本日発売の「月刊Gun Professionals 2018年12月号」に掲載の「ピストル講習会 第7回」では、照準について解説しました。
記事を読んでこのブログを読みに来てくれた方を対象ということで、前振りなしに話を始めます。
照準の過程において、サイトを標的に合わせようと意識して銃を動かそうとするのではなく、意識せずともサイトが自然に標的に合うようにするためには、正しいサイトピクチャーが脳内にしっかりと構築されている必要があります。――と言われても、ピストル射撃を始めたばかりで(始めたばかりでなくても)据銃能力が高くない状態だと、サイトは大きく揺れ動き、正しいサイトピクチャーを実際に目にすることそのものが難しいものです。目にしなければ記憶できません。記憶できなければ構えても正しいサイトピクチャーになりません。そのままでは良くないサイクルに陥ってしまいます。
そのため、実際に銃を構える練習とは別に、理想のサイトピクチャーを脳内にしっかりと記憶させるための練習が必要なのです。いろんな方法がありますがそのうちの一つが、絵を描くというやり方です。点線で薄く描かれたサイトピクチャーを「塗り絵」のように丁寧に塗りつぶしていくことによって、脳内にその絵のイメージをしっかりと記憶させるのです。
掲載した記事ではスペースの関係で塗り絵を8個しか掲載できませんでしたので、ブログではPDFで配布します。どうぞご自由にプリントアウトしてご利用ください。
これまで書いた射撃入門記事や、受講した射撃講習会・メンタルトレーニング講座で得た知識などをまとめて、「ピストル射撃入門」としてKDP(Amazonの電子書籍)として販売しています。
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