…といいつつ、新年最初の更新は年末年始の些細なことから。昨年末に行ったイタリア料理屋で、なんか興味を引かれて頼んでみた「バーニャカウダ」とかいうメニューが妙に美味かったので、自分でも再現してみようと思って別のお店(赤羽APS友の会の忘年会)でも頼んでみたり、ネットでレシピを調べたりしてました。基本的には「アンチョビとニンニクを入れた熱いオリーブオイルに野菜をつけながら食べる」料理。「熱いソース」とかいう意味なのだそうです。
ソースは、作り方によって大きく分けて2種類のものがあります。ミルクを入れて乳化させて白っぽくしたものと、澄んだオイルのままのものがあります。乳化させる場合は、小麦粉を入れてトロリとさせるものが多いようですね。なんか見た目はマヨネーズっぽくなります。両方のタイプのものを作ってみましたが、野菜に絡みやすいのは乳化させた方、オリーブオイルの風味がより感じられるのは後者って感じでしょうか。
本格的な作り方だと、ニンニクを牛乳で(吹きこぼれないように)丁寧に煮てからつぶし、アンチョビフィレはオリーブオイルでじっくり炒めてから細かくつぶすという手間がありますが、手元に最初からペースト状になってチューブに入ったアンチョビと、同様にチューブに入ったすりおろしニンニクがあったので、ナベに入れたオリーブオイルにチューブから直接アンチョビペーストとおろしにんにくをチューッと搾り出し、コンロにかけて、テキトーに火が通る程度に熱するだけという超お手軽簡単な作り方をしてみたのがトップの写真です。カップラーメン作るよりも手早く作れちゃうわりには、「あれ? なんかこれで十分じゃね?」ってくらいの味になったので驚き。
ブロッコリーとかパプリカとかセロリとか、野菜スティックを浸して食べるといくらでも入ります。塩分はとりすぎっぽくなるので「健康にいい」と言えるかどうか微妙ですが、実にワインに良く合います。なんといっても手軽に作れちゃうのがありがたい。オリーブオイルの質がもろに出てくる料理なんで、お歳暮とかで貰った「ちょっといい」オイルがあったらぜひ試してみたい料理ですね。