ピストル射撃を始めてから1年と少しが経ち、もう「初心者」は卒業です。ベテラン射手と競い合って、勝ったり負けたりするようになってきました――けど、ここしばらくどうにもスコアが伸びない。というか一番良かったころと比べると逆に点数が落ちてきたような。あともう一つ、なにかしらの「ひと伸び」が遠い――というような状態になってる人って結構多いのではないかと思います。
点数的には3段点を行ったり来たりって感じでしょうか。
そのくらいのレベルになってくると、いわゆる「初心者向け、誰にでも通用するような基本的なことが書かれてる教本」だと助けになることもあれば、ならないこともあったりするようになってきます。ここが悪いからこうすれば良くなる、ここが間違ってるから正しいやり方に治せば当たるようになる、というような単純に解決方法が見つかる話ではなく、自分の射撃のどこに問題があるのか、改善すべき点は何かを、一発一発を射撃したときにどう感じるか、自分の身体感覚に神経を研ぎ澄まして探っていく、そういう地道な積み重ねだけが「もっと先に」進むための唯一の手段です。
ある意味で一番苦しいところ、踏ん張りどころでもあります。ここを乗り越えられるかどうかで、射撃を一生の趣味とできるか、「実は俺、昔エアピストル所持してたことがあってさ」と昔話のネタにするだけの老後を過ごすか、運命の別れ道になったりするかもしれません。
海外の射撃掲示板TargetTalkに、ちょうどそのくらいのレベルのピストル射手(しかも、超がつくくらい熱心に普段から練習されてる向上心バリ高な方)が、「自分のこの行き詰まった状況を変えるには、どんな練習をしたらいいのか」という悩みを投稿し、何人もの先輩射手が親身になって相談にのるという有意義なスレッドが育っていました。とても興味深い内容だったので抜粋して翻訳してみたいと思います。
10mピストル、どうすればもっと上手くなれる?
引用元:Trying to improve in 10m pistol(TargetTalk)
- 皆さん、こんにちは。
私は10mピストル射撃を始めてから、1年2ヶ月になります。始めたばかりのころに比べれば、ずいぶんと上達しました。自己ベストは543点です。1シリーズで最も多く10点台を出せた回数は6回、シリーズ(10発)での自己ベストスコアは95点です。しかし、ここ数回の大会では520点台半ばから後半と、あまり良い点数が出ていません。空撃ち練習は毎晩おこなっています。自宅練習ではSCATTを使うこともあれば、使わないこともあります。ターゲットを狙わない状態ならばトリガーをスムーズに引くことができるのですが、いざターゲットを前にすると乱雑になってしまいます(SCATTでも同様の結果が表示されます)。
私は今は「1時間ここで、30分そこで」といった具合にコマギレで練習しているのですが、もしかしたらそうではなく、例えば1日に200発撃つ――といった感じで集中して練習やトレーニングをするべきなのではないか、と考え始めています。
何かアドバイスをいただければ幸いです。 よろしくお願いします(ブレットP/イギリス出身)
- まず最初にお聞きしたいのはこれです。
「コーチはいますか?」
質問文の内容から判断すると、答えは「いいえ」でしょう。となると次の質問はこれです。
「コーチは見つかりますか?」
念の為申し上げますが、私は真面目に話しています。シリーズ85以上がコンスタントに出ているのなら、あなたは基本的なことはほぼ理解しており、独学で学ぶ段階はおそらく過ぎているでしょう。練習時間を延ばしても結果は良くならないのではないかと思います。実際にあなたは既にかなりの時間をトレーニングに費やしています。
ISSFエアピストルの射撃に精通した人に、あなたの射撃をしっかり見てもらって、何か変える必要はあるのか、あるのならばどのように変えていくことができるのかを教えてもらいましょう。(ロカダ)
- とくに考えなしに、ただ大量に鉛弾をターゲットに打ち込むだけの練習は、「よくないクセ」が深く根付く形で身についてしまう可能性が高くなります。その点、良いコーチに学ぶことは間違いなく役に立ちます。
自分で自分自身をコーチすることも可能ですが、それにはかなりの「フォーカス」と「コンセントレーション」が必要です(※)。いい加減に撃ったミスだらけの60発より、極限まで集中して撃った本当に良い10発の方が早く上達します。良い射撃ができた時は、そのたびに頭の中で「自分はいま、どういう射撃をしたのか?」ということを振り返り、良い射撃を実現する要因となった細かなことをすべて脳内で補強してください。
