首の角度により腕の角度が決まり、腕の角度により足を置く位置が決まる。多くの場合、若干のオープンスタンスになることだろう。左右の足をどういう角度で並べるのかはそれで決まるが、足の幅はどのくらいにしておくのがいいのか?
両足をどのくらいの幅で置くといいのかということについては、珍しく「正解」がある。肩幅と同じ程度か、それよりわずかに狭い幅だ。国際試合の様子を見ても(身体に障害があってそれが難しい場合を除いて)全員が同じ程度の足幅で撃っていることからもそれはわかる。
特撮ヒーローの決めポーズよろしく両足をガッと広げて踏ん張ったほうが安定しそうな気がするのか、APSカップなどでは足幅をかなり広めにして撃っている人をよく見かける。これは「あまり良くないやり方」といっていいだろう。格好だけの問題じゃなく、明らかに安定しなくなるからだ。
どのくらいの足幅が自分にとって安定するのかは、簡単に調べることができる。立った状態で足幅を適当な広さに置き、上半身(腰から上)を不規則に回したり降ったりして動かしてみて、足元がぐらつきにくいのはどのくらいの幅なのか、いろいろ試してみるだけでいい。実際に試してみれば、足幅をいっぱいに広げたときよりも、肩幅程度の狭い幅に置いた方が上半身の揺れがすぐに収束し、ぐらつきにくいことはすぐに分かるだろう。
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