エアピストルは、他の種類の銃(散弾銃とかエアライフルとか)と違い「更新」という制度がなく、2年ごとに毎回新規で所持許可を取り直す必要があります。今年始めの所持許可期限切れを前に、けっこう早めに申請を出してあったのですが、一ヶ月たっても「許可が出ましたよ~」って連絡が来ません。さらに一ヶ月、所持許可期限切れが来てもまだ許可が出ません。さらに一ヶ月、まだ出ません。
そしてさらにもう半月、「所持許可切れてから50日」の猶予期間切れの日が、今日です。ついに「今日から不法所持」の日を迎えました。
不法所持になっちゃうわけですからなんとかしないとなりません。警察から連絡があり、「仮領置」という形でひとまず警察が預かるという形になりました。平日の朝に私服の警察官が2人いらっしゃいまして、銃の型番だとか刻印されている番号だとかを確認の上、ドナドナされていきました。悪いことして警察に家宅捜索受けていろいろと持っていかれる時と似たような感じの書類(厳密に言うと違うんですが)を受け取りました。
書類を見ると、今日から6ヶ月経ってまだ所持許可が出ないでこのままの状態が続くと、「銃の所有権は国に帰属する」なんてことが書いてありますね。間に合うといいんですが。(冗談で書いたその言葉が、まさかあんなことになるとは、その時は思いもしなかったのです……なんちゃって)
私の場合は特殊事情なのかもしれませんが、他の人もけっこういろんな手続きに時間がかかっているようです。まるまる数ヶ月間、試合にも練習にも行けない状態が続くってのは、けっこうシャレにならない痛手です。実際、国体最終予選に出れなかったわけですし。
普通の銃は、更新申請が出せる期間というのが決められています(満了日の2ヶ月前から一ヶ月前)。ただピストルの場合は前述の理由により「更新」ではなく「新しい所持許可申請」という扱いになるので、この制限がありません(このことは今回始めて知りました)。なので、さすがに1年前なんてのは早すぎかもしれませんが、今回みたいに4ヶ月以上待たされる可能性があることを考えると、半年くらい前に出しといてもいいくらいかもしれません。
あるいはもう一挺持って1年ずらして順番に所持許可申請出すとか。「警察のせいで撃てない時期が数ヶ月」なんて悲惨な目に合わないようにするためにはそのくらいしないとダメなのかも。