明日の日曜日は、赤羽にあるフロンティアビル2F射撃場にて、エアガン(オモチャとして販売されている、樹脂製の弾を撃つ銃)を使った精密射撃の大会を開催します。
「BB弾を一発ずつ発射できるエアガン」なら基本的になんでも使用可能です。ホルスターなどの特別な道具も必要ありません。「ターゲットを狙って弾を撃つ」という、シューティングの最も根本となるところをどこまでマジになってやれるか、を競うみたいな大会です。どうぞお気軽にご参加ください。
ほんでもって今日は、実銃の方(エアピストル)の全国大会が朝霞であったわけですが。ここ何回か、試合には遅刻ギリギリが続いていたので今回は余裕を持って…のつもりが、出かける直前に用事が入ったりなんだりで、ついに今回は遅刻をしてしまいました。20分ほど。反省。ほんとに反省。だからここに誓います、次回は最低でも30分前には会場に着くように出ます!
今日の大会は、ただ時間が足りないってだけじゃなくて、銃のエアも足りない状況でした。満タンにしてあった予備のエアシリンダーがあったのですが、銃に取り付けようと思ってゲージを見てみると、なんとゼロを指してます。用意してあるのは、すでに試合を一回分(試射も含めて)撃った、残量ゲージが半分どころか1/3を余裕で下回ってるシリンダーだけ。こんなんで60発+試射を撃ち切れるのか……と、ドキドキの射撃スタートです。
試射はもう4~5発くらいで終わらせていきなり本射に突入したのですが、23発撃ったところでコッキングレバーにロックがかかります。モリーニCM162Eは、エアの残量に合わせてコッキングレバーの近くにあるフックが少しずつ動き、ある一定量以下になるとレバーに引っかかってロックされる仕組みなのです。手動でフックを外せばコッキングはできるのですが、このロックがかかるようになるともう撃てる残弾はわずかです。確実に撃てるのはせいぜい20発程度、そこから先は未知の領域です。残り弾数は37発。かなりギリギリ……というか、絶望的といっていい弾数です。
こうなると、撃ってて気になるのは当たってるかどうかとか以前に、エアの残量はどのくらいあるのかってことばかりです。この銃には反動軽減装置の類はついてないので、撃った弾の反動がダイレクトに手のひらに感じられます。エアの残量が「あと2~3発」ってところまで減ると、弾速がガクンと落ちて反動に変化が現れます。いつもは「ビシッ」とくる反動が、「ぷにゃっ」って感じになるんです。そうなると着弾位置も大幅に落ちるし、さらにはターゲットに開く穴がまんまるじゃなくて縦長になってきます。いつ「ぷにゃっ」が来るか? 手のひらに全神経集中です。
結果としては、最後の一発まで撃てました。最後の1~2発は反動の変化をわずかに感じましたが、ターゲットの穴もまんまるのままでしたし着弾位置もそれほど大きく変わりませんでした。それどころか、意識してた場所がいつもと違う所だったため、今のグリップの問題点を確認できたという副産物がありました。サイト、トリガー、左右前後の重心、肩や首の感覚といったものはいつもの練習でルーチン的にチェックしてるのですが、「手のひらの感覚」ってのはけっこう盲点でした。過去にパテを盛ったりした場所が、今になって手のひらを不自然に押して銃の挙動に悪影響を及ぼしているっぽいところがあります。大会終わって家に帰って、早速ナイフを取り出して余分なパテを削り落としてたりします。