前回に引き続き、今回もピストル射撃のときに使うシューズについての話題です。
結論から先に読みたい方に嬉しいお知らせ。「たいして意味はない」ってのが、概ね結論といって構わない感じになっています。前回と同じです。それを踏まえて、微妙におすすめというか「求めるもの」が変わっていたりするところが面白さです。
ピストル射撃用シューズって意味ある?
引用元:Target Talk "Pistol shooting shoes...do they work?"
- 私自身は試したことはないのですが、みなさんがどう考えているのかを知りたくて投稿しました。ピストル用の射撃シューズというものがありますけれど、あれは実際に助けになるものなんでしょうか? ずっと疑問に思っていました。私は普段はトレーニングシューズで撃っています。(タフティ/イギリス、クレーゲートサリー)
- 射撃シューズにスコア向上の効果があると信じる人もいれば、信じない人もいます。大事なことは、いつも同じ靴を履いて撃つということです。射撃場に行くときには必ずシューズバッグを持参して、撃つときには専用のシューズを履くようにしましょう。もっとも、それで必ず10点以上を撃てるわけではありません。ただ、その状態で撃ってる自分の立ち方を「良い」と認識しているのならば、撃つときに立ち方について考える必要がなくなり、撃つときに気にしなければならない他の多くの側面に集中することができます。私のクラブの何人かの射手はコラミの射撃シューズを使っていますが、ある意味で自分の靴に誓いを立てています。私は、フラットソールとバック周りのタイトなキャップを備えた屋内トレーニングシューズを使用していますが、それはほぼ同じことを達成しています。(タイチョー/スイス)
- 私はタイチョーに同意します、射撃シューズが私達の足にもたらしてくれるのは「一貫性(いつでも変わらないこと)」です。はっきり言えば、射撃シューズを履いたからといってスコアが何点か上がるとは思えません。なので、私は「射撃シューズは必要だ」とは言いません。それらは、あってもなくても構わないオプションのアクセサリー、あるいは贅沢品の類と同種のものと認識しています。
私は、自分のコラミ・シューズが気に入っています、素晴らしい靴は素晴らしいフィット感と快適さと安定をもたらしてくれます。だから、あなたが快適で安定していると思う靴を持っていて、あなたが好きならそれらを使ってください。私は実際にトイレでカナダ代表の射手が普通のオシャレ靴で歩いてるのを見た直後に99(おそらく100)を撃つのを見たことがあるので、「“それ”は靴の中にはない」と考える傾向があります。(リチャードH/カナダ、オンタリオ州)
- あまりエレガントではない代替品として、スケートボードシューズがあります。パッド入りの足首を包み込む素敵なフラットラバーソールです。オシリス(Osiris)というメーカーをチェックしてください(トップクラス52/アメリカ、北カルフォルニア)
- 注意してください!
そのシューズが「足首のラップアラウンド」を持っている場合、少なくともピストル射撃に関しては、規則8.4.5.2に従ってルール違反とされてしまうはずです。(レンゾ/アルゼンチン、サンタフェ)
- スケートボードの靴は足首の骨を露出させるのに十分な低さで、余裕があります。「ラップアラウンド」とは、靴に足を入れる開口部周囲のことです。(ウィリアム/米国ニューハンプシャー州)
- 「足首の骨を支えない」というルールの解釈について、射場関係者と議論したくありません。
公式戦ですでに何人もに使われていて、承認されている有名ブランドの射撃シューズを選びます。
数年前、私のチームメイトの一人が私の母国のナショナルズでまさにその状況になりました。なんとか最後まで撃ち切ることはできましたが、メンタルはボロボロでした……(レンゾ/アルゼンチン、サンタフェ)
- >承認されている有名ブランドの射撃シューズを選びます
「既知のブランド」のピストルシューズの中には、用具検査でアウトになるものがあります。(スペンサー/オーストラリア、シドニー)
- 本題に戻しましょう。「射撃シューズには、効果があるのでしょうか?」
