新宿にあるインドアサバイバルゲームフィールド「MMS」にて初開催となる「ひたすらブルズアイ」。フィールド内ではなく、5mがギリギリ撃てる(幅はそれなりにある)レンジをお借りしての開催です。
※協賛:マルゼン、ノーベルアームズ
協力:新宿MMS
この新宿MMSには「APS部」と呼ばれる方々がいらっしゃって、APSカップ・ルールでの練習会だけでなく、「あきゅらぼオリジナル・ブルズアイターゲット」を使っての「ひたブル」なんかも普段から練習されているという噂を聞いていました。そんな、彼らにとってはホームタウンとなるシューティングレンジに、強引に乗り込んでいって開催させていただくわけです。きっと手強い相手がいるに違いありません。
初参加の方も、競技会に参加するのが初めてというだけで自宅での練習はかなりされている方のようで、APS-3の取り扱いにも不安なところは全くありませんし、標的を見てもかなりまとまっています。ただし、まとまっている場所が中心から外れてしまっていたり(それも外れる方向が毎回異なっているのでサイト調整の問題ではなさそう)、10-10-9-9を撃った後に別のターゲットで0点を撃っていたりという、「何か、それさえ気をつければ劇的に改善されるみたいな要素がありそう」な感じのする外し方をしていてスコアがそれほど伸びていない、という形だったりします。
こういうとき、横や後ろから見るだけで問題点を発見して適切なアドバイスをできるような敏腕コーチがいるといいんですが、私は全くそんな技能を持ち合わせていないので、「これだけ当たる人が下手なわけないんだし、何か簡単なことですごく良くなりそうなんだけれどねえ……?」とターゲットを一緒に見ながら首をひねるしかありません。なにせ、自分自身についても同じように撃ってるつもりで全然違うところに飛んでいってしまうことがある理由を10年かかっても明確化できず、機械(SCATT)の助けを借りてようやく(完璧だと思っていた)トリガーの引き方とサイトピクチャーの作り方に問題点があることを発見し、その解決方法も見つけて、自分の射撃を10年前まで巻き戻しして、もう一回やり直しをしているような有様だったりします。
当たったときは、どう撃ったら当たったのか、外した時は、何が原因で外して何に気をつければ今後同じことをしないで済むのか、1発1発考えながら時間をかけてじっくりと「標的にサイトを合わせて、トリガーを引く」という行動を繰り返していく、その繰り返しで初めて分かってくることというものは、けっこう多いです。2分5発という超ハイペースの射撃を2回だけ行って、さらにはターゲットの形状や距離や時間が違うステージを次々に撃っていくAPSカップは、競技としては面白いのですが練習のときも同じ時間制限・同じステージ構成でやっていたら、「考えながら撃つ」余裕がなくなってしまうのではないかと思います。
これが、本番直前の6月半ばだったら、難しいことは考えず本番と同じステージ構成で少しでもたくさん撃て、というのがスコアアップのための正しいアドバイスになるのでしょうが、まだ5月も初旬です。まずは基本となる(そして得点も最も大きい)ブルズアイだけに的を絞って、じっくりと自分の射撃を磨いていくには、まだ遅すぎることはありません。
さて、次回の「ひたすらブルズアイ」の予定ですが、現在調整中です。場所や時間が決まりましたらサイト上の告知やTwitterにてお知らせしますので、もうしばらくお待ち下さい。