※協賛:ノーベルアームズ、アームズマガジン、ライフルショップエニス、フリーダムアート
協力:新宿Target-1
ピンポイントも今回で24回。始めてから2年が経ちました。始めた動機といったら単純なもので、「こんなマッチがあったら、『俺』が活躍できる!」なんて感じのものでした。始めた当初、自分が主催してるマッチには基本的に自分は参加できないってことに気づいて愕然としたりしましたが(笑)、やってるうちにこういった時間制限の長い精密系マッチの面白さとか「すごさ」ってものを少しはエアガンユーザーの皆さんにお伝えできてるんじゃないかと思うようにもなってきました。今では自分もフツーに参加してますし。
さて今回は、APS公式記録会のライフル部門と日程が重なっているため、「いつもの」方が数名いらっしゃらない形になっています。その変わり初参加の方、久々の参加の方も交えて人数的にはここ数回と同じ程度の開催となりました。展開は予想外に熱い展開。ハンデ込みだと7人中5名がほぼ横並び。そのなかの一人、初参加の「しのぶ」さん(元帥さんとか呼ばれてました?)の使用銃はなんとガスブローバック。ソードカトラスって(マンガ・アニメ登場キャラクターの使用銃ってことは別とすると)基本的にはKSC・92Fのロングバレル仕様ってだけで特に精密射撃向けのカスタムガンってわけじゃなかったハズじゃ・・・? 後で聞いた話によると、チャンバーやロアフレームは交換しているものの、バレルやトリガー周りは特別なチューンをしているわけではないとのこと。時間の使い方といい、普段から精密系射撃をやってる経験者か、でなければ精密射撃の申し子か!?
一方の私は、ブルズアイはそこそこ良い点数が取れたのでこのままプレートも満射して逃げ切りを図りたいところが、残念ながら2発を外したため結果的にはプレート終了時点で超僅差にてオクツさん、ヨシダさん、私の3人(ハンデ込み)が並ぶことに。KYLは「何点を取ればOKなのか」が分かっていると難易度が下がる競技でもあります。順番だと私がいつも最後に撃つ形になるので、他の人の点数を見てどこで撃つのを止めるかを判断できる私がこのままでは一番有利になってしまいます。それじゃ申し訳が立たないので、「他のみなさんが銅であろうと、私はKYLを最後まで撃ちます」と宣言。これで駆け引きは無しです。
スコアトップのオクツさんはKYL初体験。ルールを少々勘違いしていたことがわかったので改めて撃ち直しということに。ハンデ込みだと10点差で2位のヨシダさんは、最後の20点は撃たずに2・8・10をヒットした時点で終了。最後に私とオクツさんで並んで撃つ形になりました。制限時間は決して長くはない3分、大急ぎで2・8をヒットし、10もしっかり狙ってヒット、最後に残った20(APSターゲットでいうと、X圏に当たらなければ0点というターゲットです)を狙います。悪くはない感触でトリガーが引けたものの、弾は少し横に逸れたような!? 一方、時間をたっぷり使ってねらい込んだオクツさんも最後の20点にトライ。
この時点で(2・8・10には当たっていたという前提で)、オクツさんが20をヒットしていればオクツさんの優勝。オクツさんが外していて私が20のヒットに成功していれば私の優勝。二人とも外していたらヨシダさんの優勝という状態です。ドキドキのターゲット回収・・・。
結果、私はわずかに20を外していたためKYLは0点。オクツさんは見事にヒット、ガッツポーズです。KYL一挙40点で、第24回ピンポイントシューティングは、オクツさんの優勝に決まりました。おめでとうございます。
さて次回のピンポイントシューティング。恒例どおり最終土曜に開催してしまうと、APS本大会のライフル部門と重なってしまうので、一周早めます。7月24日の土曜日、いつもどおりの新宿Target-1にて開催します。本大会へ向けての調整や情報交換などにご活用ください。またAPSに参加されないかたもぜひどうぞ。