本格的にサバイバルゲームをやるかどうかまだわからない、とりあえず「お試し」で1回だけ体験してみたい……という場合は、レンタルを使うという手がある。最近は多くのフィールドにレンタルサービスが用意されている。エアガンだけでなく、ゴーグルや衣服類なども含めて、1日だけ借りてゲームを楽しめる。値段はフィールドによって様々だが、一揃いでだいたい5千円前後と考えればいいだろう。
本格的に始めたい、あるいは一揃い揃えてから初ゲームに参加したい、という方も多いかもしれない。サバイバルゲームに必要な道具といえばエアガンだ。エアガンの値段は、高いものだと数十万円するものもあるが、基本的には3~5万円もあれば最上位機種とほぼ同じ性能のものが手に入る。それより高いエアガンとの差は、希少価値だとか仕上げや材質のリアルさだとかそういった部分なので、「BB弾を撃って飛ばして狙ったところに当てる」という能力には大きな差はない。
服や靴やゴーグル類も上を見ればキリがない世界ではある。特に、アメリカ軍の実物装備を揃えようなんて思い始めると、札束がいくつも吹っ飛んでいくレベルのお金のかかりかただ。「実物ミリタリーグッズのコレクション」っていうのは、古今東西お金持ちの趣味として有名だ……。
だがそんな不遜なことを考えず、レプリカ品、あるいは実用品で良いと割り切れば全部揃えても3~5万円ほどもあれば、「ありあわせじゃない、きっちりした装備」が手に入るだろう。ミリタリーショップの他にも、ホームセンターやアウトドア専門店、意外な穴場としては「ワークマン」とか「寅壱」といったガテン系の作業服専門店なんかは、品質が高く、使い勝手が良く、しかも安いサバゲ装備(の替わりになるもの)が良く見つかるお店だ。
エアガン本体も、型遅れになった旧型や中古品で済ませればもっと安く上げることも可能だが、ある程度の「目利き能力」が必要になってくるので、初めての一丁としてそういったものに手を出すのはちょっと勇気が必要になってくる。それもあって、最初からいきなり全部自分で揃えようとするのではなく、まずはレンタルサービスを利用して定例ゲームなどに参加してみて、いろいろなエアガンを見たり触らせてもらったりして「自分には、どんなエアガンが向いているのか/自分が欲しいのはどんなエアガンなのか」ということをある程度明確にしておいてから、自分専用のエアガンを購入する……という順番が、「サバイバルゲーム、最初の一歩」としてはオススメと言えるだろう。