「撃った弾が、どこに当たったか」ということは、その全てに理由があります。スコアのことはいったん頭から除外して、着弾位置がどんなパターンを描いているかに着目してみましょう。ミスショットは常に同じ方に外れていますか、それとも特定の場所に集まる傾向がありますか? これらのミスを修正するには、射撃プロセスのどの部分に注意を払う必要があるのかを把握する必要があります。(Gホワイト/マサチューセッツ州)
- >とくに考えなしに、ただ大量に鉛弾をターゲットに打ち込むだけの練習は、「よくないクセ」が深く根付く形で身についてしまう可能性が高くなります。その点、良いコーチに学ぶことは間違いなく役に立ちます。
このスレッドタイトルを見たときに、最初に頭に浮かんだのはこれと同じことでした。
ただ闇雲にたくさん撃てば良いというわけではありません。上達するためには、量よりも質を重視すべきです。
「コーチを雇うべきだ」というアドバイスがありましたが、私も強くそれに同調します。「540を撃てたのに試合になると520前後になってしまう」というのは、まさに専門のコーチでなければ分からない細かい部分が、自分ではわからない「ちょっとした違い」を生み始めている段階のはずです。地元でコーチを見つけられない場合は、オンラインでコーチを探すのも一つの選択肢です。何人かのコーチがここに投稿していました。すみません、名前は思い出せません……。対面で教えてくれるコーチを雇う、それが無理ならオンラインコーチを探す、そういった方法を使えば、一人で考えるよりもはるかに早く結果が得られます。
コーチ以外にも、書籍は本当に役立ちます。技術的な面ではMECの「Pistol Shooting - The Olympic Disciplines」、精神的な面ではラニー・バッシャムの「With Winning in Mind」の2冊を強くお勧めします。ただ読むだけでなく、しっかりと勉強してください。どちらも私にとって非常に役に立ちました。(rmca/ポルトガル、リスボン)
MECの「Pistol Shooting - The Olympic Disciplines」:大きな射撃場だと本棚においてあったりすることもあるので、表紙に見覚えがあるかもしれません。かなり分厚い英語の本なので読むのにはちょっと覚悟が必要です。
ラニー・バッシャムの「With Winning in Mind」:「メンタル・マネージメント 勝つことの秘訣」というタイトルで日本語訳されたものが売ってます。(Amazon販売ページ)スポーツ心理学の世界では「まずはこの本を読め、話はそれから」みたいな扱いをされてる本です。当ブログでも一度記事にしています。メンタル・マネージメントの本
- 皆さん、アドバイスありがとうございます。
コーチはいますが、3ヶ月に一度くらいでしか会えません。彼はコモンウェルスチャンピオンでとても優秀なのですが、もっと定期的に会えると良いですね。毎週アドバイスを受けるために、地元の別のクラブにも参加してみたこともあります。
コーチには私の射撃に関するいくつかの問題点、例えば狙いすぎ(構えてから撃つまでに時間をかけすぎること)や、トリガーの位置の間違いなどを指摘されました。上達している実感があり、10を連続して6~7回は撃てるようになりました。コール(※)も正確に(6や7も含め)でき、60発撃つのにかかる時間も1時間以内と正確になってきました。昨夜行った点取りではシリーズ89や90がありましたが、7か5がなければ90前半だったでしょう。グループは1発を除いてタイトです。
普段の練習はScattで行っています。練習場に行けるのは週に2回だけです。
アドバイスをくださった皆さん、本当にありがとうございます。(ブレットP)
コールの大事さについて語らせろ【海外の反応】
- 私も似たような感じです。
rmcaさんがおっしゃっていたように、MECの本は本当に役立ちます。まずは技術面から始めて、問題なければメンタル面へ進んでください。MECの本の中で、自分が重要だと思う部分に集中してみてはいかがでしょうか。
もしあなたのクラブに頼りになる上手い選手がいなければ(3ヶ月に1回以上くらいは質問できるといいのですが)、コーチにミスを指摘してもらうのも良いでしょう。
