※協賛:ノーベルアームズ、ライフルショップエニス、銀座銃砲店 協力:赤羽フロンティア
悪かった結果はスパっと忘れてなかったコトにして、ポジティブな気持ちで次に向けて練習するのがドツボにはまらないコツだ…みたいなことがメンタル本に書いてあったけれど、ホントになかったコトにして結果もUPしないなんてわけにはいかないので、ちょっと駆け足の簡易版になっちゃいますが6月のピンポイントシューティングの結果です。
先日作った10m対策サイトの実力や如何にといった感じだったのですが、テストでは上手くいったのに本番ではどうも上手く行かず点数が……。
まずは10mから。ブルズアイで高得点、その後も順調にスコアを稼いだシオジャケさんがトップ、プレシジョンクラス(スコープとか使わないクラス)ではKYLでは0点になってしまったもののそこまでそれなりに稼いでいたアタラシさんがトップとなりました。私は……テストしたときは黒丸(APSターゲットでいうところの10点圏、PPSだと9点圏)をまず外さないレベルで良く当たってた10m対策サイトが機能せず点数がボロボロに……。
次に5m。ライフルでトライしたタケダさんが、それこそ弾痕が全部1個にまとまる勢いでのタイトグルーピングでトップスコアです……が、5mではライフル使用の場合はフリークラス扱いとなります。プレシジョンクラスでは、KYLの最後に撃った一発がものすごい見事にど真ん中にあたって満射になった私がかろうじてトップとなりました。これは、他の皆さんがことごとくKYLで撃沈してしまったというのが真相に近いかもしれません。
写真にはありませんが、今回のPPSではタケダさんが所属している区のライフル協会から、デジタルスポーツピストルをお借りして来てくれており、合間にみんなで撃ったりしていました。デジタルスポーツピストルは赤外線レーザーを使って専用のターゲットと通信する非実弾系の射撃ピストルで、弾を撃つ部分以外(グリップとか、トリガーメカニズムとか、サイトとか)は全てホンモノのエアピストルを使っているものです。特別な許可なしに買えますが、生産元が生産を終了してしまっているため入手が困難(銃本体はまだなんとかなりますが、ターゲットが手に入らない)というのが残念なところ。いちおう国体の種目になっていたり、公式な大会が開催されていてそこでの成績は実銃を所持したときと同じ公式な「実績」になったりと、玩具銃での射撃競技に比べると一段高いところに目指すべき場所があるのが特徴になっています。
そのかわり値段もちょっと高いです。なにせホンモノのエアピストルを改造して作ってますから、銃本体の値段もエアピストル(だいたい20万円ちょっと)よりも高くなってしまいます。せめて5~8万円くらいだったら普及の後押しにもなったろうに……。
デジタルで才能を発揮してたのは、初体験のゴトウさんです。10点を7連続?8連続?くらいで撃ってました。なかなか出るものじゃありません。お住まいの近くにデジタルが置いてある射撃場があれば良いのですが、最寄りの射撃場は昔のビームピストルだけ。ビームもそれなりにちゃんとした非実弾系射撃競技ではあるのですが、デジタルに比べると構えた感じもトリガーの感じもまるで実銃と異なってしまいます。デジタルの設備はちょっと足を伸ばす必要があるそうです。上手く仕事や日常との折り合いが付いて実銃射撃の世界に足を踏み入れてくださると嬉しいですね。でっかい荷物を抱えて持ってきたタケダさんの苦労も報われるというものです。
休憩を挟んでひたすらブルズアイです。今回は大きなマッチと開催日程が重なってしまった関係で参加人数が少なく、「優勝するなら今しかないんじゃないか?」なんて言われていましたが、ダメでした。
私個人の調子が良くなかったこともありますがそれ以上にシオジャケさんのスコアが良すぎです。第1・第2シリーズの調子のまま第3シリーズまで続いていたら、なかなかに驚異のスコアになっていたことでしょう。
さて、駆け足でサクッと紹介してしまった6月のピンポイントシューティングでした。次回、7月はスケジュールの都合により土曜日、7月6日の開催になります。APSカップを次の週に控えた最終調整も兼ねて、どうぞみなさんご参加よろしくおねがいします!