「ふふーん、全国5位~」とか思ったのもつかの間、その2週後に屋内で電子標的を使う長瀞での全関東は、そりゃもう久々に酷い点数を撃ってしまった。最初の20発くらいは全く8を撃つことなく、「ギリギリで10に入らない9」が延々と続いて、そこでなんか余計なこと考えちゃってサイトいじったりメガネいじったりし始めたのが良くなかったらしく、最後の方は集中力が枯渇しちゃってさんさんたるもの。
試合後、明るい所で自分の銃を見てみると、なんか薄汚れている。というか、細かい灰色の砂みたいのがビッシリとまとわりついている。なんだこりゃと思って調べると、ケースの中が砂まみれになっていることが判明。クッションとなっているスポンジが経年劣化でボロボロになって崩れてきているのだ。
逆さにして振ってみたら、「ざーっ」って音を立てる勢いで砂がこぼれてきて、こりゃだめだなんとかしないと、ということでいろいろやってみた。
たかが厚さ1cm程度のスポンジシート、もっと安く手に入る手段はあるだろうと100均ショップに行ってみたところ、フロアマットを発見。そうだ、これが使えるじゃないか。できれば黒色か灰色が欲しかったのだけれど、パステルカラーのハデハデな色のしかなかったので、比較的マシな水色で妥協する。
30cm x 30cmの正方形2枚セットと、もっと大きなのが1枚だけのと2通りがあったが、ケチって2枚セットの方を買ってきた。サイズはちょっと小さいが、面積的には足りるはずだから切って組み合わせればなんとかなるかと。
スポンジ屑を取り除いて綺麗にしたガンケース内の内張りを当ててボールペンで型取りし、ハサミで切っていく。
ちなみに、全日本などで見かけるトップ選手の方々を見ていると、銃を買った時についてくるケースを使っていることはまずない。かならず別のもっと大きなケースに、銃を初めとした様々な用品類をひとまとめにしている。
ちょっと前までは積み重ねて連結できるタイプのアルミケース(ジュラルミンケース?)を使っている人が多かったのだけれど、今年の春の全日本では、うってかわってペリカン製のケースを使っている人が多かった。とにかく桁外れに頑丈なことで良く知られているケースだ。ミリタリーの分野では「金に糸目をつけないホンモノ志向な人が、さらにケースにまで大枚はたいてホンモノ系を揃えている」みたいなところで見る機会が多い。
ペリカンのケースって10万とか20万とかするもんだと思ってたのだけれど、調べてみると3万かそこらでけっこう大きなのが買えるのね(昔はガチでそのくらいの値段がしたらしい)。先日、お高いエアガンがたくさん並んでるエアガンショップに行った所、お客さんからの預かり品(カスタムするためのもの)として山のようにペリカンケースが積み上がってて度肝を抜かれたものだったけれど。