリガー」なのだと疑いもなく信じていた私にとって、このトピックの記述は多分に衝撃的なものでした。セカンドステージでトリガーが長い距離を動く「キレが悪い」トリガーを、ローリング・トリガーと呼び、敢えてそれを好む層がいるとは!
もっとも、「ローリング」という名前が示すとおり、セカンドステージでの動きはひっかかりや抵抗感は全くなく、文字通り「転がすように」動くのが精密射撃における「ローリング・トリガー」ということですから、ズルズルと引きずるセカンドステージが単に長いだけのトリガーは、精密射撃には適していないということはやっぱり間違いないようです。
具体的には、「Cバネを外しただけのAPS-3」は、「ローリングっぽいトリガー」に相当するのではないかと思います。セカンドステージにおいてトリガーを動かす量が多いのは確かですが、その過程はお世辞にも「転がすような」とは言いづらいもので、亜鉛合金製のパーツ同士をこすり合わせるゴリゴリとした感触がダイレクトに指に響いてきます。
とはいえ、それは言ってしまえば単にフィーリングだけの問題です。サイトをきちんと標的に合わせたまま、一定のペースでトリガー・フィンガーに加える力を上昇させるという撃ち方ができる人にとっては、十分にハイスコアを狙える「優れたトリガー」になるということです。これまで、「シアCを外しただけでほかは全部ノーマル」みたいなAPS-3で競技に参加し、さらにはそれで高得点を撃ってしまう人がいると聞いて、「信じられない」という気持ちでいっぱいでしたが、射撃方法そのものが根本的に異なっていることが理由だったというのなら、まあ納得です。
ただ、引用文中のマサチューセッツ州の人じゃありませんが、私個人はキレの悪いトリガー(ローリング・トリガー)を良いと感じたことは一度もありません。「銃を構えて、照準を付けて、引き金を引く」という自分の射撃のプロセスにおいては、セカンドステージが短いキレがよいトリガーは必須なものになっています。
「とリガーのキレの良さって、いったいなんのことですか」みたいなトイガン射撃の世界では、ブレーク・トリガーとかローリング・トリガーとか言ってもなかなか通用しづらいかもしれません。コストや材質の問題もあり、トイガンでは「精密射撃用途」とされる製品でもトリガーのキレのよさには縁遠い製品しかない時代も随分と長く続きました。ですが、少なくてもAPS-3では、簡単な加工をするだけで「十分にトリガープルが軽く、キレがよく、なおかつ安全性も高い」トリガーを実現することが可能です。銃を分解して、一部のパーツを削って、穴を開けてネジを追加して元通りに組み立てるだけの簡単な加工です。
精密射撃において、やっぱり王道のやりかたは引用文中にも書いてあるとおり、ブレーク・トリガーでの射撃だと思います。トイガンを使った精密射撃をやっていらっしゃる方も、一度はその王道のセッティングを試してみることをおすすめします。「やっぱり自分は元通りのローリング・トリガーのほうがいい」と感じるかもしれませんが、そう感じたら元に戻せば良いだけの話ですから。