一般的に「射撃はシーズンオフ」と言われるこの季節ですが、APSに限っても全国各地で公式記録会や有志による練習会が毎週のように開催されていて、ぜんぜんシーズンオフって感じがしませんね。基本的に屋内競技なので、天候や気温にはあんまり左右されないってのが射撃スポーツのいいところです。
最初は「10mのみ」でスタートしたひたすらシルエットを、毎月1mずつ距離を変更するようになったのは第9回のこと。第12回で最短距離の6mまで行きましたので、第13回からはまた10mから再スタート、今は2巡目となります。前回と前々回のときも思いましたが、1巡目のときと比べるとスコアが上がってますね。1巡目では「半分も当たれば御の字」な感じでしたが、2巡目からは10mや9mですら「当たって当然、外したら悔しい」って感覚です。
今回頑張ったのは、私です。余計な小細工やめてオープンサイトをそのまま使って狙う形に戻したところちゃんとサイトが見えるようになり、きちんとサイトを合わせてきちんとトリガーを引けば、とりあえずちゃんと当たるようになりました。銃の性能を超える精度は出ませんが……。最初の3シリーズは1発のみ外し(感覚的にはミスショットではなかったので多分外れたのは銃のせい)というペースで最終シリーズを迎え、これはひょっとしたら距離こそ違えど伝説の19枚倒しのタマイさんに並ぶか、なんて余計なことが頭の中に湧いて出てきたのがダメでした。最終シリーズはあきらかに自分のミスショットで3発外し、最終シリーズ満射で終えたヤマナカさんと並びます。弱い、心が弱い!
1位が同点なので、サドンデス形式でのシュートオフを行います。8m・スタンディングのシルエットを同時に2人で並んで行い、どちらかが外したら負け、両方が当てるか外すかしたらもう1発、というのを続けるというものですが……1発目でヤマナカさんが外してしまい終了、図のような結果となりました。
時間が余ったので「面白いからこのシュートオフ、3人で並んでやってみよう」ってことになりました。まずは1発目、今度はヤマナカさん含め全員が命中。2発目も命中。「このまま何十発も全員命中が続いたりしたら凄いな」とか余計なことが頭の中に湧いて出たのが運の尽き、3発目を外してしまいました。それに釣られたってわけでもないのでしょうがシオジャケさんも3発目を外し、命中したヤマナカさんが「第1回・いきなりシュートオフ」の優勝です。
続いてひたすらブルズアイの開始です。
自分の話から始めて申し訳ないですが、こっちは妙に調子が悪い……? 点数だけ見るとほぼ9点平均で安定してるっぽく見えますが実際のスコアはとんでもない状況で、10-10-10-7とか10-10-8-8とかそんなのが連続です。ちゃんと構えてちゃんとトリガー引いてるつもりなのに、黒点の下から動かないフロントサイトをあざ笑うかのように弾だけ横の方に飛んでいくとかそんな感じです。銃が悪いのか? それとも飛んでいく弾が目に入るってことは意識がサイトから離れてるってことだから、実はトリガー引く瞬間にサイトが動いてたりするのか?
原因不明のまま最後まで挽回できず終了。うんすかむんすか唸りながらの射撃だったので、真後ろで撃ってたノグチさんの集中の邪魔をしちゃってたらどうしよう……。一方で波はあるものの高得点を記録したヤマナカさんが上回り優勝となりました。おめでとうございます!
さて、次回の「ひたすらシリーズ」ですが、11月の3日(木・祝日)の開催となります。「ひたすらシルエット」は今回よりさらに1m縮めて7m、それといつもどおりの「ひたすらブルズアイ」の2本だてです。ご参加お待ちしております。