※協賛:ノーベルアームズ、アームズマガジン、ライフルショップエニス、フリーダムアート
協力:新宿Target-1
ピンポイントシューティングも今回でとうとう20回となりました。参加人数こそ少ないものの、参加していただいている皆さんはもちろん、過去に参加してくれたことのある方も、「ターゲットを良く狙って、できるだけ正確に撃つ」という射撃競技の根本にして基本である、もっともおもしろい部分の一つを味わっていただけたのではないかと思います。継続は力なり、どんなに小規模であっても細く長く続けていくことできっと何かを作り出すことができると信じて、これからも(ときどき微妙にルールを変えたりとか見直したりとかしつつも)開催しつづけていきたいですね。
さてその第20回ピンポイントシューティング。2月だというのに半袖Tシャツで過ごせるんじゃないかってくらいに暖かくなった、けれども空模様はどんよりと曇ってときおり小雨がぱらつくという、外に出たくなるんだか出る気にならないんだか判断に困る週末となりました。参加人数は5名。トピックとしては姿勢自由、銃の保持方法自由という「フリークラス」へのエントリーが2名いらっしゃったことが挙げられます。特にグランドマスターをベースにライフル化したカスタムを使用のシューターSSさんはほとんどの弾を中心近くへと命中させる安定した射撃を見せてくれまして、驚異的なスコアにてフリークラス優勝となりました。
さてその第20回ピンポイントシューティング。2月だというのに半袖Tシャツで過ごせるんじゃないかってくらいに暖かくなった、けれども空模様はどんよりと曇ってときおり小雨がぱらつくという、外に出たくなるんだか出る気にならないんだか判断に困る週末となりました。参加人数は5名。トピックとしては姿勢自由、銃の保持方法自由という「フリークラス」へのエントリーが2名いらっしゃったことが挙げられます。特にグランドマスターをベースにライフル化したカスタムを使用のシューターSSさんはほとんどの弾を中心近くへと命中させる安定した射撃を見せてくれまして、驚異的なスコアにてフリークラス優勝となりました。
ここでフリークラスを設けた目的や意義について改めて。シューターSSさんのようにハイレベルカスタムを行ったエアガンで精度の限界に挑戦するというのも、フリークラスの楽しみ方としては当然「アリ」です。また、本来なら精密射撃向きとは言えないエアガン(たとえばガスBLKハンドガンなど)を使用して、そういうエアガンでどこまで精密射撃ができるかにチャレンジしてみるというのも、アリです。主催者としてはもう一つ、エアガンを片手で支えて精密に狙うという「ハードルが高い」ことにはまだ慣れていない初心者の方が、銃を台の上などにレストしたり両手で持ったりして撃つ、という参加方法も、ぜひお薦めしたいところです。
「レストして撃つんじゃ、競技にもなんにもならないんじゃ?」と思われてしまうかもしれません。ところが意外にもそうでもないのです。レストしたからといって簡単に満点連発になるほど競技射撃は甘くありません。射撃において「銃を支える」ということは、数ある要素のうちのほんのささいな一つにしか過ぎません。他に大きな要素として、「狙う」というのがあります。また、「トリガーを引く」というのもあります。むしろ、この二つのほうが「銃を支える」ことよりも重要だといっても過言ではありません。正しく狙う技術、正しくトリガーを引く技術、これをしっかりと身につけてから、「銃を支えて止める」技術を身につけるための練習を始める。これが、特にピストル射撃においては王道とされる練習方法になっているほどなのだそうです。
もちろん、レストして撃ったほうがしないで撃つよりも良く当たるでしょうし、点数も高くなるでしょう。それでいいんです。当たり前です。ズルしてるわけでもなんでもなく、クラスが違うのだから点数に違いは出てくるものです。銃を支えて止める、狙いを付ける、トリガーを引く、こういった複数のことを同時にやろうとしてワタワタしてしまうばかりよりは、まず「銃を支える」ってところだけを机に置いた台に任せてそれ以外のことに集中してみるというのは、練習でもそうですし試合でも得るところは多いはずです。なにより、当たらないより、当たるほうがおもしろいんじゃないでしょうか。
さて次回のピンポイントシューティングは、通常どおり最終土曜日となる3月27日に開催されます。場所・時間は今日と同じく新宿Target-1にて11:30~です。玄人なひとも初めてのひとも、ぜひご参加ください。