私の意見ですが、「はい、効果はあります」。射撃シューズ以外でも、靴底がフラットになっている他の靴も同様に効果があります。その証拠に、試しに靴底がフラットではないMBT(ロッキングシューズ)で撃ってみたところ、30発あたり推定で5~10点はダウンしました。
足の裏は、かかととつま先の下をしっかりと支えるのに十分なほど平らで、柔らかくならないようにする必要があると思います。バランスが必要です。
あなたの足がそれを必要としている場合は、アーチサポートが有効に働くこともあります。私は日常の仕事でアーチサポート付きのシューズを使用していました。サポートのない平らな靴底(例えば「ドックサイド」)で丸一日仕事をすると、足が痛くてたまらなくなったものです。
MBTでの射撃はバランストレーニングとしては良いかもしれませんね(笑)(ルフトスカイッター/ノルウェー)
- >「既知のブランド」のピストルシューズの中には、用具検査でアウトになるものがあります
少なくともコラミのシューズにおいてはその問題は解決済です。ISSF測定機器はたちの悪いジョークグッズにしか見えませんが、現実的にあの組織から他に何が期待できたでしょう。
スケートボード用シューズは良さそうですね。他にもいくつかピストル射撃に向いてそうなシューズがあります。(タイチョー/スイス)
- 数ヶ月前からzurek製のシューズを使っています。最初こそスコアは改善しましたが、そもそも私は射撃をするのがほぼ一年ぶりくらいでした。今週、私はせっかくのシューズを履くのを忘れて靴下のままで撃ちました。最初のターゲットは100、2枚目は99です。
ということは、私にとっては靴を脱いで靴下で撃つのが良いってことですね。オリンピック・トレーニング・センターでの研究でもほとんどの人が靴下のままの射撃でよりよいスコアを出したことを発見しました。
私はランナーでもあります。150ドルのランニングシューズを履いていて、足が甘やかされています。私は最高のインサートをZureksシューズに入れました。それは役に立ちましたが、それでも1時間後、足を感じることができ、試合中にそれが最後に考えたいことです。(デビッドアラウェイズ/カリフォルニア、チコ)
- あなたの靴が迷彩柄ではないことを確認してください(Jチーム/ニュージーランド)
- >コラミのシューズにおいてはその問題は解決済です
どのように問題は解決されましたか?(TB/デンマーク)
- 新ルール対応のコラミシューズは、靴底に横向きに4本の溝が切ってあります。溝付きであれば公式測定器で測定してもなんの問題もなく、検査合格ステッカーを貼るだけです。後加工で同じ溝を切ることもできます。実際に、いくつかの国際大会にはコラミの発明者/デザイナーが「溝切りサービス」のために足を運んでいます。もっとも、溝切りしていない状態の(ノーマルの)コラミ・シューズでもうまくすれば柔軟性チェックを通過できます。(タイチョー/スイス)
- >あまりエレガントではない代替品として、スケートボードシューズがあります
スケートボード用のシューズは、ピストル射撃用として考えると実際にはそれほど良い選択肢ではありません。適切なシューティングシューズはソールが硬いことが利点の一つとなっていますが、数回以上着用したスケートシューズは、その剛性を失い、他の靴とほとんど同じになってしまいます。
私は剛性テストに合格し、撃ち込むのに最適なザウアーシューズを持っています。数人の人が以前に述べたように、それらが提供する主な利点は一貫性であると思います。
少しの間それらを身に着けた後、私の揺れはほぼ完全に止まりました。それらを身につけることには利点があると思いますが、そのほとんどはあなたの頭の中にあります(=精神的なものです)。(ラストマン)
- ピストルシューズは、姿勢の安定性の点で運動靴よりも優れています。しかし、ほとんどのアメリカ人は小さすぎるピストルの靴を購入します。本来は普段使用しているストリートシューズよりも約1サイズ大きいものが適合するはずです。また、靴紐はきつく締められるべきではありません。しっかりとひもで締めると、足のセンサーが体の揺れの変化を感知するのを妨害してしまいます。むしろ少し緩んでいたほうが、センサーがより迅速に修正できるようになります。素足での射撃は、実はとても良好な結果をもたらしますが、冬は……頑張ってください。(RNホーキンス)
