現在のピンポイントシューティングのルールをまとめておきます。KYLの採点方法を少し変更しました。変更部分は赤字で記してあります。(2012.11.6)
ピンポイントシューティングは、日本で玩具として販売されている銃(エアーソフトガン、またはエアースポーツガン)を使用するシューティングマッチです。玩具銃を使いながらも、実銃であるエアピストルやエアライフルを使った射撃競技にできるだけ近い面白さを体験できるマッチを目指しています。
下の条件を満たしたエアガンであれば、どのメーカーのどのエアガンでも使用できます。
参加レベルや使用するエアガンによって2つのクラスがあります。
オープンサイトを使って撃つクラスです。ハンドガンの場合は片手射撃のみ、ライフルの場合は両手になります。射撃姿勢に関する規定は日本ライフル射撃協会が発行している「ライフル射撃競技規則」に準じます。ピンポイントシューティングが目指す、「できるだけ実銃での射撃競技に近いマッチ」を体感できるクラスとなります。
エアガンを支える方法は自由、スコープやダットサイトなどの光学サイトの使用も自由。できるだけいろいろな人に参加してもらうことを目的に作られたクラスです。テーブルに肘を付いたり、レストマシン等を使用してもOKです。
Q&A
Q.オープンサイトだとプレシジョンクラスにしか参加できないんですか?
A.プレシジョンクラス、フリークラスのどちらにでも参加できます。プレシジョンクラスは「本格的な射撃競技」を目指すクラスです。敷居が高いなー、参加しづらいなーって感じた方は、同じ銃を使用していてもフリークラスのほうに自由に変更できます。Q.ライフルを使いたいのですが、どちらのクラスになりますか?
A.スコープやダットサイトなどを使う場合はフリークラスになります。オープンサイトの場合は、どちらでもOKです。Q.ガスブローバックの場合はどちらになりますか?
A.エアガンの形式(ガスブロとかエアコキとか電動とか)で参加クラスが限定されることはありません。スコープやダットサイトなどを使う場合はフリークラス、オープンサイトの場合はどちらでもOKです。
ピンポイントシューティングは、全部で3つのステージによって構成されています。
もっとも基本となる競技です。同心円状のターゲット(ブルズアイターゲット)が5つ並んでおり、それに向かって8分以内に10発を撃ちます。一つのターゲットに対して2発、それが5つで合計で10発ということです。最高得点は10点×10発で100点です。
Q&A
Q.ひとつの丸の中に3発以上の弾が当たっちゃった場合はどうなるの?
A.3発の中から、一番高い点が無効(0点)になります。
直径22mmの穴が開いた長方形のプレートに向かって4分以内に5発を撃ち、何発が穴を通ったかで得点が決まります。穴の中にはスポンジが詰めてあり、そのスポンジを撃ち抜くことができれば得点となります。最高得点は10点×5発で50点です。
Q&A
Q.撃つ順番とかは決まってるの?
A.決まっていません。5つの穴が開いた長方形のプレートに向かって5発、それさえ守っていただければ、どの穴から撃っても、一つの穴に対して何発撃っても自由です。Q.穴の中には入ったっぽいんだけれど、スポンジが落ちなかった。
A.スポンジが落ちたかどうかで判断しますので、その場合は得点にはなりません。
紙に大きさの違う円が描かれており、その円の中に弾が1発以上入っていれば、円の大きさに対応した点数が得られます。1発でも円に入っていない場所に当たっている弾があれば、このステージは0点となります。ただし、20点サークルの周囲のグレー部分に当たった場合は「セーフ」となり、他の得点は有効のままです。時間制限は3分、弾数は無制限です。
Q&A
Q.グレーの円と白い円があるみたいだけれど?
A.グレーの円は照準する際の目安にするために描いてあるもので、得点には関係ありません。点数になるのは黒い線で描かれた円だけです。ただし、20点サークルの周囲にあるグレーのエリアのみ、「セーフ」として扱います。Q.「2点」の円に10発当てれば20点になる?
A.なりません。一つの円の中に何発当たっていても、2点は2点のままです。Q.「20点」って、いくらなんでも小さすぎ。当たる気がしないんだけれど…。
A.自信がなければ撃たなくてもOKです。外せば0点になってしまいます。リスクを承知で20点を狙って40点満点を狙うのも、20点は撃たずにそれ以外(2、8、10)だけを撃って確実に20点を取るのも自由です。20点サークルの周囲には「セーフ」となるエリアがあるので、思い切って狙ってみるのもいいでしょう。ただ「セーフ」を外してしまうとやっぱり0点になりますので注意。
5-1.競技者は射座に入って射撃準備を整えます。
5-2.「トリガーを引けば弾が出る」状態で銃を下方向に向けた状態で開始の合図を待ってください。
5-3.競技開始の合図は「3、2、1、スタート」です。合図を言い始めたら銃を上げて狙い初めることができます。「スタート」を言い始めたらトリガーを引くことができます。
5-4.残り時間が1分になったら「残り時間、1分」と声をかけます。
5-5.終了したら「終了」と声をかけます。競技者は銃を「発射できない状態」に戻してください。
プレシジョンクラス、フリークラスそれぞれの優勝者には賞状が贈られます。
協賛各社からいただいた賞品の分配は全て抽選となります。
このルールは、必要に応じて変更されることがあります。