Categories: 模型

新旧デスラー艦

ホビーショーで広大な壁面を埋め尽くすガミラス艦の群れを見て以来、「絶対発売されるんだろうから、発売されたら絶対買う」と決めていたデスラー艦――正確にはファーストヤマトでは総督府がそのまま脱出艇になったようなもので、戦闘能力のある「デスラー艦」になるのは「2/さらば」の白色彗星帝国編になってからというのは承知の上でこう呼ぶ――ですが、案の定発売となったので即購入しました。仕事の合間でちょこちょこ作っていたのがついに完成したので、せっかくですから写真をアップします。

ついでなので、以前作った旧作でのデスラー艦と並んでの2ショット。3.11での模型展示棚倒壊によってかなりのプラモがコナゴナになっちゃいましたが、コレについては奇跡的に対空機銃の砲身が数本折れただけでほぼ無事に残ってます。

長いガンプラの歴史で、「誰でも簡単に特別な道具無しに綺麗な模型を完成できる」という点においては、ちょっと常軌を逸したレベルにまで高い技術を誇るバンダイ。YAMATO 2199のプラモデルシリーズ、基本は単純な円筒形で可動箇所があるわけでもないのですが、それでも昔のものと比べるといろいろと進化があります。内部には、中心に「軸」となる一本の棒が入っていて、それに円周を4分割されたパネルをはめ込んでいく形になっており、特に接着剤を使ったりパテやヤスリを使って合わせ目消しをしなくてもだいたい見栄えがする形になってるあたりは流石です。

とはいえ、細かい部分を見ていくと金型の分割ラインが残っていたり、透明パーツの裏側に接着剤無しで固定するための突起があって表から見えてしまったりする箇所がいくつかあるので、そういうところをナイフやヤスリを使って処理しながら組み立てていきます。ついでなのでトゲトゲも尖らせて。

完成したところ、あまりにもプラプラしいというか、鮮やかな青色をしていて全然デスラー艦っぽくなかったんで、つや消し黒と濃い青と少しの赤色とシルバーを混ぜてうすめ液でシャブシャブにしたものを表面に塗りたくりました。良い感じで色ムラが出来て質感も軽く金属っぽくなったんで、自分としてはこれでOK。ただ、艦橋部分の小さい窓が密集しているところの物凄い細かい塗り分けは諦めました……。これ、人間には塗り分けするなんて無理じゃないでしょうか。

なんでも、報道によれば続編を作るみたいな話もあるそうで。「2/さらば」に相当する白色彗星帝国編ってことなのか、それともファーストヤマトのストーリーを再編集して1本の映画にまとめるものなのかはよくわからないんですが。ただ「ヤマト」がこのまま終わるとは思えないんで、模型の世界もアニメも盛り上がってほしいもんです。デスラー艦以外にも、ヤマトやコスモゼロとか買ったまま積んでたりしますし。

池上ヒロシ

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