トイガン射撃

今週末は赤羽フロンティアでPPS&ひたブルです

投稿日:2014年5月28日 更新日:

今週末の日曜日、6月1日は赤羽フロンティア本店2Fにあるシューティングスペースにて、「ピンポイントシューティング」と「ひたすらブルズアイ」を開催します。

距離は全部5m。ジャンルとしては精密射撃、いわゆる「APSカップみたいやつ」です。ただし、APSカップよりもずっと制限時間が長く、狙うターゲットの大きさや形状も「直径22mmの黒い丸」と共通になっていてステージごとに特殊なテクニックが必要になったりしないのが特徴です。

例によって、APS競技銃が使えない「ガスブロ限定ひたすらブルズアイ」も行います。一つだけでも全種目通してでも、参加方法は自由ですのでお気軽にご参加ください。

「面白いから聞け」って言われたAPSラジオ、時間がないんで後回しにしてましたがそう言われたからにはと聞いてみました。第1回から、自分の名前がここまで連呼されてるとは思ってもいませんでしたのでさすがに悶絶しました……。

そのAPSラジオ第1回でも話題にでてましたが、「はたしてPPSやひたすらブルズアイに出ることで、APSカップは上手くなるのか?」ということについて。

APSカップそのもののスコア、具体的にはブルズアイ・プレート・シルエットと3つある種目の合計点が確実に上がるとは、さすがに断言できません。APSカップの3種目は、同じエアガンを使って同じような撃ち方をする同じような競技だと考えてる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違う競技です。もちろんトライアスロンの水泳・自転車・長距離走みたいに根本から異なるってわけじゃありません。そうですね、たとえるとしたら陸上競技の高飛びと短距離とか、3000mと3000mハードルとか、その程度には違うと言えるんじゃないかと思います。

PPSやひたすらブルズアイは、シルエット(特にプローン)とかプレート競技についてはあまり考えていません。メインとしているのはブルズアイ競技です。だから断言できるとしたら、「ブルズアイのスコアは間違いなくアップするでしょう。その他の種目については練習次第ですからなんとも言えません」ってところでしょうか。

勘違いされるのが怖いので一応書いておきますが、私はAPSカップのルールを批判してるわけじゃありません。全くタイプが異なる3つの競技を組み合わせたものにすることで、攻略が難しくなり結果的に単一ルールでのエアガンシューティングマッチとしては極めて長い期間、大勢の人々に楽しまれ続けるマッチとな りました。これは凄いことです。

APSカップのルール考案者は、コンバットマガジンなどでライターをしているケン野沢さんだと聞いています。APSカップという一つのシューティング文化がここまで日本に根付いたのは、ケンさんによる絶妙なルール設定の功績がとても大きいことは多くの方が認めるところだと思います。もし、APSカップが実銃のエアピストル競技・エアライフル競技と同じように「同じ形・同じ距離のブルズアイターゲットを延々と何十発も撃つだけ」のルールだったらここまで長いコンテンツになったかどうか。

※写真はAPSカップ本大会にてブルズアイを撃つケン野沢さん。「トイガン文化を守る会」のWebサイトより引用。

ただ、やはりAPSカップのルールは根本的なところで「スピード系」なんですね。比較的大きなターゲットを、短い制限時間内で確実にヒットすることが求められるタイプのものです。「完璧な射撃」というものがあって、それをどれだけ正確に繰り返すことができるかを競う精密射撃とは、根っこのところで「なにか違う」と感じてしまいます。

しつこくてスイマセンが、それが悪いってわけじゃないんです。それが面白さであり、多くの人に愛されている理由の一つなんだと思います。ただ、エアガンでの精密射撃競技としてAPSカップが代表例として出されるのを見ると――実際に自分もそういうときはAPSカップを第一に挙げちゃいますが――、いや違う、そうじゃない、APSカップは精密射撃競技というよりはむしろスピードシューティングに近い存在なんだ、ってツッコミを入れてしまいたくなってしまいます。

けれどそんなこと言っても、なかなかわかってもらえませんよね。「まあ、イケガミさんの感覚はちょっと普通と違うから」みたいな扱いまでされたりしました。それもしょうがないといえばしょうがないことです。「じゃあ、どんなのがお前の言う『精密射撃競技』なんだよ!?」って言われたときに、「えっとね、つまり、こういうのだよ」って示せるものが、エアガンを使った競技の中には存在しないんですから。

ピンポイントシューティングを始めた理由ってのは、実はソレなんです。「つまり、こんな感じのが精密射撃競技なんだけれど、これはこれで面白いと思わない?」ってのを、皆さんに提示できるものが欲しい、そう思ったからなんです。といっても、実銃のエアピストルやエアライフル競技みたいにブルズアイだけずーっと撃ち続けるなんてマッチを始めても皆さんに参加してもらえるかどうか自信がなかったために、自分なりに(ケンさんの真似をして)こうすれば面白くなるんじゃないかといろいろ追加したのがピンポイントシューティングだったんですね。

その意味では、ピンポイントシューティングよりもひたすらブルズアイの方が「まさにソレ」な感じのルールになります。ひたすらブルズアイが、こんなに多くの人に面白いと言ってもらえて、実際に大勢の参加をいただけるマッチになるなんてのは予想外でしたし、物凄く嬉しいことでもあります。

「ひたすらブルズアイ」の開催は、それほど多くの機材を必要としませんし、運営に大勢のジャッジが必要になったりもしません。極端な話、10~50人くらいのマッチでしたら私1人でOKです(慣れてる参加者の方の協力あってのものですが)。やってみたい、興味があるという方がいらっしゃれば、機材を持って駆けつけます。出張開催ですね。距離も5mですのでそれほど広い場所が必要なわけでもありません。実際、京都ASWさんところにお邪魔して出張開催したこともありますので実績もありますよ!

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