一発ごとに、「なぜ当たったのか」「なぜ外れたのか」「どうすれば改善できるか」を考えながら撃ちましょう。自己反省なしにただ漫然とショットを打つようなことは避けてください。もしあなたがそういう撃ち方をしているのであれば、今の時点では学習曲線の頂点にいるとは到底思えません。たくさん撃つことが一番良い方法だと思いますが、忍耐強く取り組んでください。
コンディションが常に最高でありつづけるとは限りません。様々な事情で、あまり練習できなくなる時期が生じてしまうこともあるでしょう。少なくとも3ヶ月、あるいは半年かけて、自分の成長に集中してください。
私がいまあなたの状況にあるとしたら、私の考えとしては、とにかく撃つべきです。空撃ちよりも実際に撃つ方が良いです。
そして、ピストルを実際に手に持っての練習を長期間休まないようにしてください。このことこそが、成功への最善の道です。技術の向上のためには、本を読むこと、質問することが重要です。そしてなによりも重要なのは、自分の射撃姿勢や動作、呼吸などがどうなっているかを常に注意し、考えて選び続けることです。(ブレットファン/ヨーロッパ)
- 多くのシューターは、「ほとんどを良い感じに撃てるようになる」くらいまではけっこうあっさりと上達します。ただそういうシューターのターゲットの中には、必ず極端に大きく外れてスコアを落としてしまうショットが数発あります。「9点ではなく10点をもっと撃つ」ことに集中するのではなく、「悪いショットをなくす」ことに集中する必要があります。そのためにできることはいくつかあります。
1:射撃プロセスにおけるどのような欠陥がミスショットの原因になっているのかを特定しましょう。そして、その弱点を強化するためのトレーニングに集中しましょう。
2:良いショットを撃った時は、呼吸、タイミング、グリップ、照準、トリガーなど、「良いショットを撃つこと」に貢献したあらゆる細部について、ちょっとだけ時間を使って考えてみましょう。これは良いテクニックを強化するだけでなく、良いショットは「どんなふうに見えて」「どんなふうに感じられる」かを学ぶのに役立ちます。
3:悪いショットを撃った時は、良いショットと違っていた点を見つけましょう。それは、「悪いショット」をなくすのに役立つかもしれません。
上達するほど、良いショットと「悪い」ショットの違いはより微妙なものになっていきます。 10と6の違いを見つけ出すのは、8がなぜ発生するのかを解明するよりもはるかに簡単です。これらの違いを整理し、修正するか、悪いショットを打つ前にキャンセルする手がかりとして活用するには、慎重な自己分析が必要です。
SCATTは、それなしで撃ってるだけでは決して得ることができない豊富な情報を提供してくれますが、SCATTを持っているシューターでも、トレース情報だけを利用している人が多すぎるように思います。「Distance」プロットからも多くのことを学ぶことができます。主に、ショットを長く持ちすぎているケースが多いことが分かります。(平均的に)最小の揺れが始まる時間帯、それがどれくらい続くか、そしていつキャンセルすべきかを特定してみてください。揺れが最小になっている時間帯に、ショットをきれいに(無理にではなく)撃ち出すことができれば、間違いなく良い結果が得られます。(Gホワイト/マサチューセッツ州)
- お二人ともアドバイスをありがとうございます。
ショットのプロセスはもっとシンプルにできるかもしれません。
それともう一つ思ったことが、長く狙いすぎたときは悪いショットになりがちだということです。心の中で「絞る、絞る、絞る」と言いながら、サイトが下降中にブルズアイからショットを絞り始めてもまだショットが落ちない場合は、やり直した方が良いんでしょうね。そこから始めるのが良いと思います。(ブレットP)
- 理解しておくべきことの 1 つは、プラクティスとトレーニングの違いです。
その違いに気付かない限り、マンネリ化してしまうでしょう。トレーニングとは――目標を持って射撃場へ行き、射撃を構成する複数の要素のうち、1つだけを鍛えることです。安定性、照準、引き金のコントロール、メンタルなどを鍛える場合があります。白ターゲットを撃ったり、タイマー、体の意識、オーバーホールドを使用したりすることも考えられます。
プラクティスとは――射撃場へ行き、試合形式で一通り撃って、トレーニングの成果が出ているかどうかを確認することです。
達成不可能な目標を設定せず、小さなステップを 1 つずつ進めてください。
