※協賛:ノーベルアームズ、アームズマガジン、ライフルショップエニス、フリーダムアート 協力:赤羽フロンティア
真夏日となった7月3日、APSシューターで賑わうフロンティアビル2F射撃場にお邪魔させていただいて開催された第7回・赤羽PPSですが、総勢で14名もの大勢の参加者に恵まれました。ありがとうございます。
当たるも八卦当たらぬも八卦になりそうな遠距離極小ターゲットを撃つ赤羽PPSですが、今回は僅差での争いが繰り広げられる白熱のマッチとなりました。ブルズアイとプレートが終了した時点で6名が90点台にひしめき、総合結果でもトップ3人はなんと1点差ずつしかついていません。
これが、今回の合言葉(?)でしょうか。練習時間(サイト合わせ時間)を10分ほど設けましたが、そのときはほぼ確実にプレートを落としていたのにもかかわらず、本番になると惜しい感じで金属ターゲットに弾き返されてしまったり、あれ、今撃つつもりなかったのにといった時にトリガーに力が入ってしまって、どこに当たったのかもわからないようなミスショットをしてしまう…。
そういった「分かりやすい大きなミス」でなくても、練習でのパフォーマンスが本番でそのまま発揮できるって人はそれほど多くないでしょう。今回はPPSとしては多かったとはいえ、それでも参加者は20名足らず。APS本番に比べたらちっちゃなマッチですが、それでも「これが本番」というプレッシャーは、これでなかなか馬鹿にしたもんじゃありません。
じゃあ練習しないでぶっつけ本番で臨んだら良い点数が出るのかというと。まあ、場合によってはそういうことってあります。「ダメでもともと」みたいな開き直りによってプレッシャーを感じることなく、自然体で撃つことができて、結果をみると悪くない。決して珍しいことじゃありません。が、あくまでそれは「悪くない」レベルの話。もっと上のレベルに行きたいと思うなら練習しないわけにはいきませんし、練習をしてしまったからには、「これだけやったんだから」というプレッシャーを感じないわけにはいきません。練習はプレッシャーを生むわけですね。ジレンマです。
でもまあ、それも含めてスポーツなんでしょう。練習の成果を発揮できなくて悔しい思いをしたり、発揮できて嬉しい思いをしたり、そういったこと全部が「スポーツの面白さ」なんでしょうね。
APSカップ本戦まであと2週間を切りました。私を含めて参加される皆さん、せいぜい「プレッシャーの元(練習)」を積み重ねようじゃありませんか。