先日の日曜日、赤羽フロンティア2F射撃場にて開催しました「ひたすらシリーズ」の結果をお送りします。
2017年から、マック堺さんが開催しているU18スポーツシューティングと同時開催……というわけではないのですがその終了後にそのまま同じ場所にて開催という形になった「ひたすらシリーズ」です。朝からではなく昼過ぎからのスタートとなり、皆さんにとっては参加しやすさという点ではどうなのかと心配することもありましたが、今のところは参加人数が増加傾向というありがたい結果となっています。
特に今回は、U18スポーツシューティングに参加していた少年たちが3人、そのまま「ひたすらシリーズ」にも続けて参加してくれるというとても嬉しい流れもありました。マック堺さんに、そりゃもう物凄く熱心に熱いトークにて「ひたすらシリーズ」のアピールをしていただけまして、それが彼らの心を打ったのだと思います。ありがとうございます。
当たるか当たらないかが若干運任せになってしまう10mからたった1m近くなっただけの9mですが、APSシューターにとってはその性格は大きく異なり「基本的には、当たる。外したら、悔しい」といった感覚になってきます。プレッシャーがかからない普段の練習だったら、まず確実に全弾命中できるという自信を持っている、そういった距離がシルエットの9mになるんじゃないかと思います。
しかし、銃の性能・自分の腕ともに十分に満射できるだけのものを持っていても、そう簡単に満射させてくれないのが射撃競技ってヤツです。たとえローカルマッチでも「試合」という体裁を取ってみんなで一斉に時間を計りながら撃つとなると、とたんに外しやすくなる、特に「最後の1発、これを当てれば満射」みたいな状況のその1発を当てるのがとてつもなく難しくなるものです。今回の結果を見てもつくづくそう思わされます。
今回の「ひたすらシルエット・9m」を制したのは、めきめきと腕を挙げているオカベさんです。命中率は75%、十分に「1発目から9mを狙う」資格がある確率です。2位以下は、1枚差でオクさん、さらにもう1枚差でタマイさん、タムラさんと続くというかなりの接戦となりました。
来月は8m、その次は7mと距離は1mずつ短くなっていきます。そろそろ20発満射が出て来るかもしれません。「どれだけ当てるか」じゃなく「どれだけ外さないか」で勝敗が決する、どちらかというとライフル射撃よりクレー射撃に近い雰囲気があるマッチになりつつあるような気がします。
「15分以内に20発、それを3回で合計60発」がひたすらブルズアイのルールです。点数の目安としては、510点以上を撃てるようなら初心者卒業、540点を超えることができるようになれば中級者、そこそこ上手いぜと言えるかどうかのボーダーラインは555点といった感じだと思います。
というわけで、今回の私は「そこそこ上手い」には遠くとどかない結果でした。なんかちょっと中心から外れたところに集まる感じで点数が伸び悩んで……。最終シリーズでエンドウさんに猛追され、かろうじて1点差で3位となったようなありさまです。555点ラインの上でのトップ争いも、第2シリーズで全くの同点、最終シリーズでの1点差で決着が付くというギリギリの争いで白熱しました。
初参加の方ですと、特に18才未満でまだ筋力もついていなくて、銃を支えてA4のペーパーターゲットに当てるのも一苦労といったレベルでは、片手撃ちでこのマッチを撃ち切るのは難しかったかもしれません。「18才未満はレスト射撃を認める」みたいなルールを追加しようかとか考えています。優遇されるのは不本意だ、大人と全く同じルールで競いたいという方は普通に片手撃ちでもOKですけれど、当たる銃を使って撃ってる以上、やっぱり当たるほうが面白いと思うのです……。
そんなこんなで優勝はオクさんです。現在、今週末土曜の公式に向けて猛練習中のようです(Twitterより)。私は用事があり行けませんが、結果発表にどれだけすごいスコアが並ぶことになるのか楽しみですね!
さて、来月の「ひたすらシリーズ」も今月と同様に第一日曜日の3月5日、午後3時よりスタートとなります。次の「ひたすらシルエット」は8mとなりますので横に4人(頑張れば5人)が並んで撃てますから、進行も今月よりちょっとは速くなるのではないかと。
あと、18才未満の方の参加費とかルールとかについても、その場のノリで決めるのではなくキッチリと事前に決めておきたいと思います。要項は後ほどアップします(ブログの一番上の記事が差し替わります)ので、しばらくお待ち下さい。
それでは来月もよろしくお願い致します!