最初の目標は、白いエリアに弾が入らないように60発を撃つことかもしれません。
次に、8リングの外側に弾が入らないようにします。スコアを決めるのは、「10を何発撃ったか」ではなく 、「7や8などのエラーをどれだけ撲滅できるか」であることを忘れないでください。(デビッド・M)
- >長く狙いすぎたときは悪いショットになりがち
ファイナルのように、「50秒1発」で全てのショットを撃ってみましょう。そうすることで、20秒くらいでキャンセルして2回目の試射の時間を確保すること、そして2回目の試射まで残り15秒でショットを打つことを学ぶことができます。これはトリガーを引く自信をつけるのに効果的ですが、注意が必要です。必要なショット数を達成するために必要な試行回数が大幅に増えるため、体力的にも負担が大きくなる可能性があります。(ロカダ)
- ブレットさんのスレッドが好きです。そこから得られるアドバイスはいつも本当に役立ち、洞察に富んでいます。(KZMNT)
- ありがとうございます。
手順を分解して簡素化しました。
・空撃ち練習(ターゲットありとなしの両方)で、同じ照準時間で撃てるようにする
・トリガーコミットメントの強化
・ターゲットを無視して射撃してみる
・トリガーの動きに集中してみる
・ホールドトレーニング(長めの時間設定の据銃練習)
・アライメントを超高速で合わせるトレーニング
・照準エリアを越えて照準が下降してしまった時はキャンセルする
・明らかに9リング内に入らないショットはキャンセルする(例えば、照準が上で止まる、あるいは上に動いていくなど))といったことです。これらはすべて私が行っている個別のトレーニングです。毎回、どれかが定着するようにこころがけて練習しています。(ブレットP)
- エアピストルについて、基礎や応用を深く学ぶなら、このスレッドにも書き込んでいらっしゃるGホワイトさんの投稿をご覧ください。この掲示板に投稿された彼の投稿を検索して、コピーやメモを取りながら、百科事典のような貴重な知恵と経験を読み進めてください。そうすれば、より優れたシューターになれるでしょう。(トディンジャックス)
- 「ターゲットを狙わなければ上手く撃てるが、いざターゲットを前にすると乱雑になってしまう」という悩みをブレットさんが最初に投稿されていましたが、それと非常によく似た問題を私も抱えているようです。ターゲットを狙って撃つのが難しいのです。定期的に練習しているのにスコアがどんどん悪くなっていってしまい、1~2週間くらいのブランクを開けると、その直後はやたらと良いスコアが出ます。なのにその後は射撃を重ねるごとに少しずつ低下していってしまいます。
練習では良いときなら550以上は出るのですが、大会になるとそこから15~20点くらいは低いスコアになってしまいます。練習での自己ベストは560なのですが大会でのスコアは遥かにそれに及びません。筋力も付いて楽に撃てるようになったにもかかわらず、競技のスコアはほとんど向上していません。
ミスショットの原因は、10点を出そうと頑張りすぎたせいでトリガーコントロールが雑になり、ぐらつきの増加につながっているせいだと思います。ターゲットを裏返して撃ったり、縦一本や横一本の太線が描かれたターゲットを撃つとグルーピングがはるかに均一になり、フライヤーが少なくなり、トリガーコントロールとフロント サイトへのフォーカスが向上します。AI(GeminiとGrok)に、ターゲット射撃スキルを向上させる方法について相談してみましたが、彼らの提案はどれも基本的なものでした。曰く、「空撃ちを増やす」「縦横の線を狙う」「十字のマークのあるターゲットを狙う」といったものです。また、小さな黒い点のあるターゲットを狙うことも提案され、中には黒い点の中央に白いテープを貼って7のリングだけが見えるようにする方法、あるいは8のリングも見えるようにする方法まで提案されました。ターゲットへの射撃に自信がついてきたら、テープのサイズを少しずつ小さくしていくというやり方です。黒い点のサイズを操作することはこれまで考えたことがありませんでしたが、この後者のアイデアは非常に興味深いです。ぜひ試してみたいと思います。
全体として、スコアを重視した練習の量を減らし、それ以外の色々な練習(上記で述べたこと)を増やすことが、今の私に必要なことだと思われます。以前は「スコア重視」と「それ以外」の練習の比率は9:1くらいでしたが、今は3:7くらいで「それ以外」を多めにするのが正しい比率だと考えています。(タルカ)