- >「既知のブランド」のピストルシューズの中には、用具検査でアウトになるものがあります
どのメーカーの靴だとそのトラブルの可能性があるのか知りたいです。コラミ・シューズは私が知っている中で最も硬いものの1つですが、用具検査はパスします。昨年のワールドカップでもコラミ・シューズが用具検査を通っていたのを見ました。(ロブ/イギリス、ハートフォード)
- >どのメーカーの靴だとそのトラブルの可能性があるのか知りたいです
メーカーに確認しないと100%確信が持てませんが、最近作られたものなら問題なく用具検査を通ります。危ないのはごく短い時期に作られた一部の製品のみのようです。(スペンサー/オーストラリア、シドニー)
- >危ないのはごく短い時期に作られた一部の製品のみ
OK、ありがとう。あの靴底の硬さを計測するデバイスは、ライフル射撃用のシューズのために発明/実装されたのだって聞いたことがあります。
- >靴底の硬さを計測するデバイスは、ライフル射撃用のシューズのために発明/実装された
はい、そのとおりです。ISSF大会で計測器が導入される以前も、ピストルレンジでは「ダックウォーク(ひょこひょこと歩く様子。そういうふうにしか歩けない靴は違反になる可能性があります)」がたまに見られる程度で、大した問題はありませんでした。おそらく1つか2つくらいのメーカーが流行に乗ろうとしたのでは?(スペンサー/オーストラリア、シドニー)
- 「ダックウォーク」は靴底の硬さとはまったく関係はありません。シューターが足の裏を平らに保ちたいと思うことから生まれるものです。最も硬い靴でも普通に歩けば靴底は曲がってしまいますから。あの素敵な靴底硬さ測定ゲージは、実際には問題ではなかった「なにか」への解決策だったわけです。
靴底をなんとかして平らに保とうとする様子は馬鹿らしく思えるかもしれませんが、シューティングレンジの床というものはだいたい硬くて平らなので、靴底も硬くて平らなほうが適合します。(リチャードH/カナダ、オンタリオ州)
- >素足での射撃は、実はとても良好な結果をもたらします
>私にとっては靴を脱いで靴下で撃つのが良いってことです
ということはですね、もしかするとこれなんか、実は理想的なピストル射撃シューズだったりしますか?(ランダムショット/アメリカ・ケンタッキー州)
- >これなんか理想的なピストル射撃シューズだったり
私もそんな気がします。(ベン・アメリカ、テキサス州)
- 私は5本指シューズを試してみたことがあります。見て分かるとおり、極めてタイトです。これを試してみて実感したことは、普通の靴では足から得られる感覚が制限されるため、足の小さな筋肉がバランスを取って揺れを制御する能力のほとんどは実際には働いていないことを発見しました。とは言うものの、この靴で実際に撃ったのは数回のドライファイアだけなのですが。
つま先のゴムは、薄い方がいいと思います。つま先(指先)の先端にある硬い部分は対して保護してくれないにもかかわらず、つま先がまるでしびれているように感覚を感じなくなってしまいます。(リチャードH/カナダ、オンタリオ州)
- 射撃シューズに意味があるかどうか? それはすべて、靴に何を求めるか、何をさせたいかによります。たとえば、私のキーンウォーキングシューズのトレッドは、.22LRの薬莢を拾うのに最適です(笑)(Gホワイト/アメリカ、マサチューセッツ州)
- チャンピオンズチョイス(www.Champchoice.com)で、手頃な価格(75ドル)のピストル射撃用シューズが発売されました。私は新しいカタログで見ただけなので、フィット感だとか快適さだとかをコメントすることはできません。誰かが購入した方がいらっしゃいましたら、まだ買ってない私たちのためにレビューを投稿していただけませんか?(モデストペペ/アメリカ、北カリフォルニア)
- 私はAHGアンシュッツ射撃シューズを使っています。標的交換のためにレンジ内を歩き回る必要がないなら問題はありません。履いたままターゲットまで行ったり来たりするのは正直苦痛で、試合の終わりに靴を脱いで足を開放させてあげるときには喜びを感じます。標的交換機があるならそんな問題はありません。ナイキのスケートボードシューズが、私にとってはちょうどよい良い妥協点になりそうです。(シャドウ)
