サングラス用のレンズメーカーとして評価が高いTALEXから出ている、LEDの屋内照明によるギラつきを抑制し、ものがハッキリとよく見えるようになるという「モアイレンズ」を使った30mm径フィルターを販売開始しました。
公式サイトによる「モアイレンズ」が効く状況
- パソコン作業やテレビを観ているときの目の疲れやダルさ
- 蛍光灯の下で本や新聞を読んでいるときの目のチカチカ感
- 白内障の術前術後のまぶしさ
- テーブルや床から跳ね返ってくる白っぽい光の不快感
- 夜間運転の対向車のヘッドライトのまぶしさ
「モアイレンズ」でGoogle検索してみると、なんかちょっと引くレベルで「べた褒めレビュー」がずらっと並びます。まあ、ネットに書いてあることがどれだけ信用できるかって話にも繋がってくるんで全部が全部本心からレビューしてるかどうかまでは分かりませんが、少なくても「メーカーにとっては、それだけ力を入れた製品である」ということだけは確かですね。
実際に、屋内射撃場で標的面や周囲のLED照明がギラギラと眩しく感じるのが少しだけですが抑制されます。標的白面のグレア(眩しい光が広がって黒い部分を侵食すること)が減って、標的黒点やサイトがちょっとだけ見やすくなります。眩しさが減ることで目が疲れにくくなり、試合後半でも「標的やサイトがまともに見えない」ことによる点数ダウンが生じにくくなります。ただし、直射日光が照りつける屋外射撃場などでは力不足で、強烈な眩しさだけはどうしようもありません。そういうところではもっと色の濃いサングラスが必要になってくるんじゃないかと思います。
モアイレンズにはグレー・ブラウン・パープルの3色がありますが、射撃用フィルターにもラインナップがある「パープル」を選びました。もっとも平面に近い(曲率が小さい)「4カーブ」です。キズ付き防止に加えて表面の反射と映り込みを防いで見え方の質を向上する「ハードマルチコート」が施されています。このコーティングは相当に頑丈で、「あ、やべ、キズ付けちゃった」と思うくらいのことをしてしまってもキズ一つつかずにツルッツルだったりします。
従来の「あきゅらぼ製カラーフィルター」は色付き透明アクリルを切り出しただけでしたから、透過光の調整だとかキズ防止コーティングだとかは皆無で、あくまで「こんな色・濃さだと、標的の見え方がこんなふうに変わる」ということを体感するためのお試しレベルの製品でした。それに比べると、「ちゃんとしたレンズメーカーが作った、ちゃんと屋内LED照明に対応するためのレンズ」ですから、見え方の質もレンズそのものの質も格段に高いです。
その分、お値段も高くなっていますが、そこはカンベンしてください。
購入は「あきゅらぼ通販」からどうぞ。