Categories: トイガン射撃

2013年3月・赤羽PPS & ひたすらブルズアイ

※協賛:ライフルショップエニス銀座銃砲店フリーダムアート 協力:赤羽フロンティア

すっかり暖かくなった3月9日の土曜日、赤羽フロンティアビル2F射撃場にて「ピンポイントシューティング」と「ひたすらブルズアイ」が開催されました。

前日の3月8日は、野球の国際大会で、日本代表と台湾が東京ドームで試合をしていました。なかなかの熱戦でしたから放映を見た人も多かったと思います。私も途中経過だけ見て「2点差で負けてるのか、こりゃ無理かな」と思って見る気を無くしてたのですが、夜遅くになってたまたまつけたTVが延長10回表の攻撃という非常に盛り上がるシーンだったので思わず最後まで見てしまいました。

後日のニュースを見ると、同点に追いついたヒットや逆転打となった犠牲フライがクローズアップされていますが、「もっと評価されるべき」と思ったのは10回表で一塁打で出たランナーをフォアボールで進めた選手、そしてその二人を送りバントで進めた選手の二人です。特に送りバントについては、日本のプロ野球選手なんだからガキのころから腐るほど練習させられていて、それこそ100回やれば90回以上は成功するくらいの腕は持っているんだと思いますが、その「できて当たり前のこと」を、ドタンバのここぞというところで完璧に実行する、それがどんなに難しいことか。

得意な射撃の世界に当てはめて考えるなら。APSカップのプレート競技において、14枚倒した後の15枚目、最後の1枚を「いつもどおり」に倒せるかどうか、そこらへんに通じるんじゃないでしょうか。

さて、本題のピンポイントシューティングの結果です。APS京都公式の前日という微妙な日程だったこともあり大盛況とはいきませんでしたが、それでもPPSは7名、ひたすらブルズアイは3名追加で10名となかなかの賑わいを見せてくれました。

まずは10mから。今回は珍しくライフルでの参加者がしおじゃけさんただ一人です。ライフル使用ということもありますしもちろん本人の腕もありまして順調にスコアを加算しますが、スコープ付きのAPS-1グランドマスターで参加のウエキさんがそれとほとんど変わらないスコアで追いかけます。勝敗はKYLの結果に委ねられることになりましたが、おふたりとも0点となってしまいブルズアイ・プレートでわずかにリードしていたしおじゃけさんがそのまま優勝となりました。

つづいて5m。10mの雪辱か、ウエキさんがブルズアイ、プレートとも好成績でリードを広げます。他メンバーも追いかけるのですがプレートでは痛恨のミスで1~2枚を残したり、ブルズアイも見た目は良くまとまっているように見えても合計点を計算するとそれほどでもないなど、一歩及ばない状態が続き、10mに続いてKYL勝負となります。

そのKYLで見事に満射を決めたのがハロくんでした。ウエキさんも、ヤマナカ社長もチバさんも私も、2点ターゲットや8点ターゲットは見事にど真ん中に当たってるのになぜか最高得点の20点ターゲットだけ大きく外す……みたいな悔しい結果となり得点ならず。もともと大きな点差が付いていなかったため、まさに「KYLを制したものがPPSを制する」形となりました。

休憩時間を挟んで「ひたすらブルズアイ」です。新たに参加される3名の方を加えて競技が進められます。

ウエキさんがいきなり188点という安定した強さを見せます。第1シリーズはハロくん、あづさん、アベさん、そして私(イケガミ)が180点台、メキメキと力をつけてきているチバさんも178点と好成績です。少し遅れて到着のみやはらさんは1シリーズ遅れで競技スタートですがやはり180点台とさすがのスコア。

続いて第2シリーズ。ウエキさんは184点と少しスコアを落としますが、あづさん、アベさんがそれぞれ187点、188点と好スコアで差を詰めます。

「ひたすらブルズアイ」は5名ずつで射撃をしています。ウエキさんは第1射群、それを追いかける私、あづさん、アベさんは第2射群です。ここでヤマナカ社長の提案により、ウエキさんを第2射群とトレードして、トップに近いスコアにいる4名が同時進行で撃つことにしました。先にスコアだけ出してしまうとそれが目標点みたいになってしまって不利ですから。

ウエキさんが、ちょうど私の真後ろで撃つ形になりました。視界の端っこにどうしても構えている銃が入ってきます。2~3発ほど、「こりゃ、あきらかなミスショットだろ」としか思えない撃ち方をされたものがありました……撃った瞬間、銃がものすごい勢いで動いてしまったのが視界に入ったのです。「これは、普通に頑張って撃てば逆転できるな!」とモチベーションが上がり、かなり良い感じで集中して撃てました。実際に結果も188点とそれなりに良かったのですが……。

ミスショットしてたように見えたウエキさんが驚きの190点です。あれ?どこにもミスショットっぽい弾痕が無い?「撃った瞬間、『アッー!』みたいなのは確かにありましたけれど、結果オーライみたいな感じで10点に入っちゃったんですよ」とのこと。そうね、そういうことってありますよね。私も思い返してみればこの60発のうちの何発かは結果オーライな感じでしたし。ウエキさんが562点で第4回「ひたすらブルズアイ」のチャンピオン、私とあづさんが557点の同点で2位になるという結果になりました。

チャンピオンベルトの側面には、歴代チャンピオンの名前が入っています。第1回~第4回まで、全て違う名前になっており、いまだ「連覇」はありません。蛇足ながら主催者である私もまだ優勝できてません。うぐぅ。

果たして次のチャンピオンは誰になるのか!? 第5回「ひたすらブルズアイ」、そして第28回赤羽PPSは、4月7日の日曜日、いつもと同じ時間に赤羽フロンティアビル2F射撃場にて開催です。これまで参加した方も、されてない方も、どうぞお気軽にご参加ください。

池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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