すっかり暖かくなりましたね。いろんなスポーツがシーズンを迎え始めます。基本的に屋内競技になる射撃も例外ではなく、冬の間のシーズンオフを終えて新たなシーズンを迎えるにあたって、例えば新しい銃を試したり、心機一転のために装備品を購入したり、本番向けの銃の調整に入ったりし始める時期です。なんとなくウキウキした雰囲気が感じられる季節です。
そんな4月最初の日曜日に開催された「ピンポイントシューティング in 赤羽」と「ひたすらブルズアイ」にも、たくさんのご参加をいただきました。先日、発売前にわかってる範囲でのリポート記事を書いたフロンティアオリジナルのAPS-3用マウントベースも発売になっています。先行リポートから変更になった部分もありますので、それについては後ほどページを別に作って追加リポートをしたいと思います。
まずは「ピンポイントシューティング」の10mと5mの結果から。
トップスコアはタケダさん。先日リポートさせていただいたスコープの付いた銀色APS-2ではなく、以前から「本番用」として使用されている青色のAPS-2を使用です。このライフルも競技終了後に写真を撮らせていただいたので、後ほどリポート記事を掲載したいと思います。
そして2位がシマヤさんとシオジャケさんが同じスコアで並ぶことになりました。めったにないことなのでせっかくですからシュートオフで順位を決めることにしました。シュートオフはプレートターゲットを使用します。まず普通にプレートステージを撃ち、それで同点となり決着がつかないようなら1発ずつのサドンデス方式へと移行するという、いわゆる「サッカーのPK戦」と同じやりかたです。
シマヤさんのほうが撃つペースが早く、まず最初の1発を落とした後、2発目、3発目、4発目と連続して外し、最後の1発は落として合計2つ落としで終了。ゆっくり時間をかけて撃つシオジャケさんは、最初の1発を落として2発目は外すところまでは同じですが、3発目を落として1つリード。4発目は外し、最後の1発、「落とせば勝ち、外せばサドンデス突入」という状況になります。なかなか燃える展開です。後ろでいろいろとプレッシャーがかかるヒソヒソ話がされます……が、そんな妨害(?)にも負けず、最後の1発を見事に落とし、3vs2でシオジャケさんの勝利となりました。
今回からプレート用の穴あき鉄板が1枚増えて、3人同時に撃てる体制になりました。その影響なのか(?)、シオジャケさんが2枚残しの30点です。最初の1枚を外した時点で集中力が途切れてしまった…みたいなことを話されてましたが、実際のところ、ミスをしてしまった後の気持ちの立て直しってのはなかなか難しいものがありますね。
結果は、オクさんが1点差でシマヤさんを抜いてトップとなりました。ブルズアイでは87点といまいち振るわないスコアだったものの、プレートを満射して得点差をひっくり返し、KYLでも満射を決めてそのまま優勝という流れです。KYLの20点(一番小さい得点エリア)にセーフティゾーンを作ってから、KYLのギャンブル性が少し薄れ、相対的にプレートをキッチリと満射できるかどうかが勝敗の分かれ目になりつつあるのでしょうか。
さて、続いて行われた「ひたすらブルズアイ」については、長くなったので次のエントリーにてお届けします。