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APSプレートと25mピストル速射ステージ

投稿日:2019年1月30日 更新日:

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APSプレートと同じように、「3秒の制限時間内に1発」を繰り返し撃つ25mピストル競技。ターゲットが5つ並んでいますが、これはラピッドファイアピストルと設備を共用しているからで、実際に撃つのは自分の前にある1つのターゲットだけです。

 
いよいよ今週末に迫ったプレート競技レベルアップ講習会(in大阪)に向けて、基礎知識として講師としてお招きする方がメインとしてやっている実銃の速射競技と、APSのプレート競技との共通点や違いを解説します。
※実銃競技に興味ない方は読み飛ばしてください。

実銃競技にも、APSカップのプレートによく似た「3秒の制限時間内に1発を撃つ」種目があります。25mピストルの速射ステージです。銃を斜め下45度に下ろした「READYポジション」から、ターゲットの下にある赤ランプが緑に変わってから銃を上げて1発撃って銃を下ろすという手順で行われます。

25mピストルの速射ステージがAPSのプレートと大きく異なるのは、5連発のセミオートピストルを使うことです。ランプは赤7秒・緑3秒で交互に点灯を繰り返し、5発を撃ったところで1シリーズが終了、それを6回繰り返した30発が速射ステージのスコアになります。

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25mピストル競技で使われるのは、5連発のセミオートピストルです。使用弾薬は22LRです。

 
速射ステージではラピッドファイアピストルと同じターゲットを撃ちます。10点圏は直径100mm、9点圏は180mmです。25mなのでAPSカップ・プレート競技の6mに換算すると10点24mm、9点43.2mmになります。ただし弾の大きさを考慮に入れると実質的にこの数字からマイナス6mmと考えたほうがいいでしょう。

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25mピストル、速射ステージで使われるターゲットです。ターゲットの上下に丸いスピーカーみたいなものが付いていますが、これがランプです。速射ステージではこのランプが赤7秒・緑3秒のペースで交互に点灯します。

 

25mピストルと、APSのプレート(小)の大きさ比較です。APSプレートのほうが近いので、同じ見え方になるように拡大してあります。プレート競技は「BB弾が少しでもカスってプレートが倒れれば得点」になるので、実際のターゲットの大きさより上下左右に3mmずつ外れてしまってもOK、つまり「得点になるエリア」になります。

 
25mピストルの日本記録保持者は小西ゆかりさんです(H30年度全日本選手権・千葉)。そのときの速射ステージスコアは289点です。ほぼ全部が10点(たまに9点)です。APSの距離に換算すると、「6mにブルズアイを置いて3秒射でXをほぼ外さない」というのが感覚として近いでしょう。

大きな相違点は2点。1発撃つごとに銃に弾を込めるAPSプレート、5連発のセミオート銃を使い撃つ・下ろすを5回繰り返す25mピストル。撃ったら次は別の的に移るAPSプレート、同じ的を撃ち続ける25mピストル。けれど違いはこのくらいなものです。

25mピストルの「READYポジション」はAPSプレートの「スタンバイ姿勢」とまるっきり同じですし、合図があってから3秒間だけ撃つことが許されるターゲットを狙うという点も同じです。きっと、要求される技術や練習方法にも共通点は多いはずです!

それぞれの姿勢について、具体的に定められているルールをルールブックより引用します。細かい言い回しに違いこそありますが、基本的に同じものであることがわかります。

 
今週末の日曜、2/3に大阪にて開催される「プレート競技レベルアップ講習会」のエントリー状況は「いい感じに席は埋まったけれど、あと数名くらいならエントリー可能」とのことです。今ならまだエントリー可能ですので興味を持たれた方はぜひ!

プレート競技レベルアップ講習会・エントリーページ


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