射撃競技というのは、基本的には自分との戦いとされ、結果に関係してくる要素は自分と銃と的、それで全部。「先行逃げ切り」も「後からの追い上げ」もなく、成績が良いも悪いも自分次第、他の人の結果に影響されるなんてことはない。
そのはずなんだけれど……。
大会に何度も参加していると、なぜか「みんなして妙に良い点数を撃つ日」と「みんなして妙にダメダメな点しか撃てない日」というのがある。射場が屋外にあったりするのならば天候の影響ってのもあるんだろうけれど、冷暖房完備の屋内射場ですら明らかにそういった「全体的な傾向」みたいなのが現れたりする。不思議だ。
そんなわけで、先日の日曜日に長瀞で開催された全関東ピストルが、まさにその「妙に良い点数が出る日」だった。私個人の成績でも、23発くらいを撃った時点で「あれ、コレって今日は8点撃たずに行けるんじゃね?」って思えるペースだったりしたし。先日の岩手プレ国体、アレはアレで逆に「妙にみんなダメダメな日」だったのだけれど、あの時にコレが出てればなあ。
屋内とはいえ基本的に暖房はほとんど効いていない極寒の射場なのだが、マスターズと同時開催ということもあって流石にみんな百戦錬磨、防寒対策はバッチリ。中にはそのまま冬山で一晩過ごせそうなくらいの重装備な人までちらほら。
私も、ユニクロヒートテック装備にハクキンカイロ、さらに上にはユニクロの新製品「防風シルキーフリースジャケット」なんてものを着込んで準備は万端、と思ったのだけれど、その防風フリースジャケットが、やたらと暑い! フリース生地で防風のフィルムを挟んだってことなんだけれど、気温は5℃とかそんな感じのはずなのに着てるだけで汗だくになる勢いだった。
(こんな感じのやつ。これはユニクロじゃないけど)
今年の大会はこれにて終了。今年は、とくに前半は警察にAP取り上げられたりと散々な目にあったが、最後にようやくまともな点が撃てて良かった。次は来年1月、毎年恒例の石巻だ。