Categories: トイガン射撃

プレート撃つ時、スタンスを動かす幅(APSカップ)

APSラジオ第88回にて、「APSカップのプレート競技で、隣のプレートに移動するときにスタンスを動かす人と、そうでない人がいますが、どちらが良いでしょうか?」という視聴者さんからの質問が取り上げられていました。リスキーさんは「良いか悪いかってことで言うなら、動かしたほうが良いのは決まってるんだけれど、毎回同じように正確にスタンスを決められるかというとそうでもないし、短い時間じゃ修正してるヒマもないから、スタンスは固定して動かさずに撃ってる。もうずっとそうやってるからイマサラ変えられない」という感じの回答だったと思います。

ちなみに、私は1枚ごとにスタンスを動かす方針でやってます。といっても、両足とも動かして身体を並行に動かしているわけではなく、左足(的から遠い方の足)だけをわずかに動かして身体の角度を変えることで対処しています。

なぜ的に対して平行移動ではなく、角度を変えるだけで済ますのか? その方が誤差が少なく、比較的正確にスタンスの変更が行えるからです。

 

まずはAPSカップのプレート競技において、照準点を左右にどれだけ動かさないとならないのかを調べてみましょう。左画像は、こういったデータ的なことについては本当に詳しく調べている「MAGIのAPS研究室」さんから引用です。プレートとプレートの、左右の中心間距離は110mm。一番端から端のプレート同士の中心間距離は440mmとなっています。

それを踏まえて、隣のプレートに移るには左足をどのくらい動かさないとならないのかを計算してみます。ターゲットまでの距離は6m、両足の幅は(人によって違いますがだいたい)30cmといったところでしょう。6m先で110mmの移動をするためには、左足を5.5mmだけ前に出せば良いということになります。
 

イラストでは、左右(自分と標的方向)を縮小して描いているので大きな移動量に見えますが、5.5mmといったらBB弾の直径とだいたい同じくらい。本当に「ほんのちょっと」動かすだけでOKなんですね。
APSのプレート競技で一番厄介なのが、段を移った直後の1発目でしょう。5枚目から6枚目と、10枚目から11枚目の移動では、高さの変化に加えて左右への大きな移動が生じます。端から端まで照準点を移動させるためには、左足を22mmも動かす必要があります。

わかりやすくGIFアニメーションにしてみました。
池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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