Categories: 実銃射撃

大人数の国体予選

本日、10m種目の国体予選が都内各地のエアライフル射撃場で開催されてます。遥か秩父の山奥まで出かけていくよりは近場のほうが嬉しいってことでしょう、2回行われる国体予選でもこちらの参加人数の方がずっと多く、エアピストルが行われる台東リバーサイドスポーツセンターではなんと5射群、朝の9:00から夜の8:00過ぎまでの長丁場です。この記事をUPしようとしているまさにこの時間でも、まだ続いているはずです。審判の皆様、お疲れさまです……。

私は一番最初の射群でした。9:15に射座入りということなので「遅刻しない」という昨年から続けてる目標達成のため余裕を持って出発、1時間ほど前についたら体育館はシャッターがしまってて入れません。入り口前には大勢のジャージを着たいかにもスポーツマンっぽい方々が数百人規模で集まってます。もちろん射撃選手ではなく別のスポーツです。なんでもフェンシングの大きな大会があるのだとか。

開場と同時に、場所取りなどがあるのでしょう、上階にあるフェンシング会場に駆け上っていく若者達を尻目に、地下の隠し部屋にあるエアライフル射場に向かいます。この射場は毎年年末に行われる東京都選手権の会場でもあるので私にとってはお馴染みです。今回こんなにも大人数になったのは、選手権などには参加しない「中央区所属の、お揃いのジャージを来た強い人たち(遠回しな表現)」が参加するからです。どの射群も半分くらいは、普段のローカルマッチとかで良くみかけるご年配な方とはまったく雰囲気が違う、アスリートらしい格好・風貌の方々です。

ワールドカップなどの世界大会の参加経験も多い人たちと混じって撃つわけですが、あちらはおそらく生まれてはじめての射場、こちらはハンドライフル時代から慣れ親しんだ射場ということで地の利はこちらにあります。もしかしたらもしかするかも?

と思ったら最初にいきなりポカやって酷い点数でスタート。けれどすぐに気を取り直して、第2シリーズ以降はそこそこ良い点数、それこそ2~6シリーズだけを見れば全日本でもファイナル残れるんじゃないかって点数で乗り切って、終わってみれば「ああ、4段賭けておけば良かった」って悔しい思いをする点数でした。まあ、東京都のエースな人と勝ち負けするにはあと10点ほど足りない、つまり後半の調子良かった感じが最初っから続いていたとしてもまだ足りないわけですが。

とはいえ、ここ何年か、練習しても点数が上がらなくて、むしろ下がる一方で、なんか出口がないトンネルをさまよってるみたいでもがき苦しんでた時期が続いてましたから、「最初にエアピストル始めたころ」に点数が戻っただけとはいえなんとか「自分がこれからもうまくなっていきそう」な感じがつかめたのは嬉しかったですね。まだまだ行けますよ~。

池上ヒロシ

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