先日、藤枝で行われた東日本は、そりゃもう酷い点数を撃ってしまいました。ショックのあまり数日間はピストルを手に握る意欲も出なかったのですが、昨日久しぶりに射撃場に行って撃ってみると、思いもよらない場所が物凄く疲労していて筋肉痛が凄い状態になっていることに気づきました。「いつもどおり撃ってる」つもりでも、どうやら身体のどこかに異常に力が入っていたんじゃないかと思います。
それはそれとして、藤枝の射撃場に今年になって新しく入った新型の電子標的が、けっこうクセモノです。岩手でのプレ国体で見たのと同じ、標的自体が明るく光り輝くタイプのものなのです。
外から照らされているのも内側から光っているのも、「標的自体が明るい」という点では同じように思えるのですが、これがまた撃ってみると実に厄介です。標的の明るさにサイトが侵食されて、フロントサイトやリアサイトが半透明になったように見えたり、形が真四角じゃなく台形になったように見えたりしてしまうのです。
「藤枝射場の標的は、岩手のプレ国体のときと同じヤツだ」ということは事前情報でわかっていたので、かつて全日本ピストルが開催されていた朝霞の射場(屋外射場)における、直射日光に照らされたターゲットに対応するために昔使っていたカラーフィルターを持ち込んで事前練習で対応を探っていました。ほとんど真っ暗に近い、一番濃いグレーのフィルターを使ってなんとか、少なくても事前練習では10点連発で実に良い感じでした。
「カラーフィルターは、発光ターゲットに有効らしい」という方向性が見えたのなら、より有効なフィルターの色は何か、ちょうどよい濃さはどのくらいなのかを探りたいところです。とはいえ銃砲店で射撃眼鏡専用のフィルターを購入するとけっこうな値段がします。
なので、近所にあるアクリル屋に行って様々な色のアクリル板の端材を購入しました。無料ってわけにはいきませんが5色をそこそこ安い値段で手に入れることに成功。そして、それを「レンズプロテクター」を作る時と同じ要領で丸く切り抜きます。
純正品じゃないので、射撃眼鏡のレンズにパチンと取り付けなんていう格好良いやり方は使えません。アイリスシャッターの縁に粘着シートかなにかを付けて貼り付ける……みたいな力技になります。ですが、色や濃さのテストなんですからこれで十分。
実際に射場で試すとどうなるかは今週末(マスターズin藤枝)でのテスト次第ですが、とりあえず先週に撮影してきた藤枝射場のターゲットの写真と、Photoshopで合成してみて、どんな具合になるのか試してみます。
とりあえずは自分用として作ったカラーフィルターですが、まだ素材は余っていますので、5色セット1,000円(税込・送料別)にて販売したいと思います。「あきゅらぼ通販」よりお申し込みください。
※今週末のマスターズにもいくつか作って持って行こうとは思っています。