「慢心、ダメ、絶対」が身にしみた一日でした。
夏です! 真っ盛りです! 外はまさに灼熱の地獄です。こんな日は涼しい部屋の中でのんびりとシューティングを楽しみ……と言いたいところですがここまで暑いとクーラー全開でもじっとりと汗ばむ温度になります。でも、外よりはマシ!
久しぶりの赤羽開催となったPPS & ひたブルです。今回、赤羽フロンティアでは恒例の大安売りイベント「ホワイトホール」が開催されていましたので、ちょっと早めに行ってまず激安セールになってた入荷したばかりのAPS-3をゲット。私が使ってるAPS-3はほぼ最初期型なのでいいかげんあちこちヘタってきてるだろうということで、コンプレストシリンダーだけ交換して今日一日のマッチに臨みます。
他のみなさんも「遠い、小さい、狙えない、どこあたってるのかわからない」で四苦八苦されていたようで。距離的にはAPSのシルエットと同じはずなのに、ままならないものです……。
距離を5mにしてガスブロ限定ひたブルを始める前に、余興として先日作ったシルエット練習用ペーパーターゲットを使用して、「4つのシルエットに2発ずつ、合計8発を撃って何発当てられるか。距離は10m」というものをやってみました。制限時間とか特になし。結果は……。私は3発だけ。シオジャケさんが4発。オクさんがなんと7発命中。ヨシダさんと、あともう一人どなたでしたっけ、1発だけ命中という結果になりました。「2発に1発くらいは当たるかも」という私やシオジャケさんと、「ほぼ確実に当たる」オクさんでは本番でのリスクのかけ具合が全く変わってきます。場合によっては10mは最初っから諦めて近い的から撃っていくほうがずっと合理的、という状況だってあるかもしれませんね。
今回、私は事前の試射ではほぼ黒丸入る勢いの絶好調だったのに本番に入ったらなぜかミスしまくり。ナカザワさんはドットサイトの調整が上手くいかず試行錯誤。一方ヤマナカさんは、弾が出ない、出たと思ったら弾ポロやダブルチャージ連発でまともにスコアにならずという、三者三様のさんさんたる結果になってしまいました。
ここんとこレベルが上がってまして、優勝確実にしたいと思うならシリーズ190点台は撃たないとダメみたいな感じが続いてました。今回はそこまでじゃないですがそれでも180点台後半は必須な感じで進行していきます。
私も、物凄く丁寧に集中して一発一発撃ってるのですが、ターゲットを見ると弾着は綺麗にまとまっていて点数が高そうに見えるのに若干左にずれていて9点や8点が連発、計算してみると大して点数は高くないという納得行かない結果が連続します。ここんとこAPばっかり撃ってたからトリガー軽くしたAPSだと左右がズレるのだろうか? とかいろいろ考えてドツボにハマってましたが、3シリーズ目が始まる前あたりで気づきました。これ、コンプレストシリンダーを変えたせいだ! フロンティア特製のマウントベース&アウターバレルに換装してる私のAPS-3ですが、この製品はアウターバレルに相当する部分をインナーバレルではなく、コンプレストシリンダーによって位置合わせをしているのが特徴です。コンプレストシリンダーの取り付けが若干右に傾いており、その結果インナーバレル先端がマズルに触れそうなくらいに左に寄っていることに気づきました。ちょうど黒丸半分くらいズレそうな感じで! そうか、これのせいか、自分がヘタになったせいじゃなかったんだ、良かった!
そんなわけで、自分は自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃってた「ひたすらブルズアイ」ですが、上位陣はミヤハラさんとヤマナカ社長がいつものようにデッドヒート繰り広げています。ヤマナカさんは私の隣(ちょうど目の前)で撃ってたのですが、トリガー引いた瞬間に銃を物凄い勢いで振ったりとか、「どうみてもミスショットしてるようにしか見えない」撃ち方を連続してるのに、撃ち終わって的を見ると綺麗に黒丸の中心に集中というファンタジーなシューティングを展開。どっしりと構えて確実に撃つミヤハラさんのシューティングとは対照的です。終わってみれば安定して高得点を記録したミヤハラさんが、後半に入ってミスが続いたヤマナカさんに2点の差を付けて優勝となりました!
帰宅して、さっそくAPS-3の初速計測、分解、組み換えを繰り返し、結局元々ついてた最初期型コンプレストシリンダーに新品のバレル&アッパーレシーバーの組み合わせが一番無難な数値が出ることがわかりました。というわけで、私が使うAPS-3はこれからも、前回までと同じように「コッキングのたびに切なげな声を出す」仕様になります。
さて、次回のPPSとひたブルですが、まだ日程が未定です。来月頭はスピード系の大きな大会の直前ということもあってフロンティアレンジが空いていない状態のため、少し開催が変則的になる可能性があります。決まり次第告知しますのでお待ちください。