4月の頭に、神奈川県にある「YOKOHAMA PCM」という玩具銃向けのシューティングレンジにおいて、「プレートマスターズ・チャンピオンシップ」という大会が開催されます。この大会、鉄砲ライターの石井さんが以前から開催している「プレート名人大賞」が名前を変えたもの。いわゆるスピードシューティング系の競技なのですが、タイムを競うものではなく制限時間内に規定弾数をどれだけ正確に射撃できるかを競うものなので、精神的なところはかなり精密射撃に近いのが特徴です。
真横に6つ並んだ直径10cmのプレートターゲットに対して4m、5m、6m、7mという4つの距離から、制限時間内に6発だけ撃つことができます。外しても撃ち直しはナシ。他にも細かいルールはあるのですが、そっちは雑誌記事等を参照してください。
このマッチ、前に開催されたときも私はかなり本気になって練習しました。練習なら何度もクリーン(全部ミスなく撃ちきること)はできるのですが、本番ではつまんないミスで数枚を外し、悔しい思いをしました。タイムを競うタイプの競技だと鬼のように速い人には天地がひっくり返っても絶対に勝てませんが、このタイプなら勝ち目はあります。特にスピード系の人は遠くて小さい的を狙うことには慣れてませんが、精密系のシューターにとっては7m先の直径10cmのプレートなど巨大すぎてどうしようというレベルです。
今回も開催決定直後にエントリーを済ませ、先日には自宅隣の空き部屋に自分専用のレンジを設置して練習に入っています。我ながらやりすぎという気もします。ほとんど卑怯です。これで無様な成績だったら言い訳できません。けど練習はしすぎてしすぎってことはありません。
意外に跳ね返りが厳しく、部屋中に割れたBB弾が飛び散ってしまい掃除がえらく大変です。練習1時間掃除30分って具合です。昼間にしか撃たないようにしてるので騒音に関しては大丈夫なのですが、大量のBB弾の破片はさすがに閉口します。
これを解決するには、BB弾回収型のターゲットを設置するしかありません。できれば安くて丈夫なやつを……。というわけで、先日のエントリに繋がるわけです。
完成です。撃った弾が10cmの円を外さなければ粘着シートにBB弾がくっつきます。外してしまうと、厚紙に穴が開いてしまうというわけです。いいですよーこれ。撃っても弾がほとんど飛び散りません。当たったか当たらなかったかの判断がしにくいのはちょっと難点ですが、外さなければ良いだけの話です。掃除の手間が大幅に減りました。
今はまだ粘着シートが新品なのでやたらとBB弾の保持力が強く、なかなか落ちません。シート上に残っているBB弾に次に撃った弾が当たって割れて飛び散る、なんてことが頻繁に起こりますが、これはまあしょうがないことです。時々シート面から破片をひっぺ剥がしてやれば済むことです。しばらく撃っていると粘着力もほどよく落ちてきて弾がすぐに下に落ちるようになりました。
これだけやって本番でダメだったら笑われるだろうなあ……。