- 射撃シューズによって与えられるアドバンテージはわずかなものです。集中しなければならない数多くの対象の一つを減らしてくれることによって、集中するべきものにより多くの集中力を分け与えることができるようになる、そういう性格のものです。
私は普段射撃するときにはアディダスサンバのサッカーシューズを履いていますが、コラミも1セット所持しています。サンバは不安定さを感じますが、その理由は単純にそれがサッカーシューズであり曲がりやすいからです。コラミの利点はソールが硬いだけでなく、床に吸い込まれる(貼り付く)ことです。そのため一度足の位置を設定すれば、うっかり滑って位置がズレたり曲がったりするのを心配する必要がなくなります。また、サッカーシューズのように靴がふにゃふにゃと変形したりしないので、足の位置を調整するのが簡単で正確です。安売りセールや適切な販売業者が見つかるのならば、コラミ・シューズはそれほど高価なものではありません。高品質の屋内サッカーシューズよりもはるかに安いくらいです。
もっとも私は射手としては貧弱なうえ初心者なので、靴がどうこうなんてのは重要な要素とは言い難いのですが……。(コッラディーノ)
- 先日の冬季エアガン大会において、私は靴下で撃ってみました。人間は裸足でバランスを取るように進化した生き物なので、理論的にはそれが最も安定したプラットフォームになるはずです。持っていった射撃用シューズが柔軟性テストに合格せずバッグに戻したとき、私は安心してため息をつきました。去年の冬の空気は暖かすぎたようで、普通の靴を履いてるだけでも足が暑くてたまらないくらいで、脱ぐことができたのはむしろ安心なくらいでした。そういう次第で、別の靴を履いたりしないで靴下で撃った私のスコアは、いつもとたいして変わらないどころか、少し良かったくらいです。射撃場が寒いときは靴を履いたほうがいいかもしれませんが。(イサベル1130/アメリカ、ワイオミング州)
- 私は「チャンピオンズチョイス」から購入したシューティングシューズを所有しています。気に入っています。手頃な価格で、他の目的で作られた他のタイプのフラットシューズよりも安定していると感じています。
とか言いながら私はザウアーイージートップシューズも所有しています。はるかに高価ですが、より幅の広い頑丈で柔軟なボトムソールを使用して構築する方がはるかに優れています。ピストルの姿勢がさらに安定します。
私は多くの異なる靴を試しましたが、普段の練習でずっと使っていて慣れているのなら、メーカーが何であっても当人にとってはそれが最良の選択になるだろうという結論に達しました。
射撃シューズを履いたことによってスコアが上がることを期待しないでください。古くから言われてるとおり、地道な練習やドライファイアに代わるものはありません。(ラキラリー)
- 上記の投稿に追加します。チャンピオンズチョイスとザウアーの射撃シューズは足裏に接する部分が平らすぎるように感じたので、Protalus ET75というアーチサポートを追加する必要がありました。(ラキラリー)
- 私にとって射撃シューズは、使い古したストリートシューズを脱いで、靴底が平らな靴を履かなければならないということ、そこに価値があります。ストリート/スポーツシューズはかかとを履きつぶす傾向があり、靴が古ければ古いほど、かかとは潰れてフニャフニャになります。そういう靴で射撃をすると、姿勢が後ろに揺れやすくなってしまいます。かかとが履き潰されてないフラットシューズは、後ろに揺れることはありません。
射撃のときだけ使用するので、普段履いている靴よりもかかとに気を配っています。(ギャリーN/アメリカ、カリフォルニア州)
- 私はチャンピオンチョイスの射撃シューズを持っています。平らでとても安定しています。Creedmoorは先月50ドルで販売されていましたが、私のサイズは在庫がありませんでした。(ブレント375hh/ミネソタ州、ミネアポリス)
