今週の3日、文化の日に開催されました「ひたすらシリーズ」には、大勢のご参加をいただき誠にありがとうございました。嬉しい初参加の方も何人かいらっしゃいました。初参加なのに初心者じゃなく、れっきとした中級者レベルの方もちらほら。
ただし今回のハイライトは、ヤマナカ社長の大活躍でしょう!
雲ひとつない晴天に恵まれ、見事な行楽日和になった11月最初の休日です。先月と比べるとすっかり寒くなり、冬がもうすぐそこに迫っていることを感じさせます。
APSの世界だと「本番」である夏の本大会とその前の2~3ヶ月くらいが「射撃シーズン」ってイメージがありますので、今の時期はちょうどシーズンオフってことになるのかもしれません。けれど公式・非公式ともに練習会や記録会は開催されてますし、それにそもそも冷暖房が効く屋内でのスポーツですから季節関係なくいつでも楽しめるのが射撃のいいところですね。
与太話はこのくらいにして、まずは「ひたすらシルエット」の結果から。
APSルールだと「当てて当然」な感じのする7mのシルエットですが、いざ「じゃあ、20回連続で当ててみろよ」って言われるとなかなか難しいものです。といっても「ひたすらシルエット」も16回目ともなると慣れてきた方も多く、ハイスコアが並びます。誰かが1発撃つたびに、「外したら負け」に近い緊張感がみなぎります。
緊張感といえば一番最後、既に射撃を終えたヤマナカ社長が3枚外し、私も同じく3枚外し、時間をかけて撃ってたシオジャケさんがそこまで2枚外しで、最後に残った1枚をこれから撃とうという状況が、なかなかいい感じの緊張感でした。当てれば優勝、外せば3人でシュートオフという、言いようによっては「どっちに転んでもそれなりに面白い」形でしたが、特に力を入れるでもなくフツーに撃ったシオジャケさんがフツーにヒットしてフツーに最終シリーズ満射で優勝です。この緊張して当たり前の状況で、いつもどおりにフツーに撃てるというのが熟練シューターの凄みですね。
「15分20発」を3回、合計60発を撃つ「ひたすらブルズアイ」。普段、APSカップの練習で「2分5発を2回」しか撃ったことがない方だと、20発をまとめて撃つという未体験ゾーンへの突入で大変な思いをされる方も多いようです。……正直、最初に「ひたすらブルズアイ」を始めたときは、「自分は時間かけて数十発撃つのに慣れてるけれど、みんなはそうじゃない。こんなマッチ始めたら、主催者である自分ばっかり有利になってしまい、参加者の皆さんは面白くないのでは?」なんてことを考えたこともありましたが、始めてみたらとんでもない話で、皆さんのハイスコアに圧倒されるばかりだったことを思い出します。「2分5発」といっても、練習してる人はそれを1日何回も何回も繰り返しやっているわけで、たくさん撃つからといってどうということはない、という感じだったようです。上手い人は練習している。練習している人は上手い。これはもう絶対の真理ですね。
初参加の方の頑張りにも注目したいところですが、なんといっても今回のハイライトはヤマナカ社長のハイスコアです。第1から第3シリーズに至るまで全く崩れることなく安定したハイスコアを記録し、2位以下に追いつかせるスキすら与えずぶっちぎりで優勝です。「自分では上手く撃ててるという感覚は特に無く、なんで当たるのかわからない」という話でしたが、これが無欲の勝利というやつなのでしょうか。
今回の第2シリーズ「195」は、しばらくの間は額に入れて赤羽フロンティア2Fシューティングレンジに飾られる予定とのことです。
さて、次回の「ひたすらシリーズ」は12月3日、土曜日の開催です。今年最後の「ひたすらシリーズ」になります。いろんなことがあった2016年、まだまだ締めくくるにはちょっと早いですが、良い感じで年の終わりを迎えられるよう、頑張りましょう。皆さんのご参加、お待ちしております。