- >エアピストルについて、基礎や応用を深く学ぶなら、このスレッドにも書き込んでいらっしゃるGホワイトさんの投稿をご覧ください
デビッド・Mさんの投稿も同じくたいへんに役に立ちます。お二人ともこのWebサイトに非常に実用的で応用可能なコンテンツを大量に投稿してくださっています。(KZMNT)
- このスレッドに投稿した私の悩みを読んで、友人がこのリンクを送ってくれました。
ウクライナのウェブサイトなので読むためにはGoogle翻訳を使用する必要がありますが、ピストル射撃への適切なアプローチの重要性について詳しく書かれています。いままで、私はこういったことはやっていませんでした。
たとえば、以前は銃とSCATTを準備し、少しウォームアップをしただけで射撃を開始していましたが、このウェブサイトのテキストによるとそれは「良いやり方」ではないそうです。このウェブサイトを読んで以来、私は本格的なアスリートとして射撃に取り組むようになりました。適切な10分間のウォームアップ、バンドエクササイズ、10分間のホールディングエクササイズ、および特定のトレーニングエクササイズ(正しいプロセス、照準ゾーンでドライファイアする直前に目を閉じ、3秒間閉じた後、目を開けてまだサイトが点灯し、照準ゾーン内にあるかどうかを確認するなど)を行っています。そういったトレーニングの後に、銃を使った練習を開始します。
この練習方法を始めてからまだ2~3週間しか経っていませんが、点取りをしてみるとスコアはすでに540台半ばまで向上しました。現在は、すべてのショットを9ゾーンに収めるように取り組んでいます(これまでのところ約80%に向上しています)。
クリスマス休暇で1週間休みを取り、よりプロフェッショナルな新しい心構えで練習を続けます。10点満点のショットを5本連続で打てるなら、スキルは十分だと思います。あとは、残りの5ショットを向上させるための、正しいメンタルポジティブなアプローチを身につけるだけです。
Gホワイトさんとデビッド・Mさんのコメントには愛読させていただいてます。どれも役に立つアドバイスばかりです。お二人に心から感謝します。
皆さん、メリークリスマス。(ブレットP)
「コーチを探しなさい」というのがまず最初のアドバイスになってます。
これがピストル射撃じゃなくてもっとメジャーなスポーツ、たとえばゴルフだとかテニスだとかスキーだとかだったら、スポーツクラブのコーチにアドバイスを求めるという方法も使えるのかもしれませんが、ピストル射撃となるとコーチができる人ってのがとにかく希少な存在になってしまいます。
そりゃまあ上を見れば、松田知幸さん(日本代表ピストルコーチ)や中重勝さん(日本パラ射撃連盟ナショナルコーチ)、あとこの人の名前は外せない木田知宏先生といったお歴々の方々のお名前が思い浮かびますが、シモジモのピストル射手がそうオイソレと教えを請える存在じゃありません(実際に聞いてみれば、案外気軽に教えてくれたりはするかもしれませんけど)。
「お前が(コーチに)なるんだよ!」って声が聞こえてきそうです。もちろん頼りにしてもらえるコーチとなるべく、資格も取りましたし勉強もしてますし自身の練習もしてますけど、いざ「3段点くらいは撃ててるけれど、もっと上手くなりたい」くらいのレベルの人からの問い合わせがあったりすると、それに対して自信をもったコーチングができるかというと……やっぱりまだまだひよっこなんですよ私。
そんな折に目にした、このスレッドの最後にあるウクライナのサイト(shooting-ua.com)、これ、すごいです。基本的に「ピストル射撃の技術」に絞って、何人もの専門家が書いたテキストがまとめられてるんですけれど、内容の充実度と量の多さ、半端ないです。書籍にしたら電話帳くらいになるんじゃないでしょうか。全部ロシア語なんで全く読めないので翻訳ツールに頼るしかないんですが。
この年末年始、ずっとこのサイトを片っ端から読んでたんですが、たぶんまだ1割も読めてません。中には同じピストル射撃でも実践系の技術について書かれてる部分もあったり(それはそれで興味持つ人はいるかもしれません)、エアピストル射撃専門サイトというわけじゃないんですが、それを差引いても中身が濃い。
しばらくはここ読みまくって経験値溜めます。面白そうなページがあったら紹介もしてみたいと思います。お楽しみに!