毎年、亀有ではこの時期に「大道芸祭り」なんてものが開催されている。ただ私は、ここ数年は11月の最初の土日というと山梨の勝沼で開催されているワインツーリズムにでかけるのが恒例になっていたから、地元イベントは事前に告知されているポスターやチラシでしか見たことがなかった。
ただ、今年は仕事関連でいろいろとあって山梨で呑んだくれるどころの騒ぎじゃなかったためワインツーリズムへの申し込みは見送り、久しぶりに地元で過ごすこととなった。大道芸祭り、地元イベントながら初体験である。
大道芸祭り、初開催は平成21年というから今回で6回めになる。駅前や駅近くの公園など、数カ所で何人かのパフォーマーが持ち回りでいろんな芸を披露していく。といっても「TVで大人気の有名芸人」ってわけではないらしいので、押すな押すなの大盛況ってわけにはいかず、場所や時間帯によっては誰一人足を止めない中、行き交う人々に向かって虚しくパフォーマンスをし続けるという涙を誘う状況になったりすることもある。まあ、大道芸ってのは余程の人気者でもないかぎりそういう状況ってのは慣れっこだろうとは思うのだけれど。
お約束のジャグリングや手品の他、和太鼓演奏だとかチアリーディング、なんかコントめいたものをやってる人もいたりしてけっこう多彩だ。天気はけっして良いとはいえない曇り空ではあったけれど、雨にふられることなく1日を終えることができたのは関係者一同胸を撫で下ろしているんじゃないだろうか。
それにしても、日曜に地元の街を歩きまわることってめったに無かったんだけれど、亀有って、休日には大勢の人でごった返す人気の街だったのね……。