前回のエントリでは、「トリガーを重くするためだけに存在しているように見える部品が1個あるが、それを外すとキレがとても悪くなってしまう」というところまで説明した。
こういったトリガーは決して斬新なメカニズムというわけではなく、競技用のオート拳銃(ラピッドファイアピストル競技とかに使うヤツ)ではオーソドックスな方法……だそうだ。当サイト(ACCRACY LABORATORY)を作って以来リンクしていただいている25th websiteに掲載されている、たかひろさんによる解説が非常に分かり易いので参照いただきたい。
この解説ページにあった名称を参考に、この「謎の切れパーツ」のことを「セカンダリ・プレッシャー・レバー」、長いので略して「セカンダリレバー」と呼ぶことにする。セカンダリレバーがある状態でのトリガー・ストロークとプルをグラフにすると下記のようになる(あくまで概念図。実測値ではない)。
トリガーに圧力を与える部品が一つ減ったため、トリガー・プルは劇的に軽くなる……が、切れの良さも失われる。ストローク/プルのグラフ(概念図)を下に示す。
今回はここまで。次回更新は水曜日の予定。