先日、ここを会場にして「AP研究会」というエアピストルシューターの皆さんのグループが開催している記録会が行われることになり、お誘いを受けました。しかし残念なことにエアピストルの所持許可が有効期限切れとなってしまっており、外に持ち出すことができない状況で、参加は断念せざるを得ませんでした。とはいえ、せっかくのお誘いですから(ひたすらブルズアイの宣伝もついでにできないか、なんて目論見もあって)、見学だけでもとお邪魔させていただきました。今回はそのリポートです。
この建物、ライフル講習会を受けるときに訪れたことがあるだけで、実は射撃場は見たことがありませんでした。射座の数は全部で8つと、この手の「体育館内射撃場」としては平均的な規模です。
カメラの画像は射座の机だけでなく、待合室(観客席)に一列に並べられたモニターにも同時中継されます(トップの写真)。記録会などをするときには、観客席に入れば誰が何点を撃ったのかが即座にわかるわけで、便利なだけでなくなかなか盛り上がります。
射撃場は貸し切りなので時間的余裕もたっぷりあり、実際に点取りや集計が終わったあともみなさんでいろいろと情報交換をされています。フロントサイトを集光アクリルにするのはどうなのかとか、エレクトリックトリガーを搭載したステイヤーの新型エアピストルである「LP10E」はトラブルが続出で欠陥品に近い扱いをされているとか、モリーニのCM162E(私が使っているもの)はさすがに発売から時間が経って旧式になりつつある――たとえば他メーカーの新製品では当たり前になっているショックアブソーバーがないなど――が、エレクトリックトリガーの出来の良さと信頼性は抜群で、とにかく「面倒で細かくて繊細なトリガーメンテナンスをしなくても、ほぼ理想状態のトリガーを何年にもわたってノーメンテで維持し続ける」というその手軽さは何者にも代えがたい魅力がある、でもさすがにコレに置き換わる新製品がそろそろ出てきてもいいはずだ……とか。
楽しそうにエアピストル撃ってる皆さんを見ていると、私も撃ちたくなってきます……が、この記事を書いている時点でまだ警察からの連絡がありません。期限切れから1ヶ月が経過、あと3週間もしないうちに50日の猶予期間も終わってしまうので、そうしたら銃砲店に一時的に預けるとかそういうことを本気で考えないとなりません。不安です……。