※協賛:ノーベルアームズ、ライフルショップエニス、銀座銃砲店、フリーダムアート 協力:赤羽フロンティア
すっかり年の瀬も押し迫って来ました。今年から始めた赤羽PPSもついに12回。第0回のテストマッチを昨年の末に開催したわけで、ちょうど一周年となります。大勢のご参加をいただきありがとうござした。また、素晴らしい会場を貸してくださっている赤羽フロンティア様にもお礼を申し上げます。
来年もピンポイントシューティングを続けます。赤羽フロンティアさんのイベントスケジュールと相談になりますので、1月以降の開催日の発表はもうしばらくお待ちください。
さて今回は、いつもと違って「4つめのステージ」を設けました。10mでいつもどおりに3ステージを行った後、距離を5mまで近づけてブルズアイを撃ち、全部で4つのステージの合計点で競うというやり方を試してみました。
展開は、スズキタケハルさんの独走で始まります。光学サイトを載せたグランドマスターを両手持ちで射撃、ブルズアイではもう少しで90点台という89点、プレートでも3枚抜き、KYLできっちり10点を確保して優勝をほぼ確実としました。KYLでは満射(40点)にチャレンジし、見事に最小(最高得点)ターゲットである20点をヒットしたものの、それより大きい10点ターゲットを惜しくも外してしまい0点となってしまった人が2人も出るという波乱もありました。
そしてエキストラステージ。10mを撃った後だと5mが凄く近く思えます。10発撃って4回しか9点を撃たない(APSならば全て10点で、Xを外したのが4回だけということに)という高得点も出現。10点もほぼど真ん中に2発とも入るタイトグルーピングでした。しかしここで、圧倒的スコアだったスズキタケハルさんがまさかの乱調、10mでの得点よりも低い点数になってしまうというハプニングが発生。4ステージの合計を計算してみると、ヒロイシさんと全くの同得点になりました。
そこで、以前に新宿PPSで行ったシュートオフを行うことにします。プレートターゲットを2つ設置し、二人並んで「制限時間60秒」で1発だけを撃ち、片方が当ててもう片方が外せば当てた方の勝利、二人とも当てるか二人とも外せばドローということで2発目、3発目と進んでいくというヤツです。
距離は10m。1発目、2発目と、二人とも外します。3発目でヒロイシさんがヒット。その後、構え直しをして渾身の集中力とともに発射されたスズキタケハルさんの弾は見事にヒット。「片方が外せばもう片方もそれにつられるようにして外し、片方が当てればそれにつられるようにもう片方も当てる」という不思議現象がここでも起きます。実際に見てみるとわかりますが別に不思議というわけじゃなく、先に当てられた側は「ここで当てないと負ける!」という「気持ち」が普段以上の集中力を呼ぶのが、シンクロが起こる原因みたいですね。
4発目は二人とも外し、いよいよ5発目。最初に撃ったヒロイシさんがヒット、続いて撃ったスズキタケハルさんは…惜しくも外しました。優勝はヒロイシさんに決定! 見ている方も撃っている方も、終わった後は思わず床にへたり込みそうになるくらいの緊迫した一戦となりました。
これにて、今年最後の「赤羽での」ピンポイントシューティングは終了です。赤羽フロンティアさんから賞品としていただいた、マルゼン製のガスブローバックP38、それもワルサー125周年記念の特別モデルです。コレクターズエディション第3弾として発売されたもので、ブラックメッキの上からレーザーで125周年仕様の特別刻印がされたものです。
来年のピンポイントシューティング予定は、上に書いたとおり赤羽フロンティアさんのイベント予定が決まってから発表します。次回のピンポイントシューティングは新宿Target-1にて、12月25日(日)に開催です。こちらもよろしくお願いします。