すっかり暖かくなりました……を通り越して、夏真っ盛りとしか思えない灼熱の猛暑で始まった6月ですが、みなさん体調とか崩したりしてませんか? 私はやばかった……。
そんな6月の最初の日曜日となる6/1、いつもの赤羽フロンティア2Fシューティングレンジで開催しました「ピンポイントシューティング」と「ひたすらブルズアイ」の結果をお送りします。
まずは前哨戦、5mでのピンポイントシューティングから。今回はAPS富士見練習会の「あづ」さんが参加です。ナルミさんも久々ですね。
それにしても普通に90点台とか出るようになりました。プレートも、ターゲットの大きさは同じなのに「なぜか当たらない!?」みたいに混乱して大きく点数をロスする方も以前は多かったのですが、今はみなさん安定して高得点を出されるようになりました。まず最初にターゲットに対するメンタルが「とりあえず、全部抜く」という方向でスタートし、仮に最初の方でミスしたとしてもそれで自暴自棄になったりせず残りのターゲットを確実に落とす。みなさん自覚されてないかもしれませんが、ピンポイントシューティング始めた数年前と今と比べると、参加者の皆さんのメンタル、物凄く強くなってます。後ろから見てると良く分かります。
ブルズアイとプレートではほとんど差がつかず、ちょっとギャンブル的要素が強いKYLで決着がつくといういつもの展開になりました。優勝はシマヤさんです。
次に、距離は5mのままガスブロ限定の「ひたすらブルズアイ」です。今回は特別にフリントロックピストルもOKということに。これはKTW製のエアコッキングで、サイトもなにも付いていないのだけれど妙によく当たるエアガンとして一部に人気です。自作のオープンサイト(当時風の言い方をすると「前目当て」と「中目当て」って感じでしょうか)を取り付け、精密射撃仕様に改造されていました。といっても重い上に引きやすいとはいえない形のトリガーで苦戦したのか、最初はあまり良いとはいえないスコア……けれど尻上りにスコアが上がり、3シリーズ目はもう十分に良いといっていい点数となっています。この先、トリガーのメカニズムとかトリガーシューの形とか工夫されたりしたら凄い点数をたたき出したりするかも?
ヤマナカさんはマルイのハイキャパに、フロンティアから発売予定のハイキャパ用マウントレール(試作品)を取り付けての参加です。ハイキャパ5.1は、ノーマルだとフロントレールが付いていませんがシャーシ裏側に穴を開けられるようなくぼみがついていて、そこを突くと穴が開いて付属の小さいレールをネジ留めできるようになっています。そのネジ穴を利用して取り付けるタイプのものですね。
私は、前回まで妙に給弾が不安定だと思ったら、大昔に交換した軽量樹脂製ブリーチの変形によるものだということがわかったので、ノーマルの金属ブリーチに交換して臨みました。我ながらよく保管してあったなあ、こんな昔に取り外したパーツ……。「確かここらへんにしまってあったはず」と思って開けたパーツ箱、その一発目でビンゴでした。ブローバックの衝撃は大きくなっちゃいましたが、スチールチャレンジみたいに連射するわけじゃないんで問題なしです。なかなかに良い点数を出してくれました。「主催者のくせに空気読まずに優勝」です。
最後に、APS競技銃ありの「ひたすらブルズアイ」です。参加人数も一気に増えて14名となりました。ありがとうございます。
ピンポイントシューティングではAPS銃で参加されていた「あづ」さん、こちらにはなぜかガスブローバックのハイキャパで参戦です。JANPS用に仕立てたカップガンがベースなのだけれど、ハイキャパの特性を活かしてパーツの組み換えで様々なマッチに対応できるようにしてあるのだとか。
ひたすらブルズアイに使っているピンポイント特製ブルズアイターゲットは、APSカップでいうところの10点をさらに2段階に分けて外側を9点、内側を10点としています。20発を撃ったときの得点を180点台後半~190点台に持って行こうとすると、9点平均では足りず10点をどれだけ増やせるかが重要になってきます。そのため、APSカップでのブルズアイ競技のように「黒丸に入ればとりあえず10点確保できる」とばかりに放り込むようにして撃つのと、限界まで可能なかぎり中心に近い位置を撃てるように正確に撃とうとする「ひたすらブルズアイ」だと、撃ち方が変わってくる、という意見も聞きますが……。
10点が大きくても小さくても、可能な限り正確に撃とうとするってのは精密射撃での基本だと思うんですよ。黒丸に入ればいい、と妥協して撃っちゃった結果は、やはり妥協したなりに黒丸をいくつか外す結果になりがちじゃないでしょうか? もっとも、自分の実力以上に「より正確に」撃とうという気持ちばかりが先走ってしまって、トリガーを引くべき場所で引けなくなる症状に悩まされる人向けに、トリガーを引くことの恐怖を和らげるためにあえて10点を大きくした的を撃つ「ビッグ10」って練習方法もあったりしますが、もっと正確に撃てる実力があるのに、当てときゃいいやと妥協してトリガーを引いてしまうクセがついてしまうというのは、やはりどこかでスコアが頭打ちになってしまう原因になるのではないかと。
というわけで、「ひたすらブルズアイ」でひたすら中心を限界まで狙っていく感じを体験することは、きっとAPSカップでのブルズアイ競技のスコアアップにも繋がるんじゃないかと思いますよ!
今回の結果は、私とアベさんが60発撃ったところで同点首位にならび、いつもどおり「ピンポイントシューティング」でのプレート競技を使ったシュートオフに入りました。アベさんはピンポイントシューティングのほうはあまり参加されていなかったのでぶっつけ本番っぽくなってしまい(練習時間を設けるべきでしたね……)、慣れてる私の勝利となりました。空気読まずに。それにしても、撃ってる最中ずっと、当てると負けだとか外すと負けだとか喋り通しのアベさんのメンタルはある意味で凄いというか。APSラジオでも、公式練習会で撃ちながらずーっとジャッジをやってる自分に話しかけられ続けて、相槌うつわけにもいかないし困ったってRISKYさんがボヤいてましたっけ。
さて次回ですが、ピンポイントシューティングは一回お休みとなります。そして「ひたすらブルズアイ」は、6月29日に新座総合体育館で開催される富士見APS練習会にお邪魔して、レンジの一角を使わせてもらって開催となります。土足禁止の体育館ですので、普段靴とは別に上履きが必要になりますので注意。参加費などくわしいことについては、あづさんのブログ「APSカップにつんのめっちゃう!」にて発表される告知をごらんください。
「ひたすらブルズアイ」については、別途参加費は必要ありません。富士見練習会の参加費のみでエントリー可能です。
ひたすらブルズアイ用のターゲット(ピンポイント・ブルズアイターゲット)の使用料は無料です。何枚使ってもタダです。
販売用に冊子になったものも持っていきます。2枚複写式のA4サイズのターゲット50セット(100枚)になっているものを下記の価格で販売します(富士見APS参加記念・特別価格です!)。
1冊:800円(通常価格:1,000円)
3冊:2,000円
可能な限りたくさん持っていきますので、どうか皆さんよろしくお願いします…。