基本的に10歳以上用製品をメインに、他ではなかなか製品化されないが「欲しがってる人は意外に少なくない」モデルをリリースしてくれるクラウンモデル。今回のホビーショーでも、いくつもの10歳以上用エアガンの新製品が発表展示されていた。
「ボルトアクション PSRジュニア」という名前の、なんか寄せ集めっぽいイメージがあるライフル。名前に「ジュニア」と入っていることから分かるとおり、10歳以上用の製品だ。発売は9月予定、予価15,800円。
機関部は、同社のスーパーライフル(つまり、懐かしのSS9000)のものが使われているが、伸縮ストックやグリップなどはM4系のもの。マウントレールはレシーバートップだけでなく、ストックの前方や下方にもあり、「いろいろとパーツを付け足して楽しむ」ことを前提とした製品だということが分かる。
「ボルトアクション TYPE96 フォールディングストック」。既に販売されている、L96っぽい形をした10歳以上用ボルトアクションライフルが折りたたみ式ストックになったもの。発売は9月予定、予価15,800円。
移動に自分の車を使うわけにはいかない対象年齢層にとっては、確かにカバンに入るくらいに小さく折りたためるというのは所持するエアガンに求める性能の一つなのだろう。この折りたたみ機構、単純にヒンジが付いてるだけかとおもいきや、頑丈そうな金属パーツが贅沢に使われた本格的なもの。ストックを展開した時のガタを無くすための機構なんかもしっかり備えているように見える。この折りたたみ機構の部分だけを手に入れるためにこのエアガンを購入する大人のユーザーも少なくないかもしれない。
安価でバリエーション豊富な「ポケットハンドガン」シリーズ。この手の製品だと東京マルイのエアコキハンドガンが市場では圧倒的シェアを誇っているが、そこでは製品化されていないモデルがラインナップされていること、価格が少し安いこと、サイレンサー付きのモデルがあることなど、マルイエアコキには無い魅力もある。
ポケットハンドガンの新製品として展示されていたのは全部で4機種。その中でも「イチオシ」っぽい感じで最も目立つ形で展示されていたのが、この「デリンジャー」だ。見ての通りレミントンダブルデリンジャーのエアコッキングである。ハンマー部分が妙に大きいので、おそらくハンマーを起こすことでコッキングするものだと思われる。7月発売予定で価格は1,800円。
デリンジャーを前から見たところ。上のバレルが弾倉になっていて下のバレルから発射される形になるようだ。カラーバリエーションがあり、上写真のグリップが黒いタイプの他、茶色のグリップのモデルも展示されていた。
デリンジャーの隣にあったのが「G33」。他の「ポケットハンドガン」シリーズは、見た目的にはちょっと残念なことになっているものが多いがこのG33に限っては実にしっかりした作りで、そのままモデルガンとしても通用しそうなくらい。そのかわりに値段もちょっと高めの2,980円。7月発売予定。
「S&W ボディガード380」。これまた特に人気がないというかマイナーというか、ニッチなところを狙ってきた機種選択である。7月発売予定で価格は1,500円。
「ポケットハンドガン」シリーズのお約束としてサイレンサー付きのモデルもある。7月発売予定で価格は1,800円。
次回からは、エアガンメーカー以外で興味を引かれたところを順次紹介していく。