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古い92Fがたった3分でタクティカル仕様に変身するアイテム

海外の銃関連雑誌を読んでると、ときおり「なんだこりゃ」と驚く広告を目にすることがある。1911をポリマーフレームにするキット、くらいはけっこう普通でいまさら驚かないけれど、グロックをフルメタルフレームにするキットは「そこまでポリマーフレームが嫌いかアメリカ人」と半ば呆れたものだった。

最近見たのが、1911や92Fを「簡単にアンダーレール仕様にする」というこのキット。ReCover Tacticalという会社の製品だ。こいつの面白いところが、取り付ける際にフレームを交換する必要がないところ。グリップパネルを外して交換するだけで取り付け完了だ。要は、左右から薄いポリマー製の「皮」で挟み込んでしまうというわけだ。

サイトにあるウリ文句によると「取り付けに必要な時間はたった3分。ガンスミスの必要はなし!」とのこと。

動画はこちらから。

今月号の雑誌に新製品情報として載っていたのは92F用だが、Webサイトを見ると少なくても2年前くらいからは既に1911用を販売していたらしい。なんでもデザインしたのはイスラエル人の技術者で、タボールのデザインにも関わっていたことのある人物だとか。うん、言われてみるとなんとなく雰囲気が似てるかも。

トイガンユーザー向けの質問/回答サイトなんか見てても「ベレッタにレーザーサイトを取り付けたい」だとか「グリップを塗装したいのだけれど」とかそういう質問って頻繁に見るから、オーソドックスな形の1911や92Fを簡単にタクティカル仕様に変身できるアイテムってのは、日本でもそれなりに需要があるんじゃないかと思う。なんといっても銃には何の加工もする必要がなく、元に戻そうと思えばいつでも簡単に戻せて、それどころか銃本体にキズが着くのを防いでくれるという副次的な効果もあったりといたれりつくせりだ。

モノ自体はペラペラの樹脂製の「皮」なんだし、全く同じものを日本国内でトイガン用として販売しても問題なさそうではあるのだけれど、きっと輸入しようとすると「銃部品」って扱いになってややこしいことになったりするんだろうなあ……。

なお、格好良い実射映像もあったりする。フレームの形や大きさがまるで変わってしまうので、ノーマルの1911用/92F用のホルスターは使えなくなるが、この会社、ちゃんと専用のホルスターも製造販売している。

池上ヒロシ

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