Categories: トイガン射撃

第32回・ピンポイントシューティング結果

※協賛:ノーベルアームズアームズマガジンライフルショップエニスフリーダムアート 協力:新宿Target-1

全国各地でAPSポスタルマッチが開催中、ときおりけっこうすごい成績をだした人がいるみたいだとかニュースが入ってくる昨今ですが、APSに背を向けて…いるわけじゃないんですがちょっと別の道行ってるピンポイントシューティングも、滞り無くいつもどおり最終土曜日、新宿Target-1にて開催しています。

ポスタルマッチの結果表とか見ていても思うんですが、こういった精密射撃系のマッチというのは地域によって参加人数もレベルも大きな偏りがあるものですね。地域によって、というよりは力をいれているショップがあるかないかという違いでしかないのかもしれません。今日も少し話に出ましたが、電動ガンのカスタムとかパワーアップとかは詳しくても、競技銃についてとなると全くの専門外だったり、そもそもショップで扱っていなかったりというところが普通にあります。エアガンの使い道というと「撃ち合い=サバイバルゲーム」にすぐに行ってしまい、ターゲットを撃ってタイムとかスコアとか競って楽しむってやり方を選択肢に入れてくれるところ自体がすごく少ないんですね。

以前、エアガン業界とは全く別の業界の人と話をしたときの話ですが、「銃とかエアガンとかに興味があって買ってみたいとか撃ってみたいって人はけっこう多い。けれども、ターゲットを置いてそれを狙って撃って、なんてことをするとなると、大多数はドン引きですよ。ターゲットを狙うって要素が入った時点でほとんどの人は『ああ、ついてけない』って思いますね」って言われたことがあるんですね。自分としては「ターゲットを狙って撃つ」ってことをしなかったらなんのための銃なのか、ってくらいの認識だったのでけっこうショックだったんですが、そんなもんなんでしょうかねえ…?

さて、その一般人ドン引きなことを超真剣にやってる我々ですが、今回のヒーローというか誰もがすげーって思ったのはマルイM92Fで驚異の高得点をたたき出したカミヤマさんです。ブルズアイ83、プレート20、KYL満射という堂々たる成績。実際の内訳となると、ブルズアイは最後の数発くらいで集中力切れ気味、プレートは最初の2枚を連続して当てたため残り3枚は妙な力が入ってしまうと、「銃の性能も本人の練習量も問題ないのだけれど、精神的な未熟さが出た」というような流れだったというところが、逆に言えばそこさえなんとかなればもっと高得点も夢じゃないってことになるわけです。使ってる銃も色がちょっと妙な色(笑)になっている以外は見た目はホントに普通。カスタムといってもトリガーチューン程度とのこと。撃っているところを見てもいい感じに集中しています。このままガスブロを極める方向を目指すのか、APS系の競技銃を手にして同じ土俵で戦うことになるのか?

優勝は前回に続きイマイズミさん。ブルズアイ、プレートと平均的な点数ですが、KYL満射で突き放した形になります。今回、ブルズアイとプレートはいつも高得点を出す人でも妙にミスが目立ち点数はあまり高くないところで並んでいた形ですが、KYLで決着が付きました。ただし私はブルズアイとプレートはなかなかの好調で、これでもしKYLも満射となれば満点から-3点という空前のスコアが実現したところだったんですが、最後の最後で!

さて、3月のピンポイントシューティングは通常スケジュールどおりとなります。最初の日曜日となる3月6日に赤羽でピンポイントシューティングL、最終土曜日となる2月26日に新宿でピンポイントシューティングです。どちらもよろしくお願いします!

池上ヒロシ

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