※製品名みたいなタイトルつけましたが、さすがにこれを量産して値段つけて売っても需要があるとは思えませんし、完全に「ぼくのためにつくったぼくしかとくしないぼくのためのツール」です。
ピストル練習会でAPS-3のトリガーに関するトラブルをどう解決するかとか、各種LEモデルや蔵前シア、あきゅらぼトリガーカスタムなどがどういう形で良好なトリガープルを実現しようとしているのかとか、そういうことに関して質問された際、まずAPS-3のトリガー&シアメカニズムが「そもそもどういう仕組みで作動しているのか」を説明する必要が生じるということが、これまでに何度もありました。
けれども、身振り手振りとか黒板にチョークで描いた絵とかでは、どうにも上手く伝わらなくてヤキモキすることもしばしばでした。こちらの説明のしかたが悪いせいとはいえ、「よくわかんないんでもういいです」な表情になってしまう相手を見て無力感にさいなまれるのはもう勘弁ということで、実際に作動するAPS-3のシアメカニズムの模型をプラ板を切って作ってみました。
練習会などでAPS-3のトリガー&シアの仕組みを説明する必要があるとき、身振り手振りじゃどうにも伝わってるような気がしなくて大変なので、解説用ツールとしてこんなものを作ってみました。
(心の声:誰得なんだこれ) pic.twitter.com/fN7LkzfUaP— 池上ヒロシ@次回の亀有ピストル練習会は5月22日(土) (@shippo_star) May 10, 2021
シアCとCバネは省略、ストライカースプリングも省略、トリガースプリングは付けるつもりでしたがなくてもなんとかなりそうなので省略です。
ストライカーを自分の指の力で前進方向に力を入れておいて、トリガーをゆっくりと引いていくとシアが動き、ストライカーの支えが外れると勢いよく前進するというもの。シアがストライカーを支える仕組みが、自分の指にダイレクトに感覚として伝わることで理解しやすくなるというのがメリットですね。
誤作動することもあります。LE2015によくあった「コッキングした際にシアBが十分に上昇せず、シアAとBが中途半端に噛み合った状態でストライカーを支えてしまうため、ちょっとした衝撃で暴発してしまう現象」とかも時々起こります。リアルですね! 蔵前シアとかLE用の特別なシアを組み込んだときにどう変わるかも、部品差し替えで再現できそうです。
もちろんそのために作ったものですから、亀有ピストル練習会には持っていきます。手にとって動かしてみたいというかたはお気軽にどうぞ。
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