※協賛:ノーベルアームズ、アームズマガジン、ライフルショップエニス、銀座銃砲店、フリーダムアート 協力:赤羽フロンティア
毎週末ともなると、APS系やスピード系、その両方をやってる人など大勢の射撃愛好者さんたちで賑わう赤羽フロンティアビル射撃場で、毎月一回、日曜日の昼に開催しているピンポイントシューティング。「5mじゃなく、もっと長い距離でもやってみたい」という要望を受けて始めたものですが、いざ始めてみるとさすがに長すぎてちょっとエアガンの性能を超えてるところがあって難しすぎるんじゃ…と感じるマッチになりました。それでもライフルシューターの人などはかなりの高得点を記録されてますので、ピストル撃ちとしてももっと頑張らないと…。
ターゲットが拡大して見えるスコープや、赤く光る点を狙いたいところに合わせるだけでいいドットサイトと違い、オープンサイトで狙う場合には、「どの距離で、どんなターゲットを狙うか」ということに合わせて大きさやデザインを合わせていく必要があります。PPS新宿で無敵の強さを誇るタケダさんのAPS-2は、実銃用の(中古で比較的安価に手に入れたとのことですが)マイクロサイトが載っていて、遠距離で小さい黒丸を狙うということについては下手なスコープを使うよりずっと精密に狙えるような仕組みになっています。撃たせてもらいましたが実に狙いやすい銃でした。もちろん銃だけじゃなく腕が伴っての高得点であることは言うまでもありません。
ハンドガンの場合は黒丸の大きさに合わせてフロントサイトの幅を少なくするか、あるいはゴーストリングサイトのようにサイトの形そのものを大幅に変えるかしないとなかなか難しいものがあります。「こんな小さい黒丸なんか狙って撃つ方が間違ってるんだから点数でなくても構わないもん」って開き直ってしまえば楽ですが自分が主催のマッチではそうもいきませんし(笑)、そもそもAPSカップ本戦でもシルエット競技では10mで似たような大きさのターゲットを撃つステージがあります。なんとか対応できるサイトを考案するか、良い対策を考えないと…。色々と工夫しているんですが、5mで狙いやすく精度がでるサイトにすると、今度は10mで狙いにくくなってしまったりして悩ましいです。
今回は、嬉しい初参加の方がいらっしゃいました。オークションでカスタムされたAPS-3を見て、格好良さにシビれて衝動買いしてしまったという話。こういった競技銃のカッコ良さがわかってくれる人がいるというだけで嬉しいですね。
次回(12月)の赤羽PPSは、予定通りに第一日曜日に開催すると別の大きなマッチと日程が重なってしまうので、開催日をずらして12月10日(土曜日)の開催とします。12月マッチでは試験的に、通常の10mPPSの終了後に5mでも競技を行いたいと思います。3ステージを通して行うか、あるいはブルズアイもしくはプレートのみに絞るかなどは参加人数や進行具合によって当日に決めることにします。10mを撃った後の5mのターゲットは、その近く感じることといったらちょっと予想以上なものがあって驚きだったりしますよ?