Categories: トイガン射撃

2017年1月 ひたすらシリーズ結果

ヤマナカさんダブル優勝、2017年大活躍への布石か!?

※協賛:マルゼンノーベルアームズ
協力:赤羽フロンティア

あけましておめでとうございます。
2017年最初の「ひたすらシリーズ」の結果をお送りします。

赤羽フロンティアビル2Fのイベントスペースをお借りして、毎月開催している「ひたすらシリーズ」ですが、毎日にように(毎週ではありません、毎日です!)なにかしらのイベントが開催されているフロンティアさんだけに、休日に朝から晩までお借りするというのがさすがに贅沢な話になってきましたので、2017年からは「午前中は別イベント、午後3:00からひたすらシリーズ開始」という形での開催となります。

その第1回が、新年早々の1月8日に開催となり、「シルエット」「ブルズアイ」ともに10名以上ものご参加をいただきました。ブログを見て来てくださった初参加の方もいらっしゃいました。ありがとうございます。

まずはひたすらシルエットから。毎月1mずつ距離を変えて行っていますが、ちょうどタイミングがあいまして新年は最長距離の10mからスタートとなりました。

「APSカップって、所詮は当たるも当たらないも偶然頼みの博打みたいなもんじゃん、あんなの射撃スポーツとは呼べない」みたいな意見が2ちゃんねるに書き込まれたことをきっかけとして、なかなかに不毛ですがAPSカップに関連する話題としては実に貴重な言い争いが掲示板上で繰り広げられたことがあります。その時に、特にやり玉に挙がったのがシルエットの10mでした。たまたま本大会で10mに当たれば上位に入れる、外れるとそうはならない、年に一度クジを引いて当たるか外れるかを占うようなものでしかない……みたいな話だったと思います。

APSカップのシルエット競技における10mが、かなり難易度が高い種目だというのは事実です。しかし議論するにしろ否定するにしろ、大前提として「APSカップで上位に入ってる人たちは、本当は10mをどのくらいの確率で当てられるのか?」という数字は必要です。憶測だけで語ってもなんにもなりません。めったに見れない「APSについて熱く語る人たち」を見せてもらえたお礼を兼ねて、それを実地で確かめることができるシューティングマッチとして始めたのが「ひたすらシルエット」でした。

5つ並べたシルエットターゲットを5発の弾で撃ち、それを4回繰り返して合計20個のターゲットを何枚倒すことができるか? 2015年5月に開催した第0回のテストマッチでは、タマイさんが今でも伝説となっている19枚倒し(1枚しかミスをしていない)を達成しました。それは今見ても別格の成績でして、他の人はだいたい「半分も倒せればだいたい良い方」という感じです。

ターゲットに当たっても次の距離に移ることができず、同じ距離のターゲットをずーっと撃ち続けないとならないってのはAPSカップを基本として練習してきた人にはけっこうなストレスというか「勝手が違う感じ」を与えてしまうようです。それもあって皆さん、当たるときは連続して当たるが外すときも連続して外してしまうという傾向があります。前述の「伝説のスコア」を出したタマイさんですら、今回は5発撃って1回しか当たらなかったシリーズと、5発皆中のシリーズが混在していますね。ついさっき撃った一発に引きずられずに今撃つ一発に集中する、それができればいいのですがなかなか難しいものです。

そんな中、連続して安定したスコアを出して優勝したのがヤマナカさんです。「良い感じで撃てていて、最後までそれが続けば優勝間違い無し」という状態で、ちゃんとそれも自覚して自身にプレッシャーをかけながらも、そんなのものともせずにいつも通りにちゃんと撃ててちゃんと当てるという、単純だけれどとてもむずかしいことを実行できたという証拠だと思います。ヤマナカさんの実力は文句無しですから、プレッシャーと上手く付き合う方法さえ体得できれば本戦でもきっと本領発揮できると思います。

つづいてひたすらブルズアイです。初参加の方も含めていきなりハイスコア連続で、この表を見た本当の「ピストル射撃始めたばかり」な人がすーっと引いていかないか心配になるレベルです。すごいな……。

ヤマナカさんが187/187とハイスコア連続、「この調子で行けばダブル優勝間違いなし」な感じで第3シリーズを迎えます。第1シリーズこそは並んでた私ですが第2シリーズでなぜか9点ばかり連発する病が出てスコアが伸びません。他にも近いスコアに何人もが並んでいます。第2グループも、エアピストルだったら「初段は余裕」な得点圏に大勢いまして、これはもう全日本選抜か選手権かって勢いです。

今回も、最終シリーズを撃ち始める前のヤマナカさんは「最後でコケるのがいつもの自分だ」みたいなことをおっしゃってましたが、それほど大コケすることもなく無難に撃ち切りまして、他の追撃を許さず優勝となりました。シルエットに続いてブルズアイでも成果を出してますから、これは今年は来ますよコレ!

さて次回の「ひたすらシリーズ」ですが、今回と同じく第1日曜日、2月5日の午後3:00よりスタートとなります。事前エントリーとかそういうの必要ありません。必要なのは「片手で持って、1発ずつ撃てるエアガン」とエントリーフィーだけです。「APSカップの1種目についての練習を兼ねた大会」という見方もできると思いますから、18歳未満の人でも18歳以上用のエアガンを使って参加できます(こちらはAPS認定銃のみ)。どうぞみなさん、そびえ立つハイスコアの数々を気にせずに、お気軽にご参加ください。

池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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