- 私はハンガリーの男性からeBayを通じてDo-Win(韓国語だと思います)ウェイトリフティングシューズを購入しました。しばらく前に70ドル未満で購入しました。木製のヒールで非常に安定していますが、甲全体のベルクロストラップは安定性に何ら寄与しないので私はそれを切り落としました。残念ながら少しきつかったので、同じようなストラップが付いたReebokの靴を購入しました(結局これもストラップについては切り落としました)が、こちらは高密度のポリウレタンヒールでした。これらのウェイトリフティングシューズは、ソールの弾力性がほとんどなく、かかと部分の沈み込みが少ないため、非常に安定したプラットフォームを提供します。また、ザウアー、ナイキ、その他のブランドよりも大幅に安価です。Creedmoorは見栄えがします。(ボブギー/オーストラリア、シドニー)
- Champions ChoiceとCreedmoorが販売しているピストル射撃靴は非常によく似ていると思いますが、一方は青で、もう一方は赤です。それらは同じ品質に見えますが、多くのサイズは在庫切れです。私は彼らが快適であることを知っていますが、すでに投稿したとおりにアーチサポートのためにインソールを追加する必要があります。(ラキラリー)
予想外に、「裸足はいいぞ」「靴下で撃つと点が出るぞ」って人が多いのに驚きです。欧米って靴を脱がない生活様式だから、靴を脱いで靴下になる(裸足になる)ってのは上半身裸になるのと同じくらいに抵抗があるって話を聞いたことがある(※)ので、かなり意外に感じました。
※:確か、海外進出したメーカーの工場内にあるクリーンルームにおいて、部屋に入る際には靴を脱ぐのがルールになっていたのですが、従業員が頑強にそれに抵抗するんで説得するのに苦労した……みたいな苦労話を聞いたことがあります
実際にはどうなのか? 「絶対にダメってことはないだろう、理屈には合ってるし」というのが、少なくても現時点で言える確実なところだと思います。靴を履いていようがなかろうが、結局は自分の足は「なにか」の上に立たないとならないのは同じことで、そこで靴を履いてるってことは地面と自分自身との間に余計なものが入ってるわけで不安定になる要素が増えるだけだ――とか言われたら、あまりの理屈の通りぐあいに「あっ、はい」って納得しざるを得ません。
ただし、裸足や靴下で撃つのはルール違反です。ISSFの公式ルールに明確にこう書いてあります。
6.20.3.2 選手はサンダル履きまたは靴を履かない(靴下を履く、履かないにかかわらず)ことはできない。
なのでルールの範囲内で試せることは、「裸足と同じ感覚で撃てるシューズ」になるわけです。ランニングシューズにはベアフットシューズなんてジャンルがありますし、前回紹介した足袋シューズ(私が今使ってるやつ)もその一つといえるでしょう。
あとはそれで本当に点数が出るかどうかですが……。「自分は靴下のままで撃ったほうが点が出た」って人がいますし、前回のエントリーに対するTwitter反応でも「和装で雪駄履いた方がテッポー当たる」という方がいらっしゃいました。ぎゅうぎゅうに足を締め付けるガッチリした靴よりも柔らかくて裸足と同じ感覚で立てる靴のほうがいい、って思ってる人はけっこう多いことが分かります。
どうなんでしょう。硬い板みたいな靴底に足をガッチリ固定する靴が「しっかり安定する一番良いシューズ」だという考え方と、足の指が自由に動く柔らかい靴を使って足裏全体で地面をしっかりと捉えることが「身体全体を安定させる」ことに繋がるのだという考え方。目指すものは同じでも方向性が全く逆といっていいほどに異なります。
どっちが正しいか、なんてのはそりゃもう成績で示すしかありません。射撃競技ってのは点数っていう誰にも文句がつけられない絶対的な指標が存在する世界ですから。これで、もしですよ、足袋シューズが「ピストル射撃用シューズとして極めて優れている」なんていう流れができて世界のピストルシューターがこぞって足袋シューズを買い求めるようになったりしたら胸が熱くなりますね!
これまで書いた射撃入門記事や、受講した射撃講習会・メンタルトレーニング講座で得た知識などをまとめて、「ピストル射撃入門」としてKDP(Amazonの電子書籍)として販売しています。
ピストル講習会 ~エアガンシューティングからオリンピックまで、すべてのピストルシューターのための射撃入門~
ピストル講習会・プレート編 ~3秒射・速射の技術や理論と練習方法について~