ものすごい良い天気になった11月4日、赤羽フロンティアビル2F射撃場にて第23回となるピンポイントシューティングを開催しました。今回は嬉しい嬉しい初参加の方もいらっしゃいまして、参加人数は私を入れて6名となりました。
賞品として、赤羽フロンティア様より「マルシン S&W・M36チーフスペシャル 3インチ 6mmBB弾仕様」をご提供いただけました。エアガンとしての面白さももちろんですが、S&Wリボルバーというのはトリガーコントロールの基本を身につけるにはもってこいだったりします。トリガーの感触が、「長くて重いストロークを引いたあとに、ハッキリとしたシアに当たる感覚があり、そのあと少しでも引くとハンマーが倒れて発射される」というメリハリの効いた形になっていること。トリガーの練習をするときにフレームやバレルの上にコインを載せてダブルアクションで空撃ちするというのは定番の練習方法ですが、S&Wリボルバー(とくにM10やチーフ)はフレームの上が丸くなっていて細い溝がリアサイト代わりとなっており、難易度が高くなること。私も学生時代、所属していたサバイバルゲームチームの先輩に教えてもらってコクサイのM10で練習したものです。
余談はさておき。ピンポイントシューティングについては微妙なルール変更や、時間に余裕がある時の新規マッチなんかのアイデアもいろいろと出していただけましたので、そこらへんも反映させつつこれからも頑張って続けていきます。APSカップに向けた練習の合間にでも、時間制限に追われずにひたすらじっくり狙って撃つ面白さをぜひ体験してください。
10mでは、ライフルを使用するハトリさんとシマヤさんの一騎打ちといった風合いに。ブルズアイではハトリさんが5点リードしましたが、シマヤさんがプレートで4枚落としという快挙を成し遂げ大きく逆転。それも、4枚連続して落として、最後の1枚はどうなるかっと皆の注目を集める中、ギリギリで穴のヘリに当ててしまって惜しくも満射ならず、という40点でした。最後に残ったKYL、ハトリさんは20点を取れば逆転の可能性があったのですが、比較的大きな8点ターゲットであわや0点になりそうなミスショットギリギリがあり、「怖くてその先が撃てなかった」とのことで10点で終了、シマヤさんの優勝となりました。
一気に距離を半分にした5m。ほとんどの皆さんは銃を持ち替えてのトライとなります。が、なぜか点数が伸び悩みます。銃が違うとはいえ、同じターゲットを10mで撃ったのとさして変わらない点数もちらほら。私は決して悪い射ではなかったんですが9点病に悩まされ(10点ギリギリのところを囲むような感じで弾が当たること。なぜか頻繁に起こる)、なんとかプレートを満射してトップで終了しました。
今回、初参加のkaznaveさんは、こういった精密系の射撃を始めてからまだ2ヶ月とのこと。当ブログの「はじめての精密射撃」シリーズなどを読んで興味を持ち、APS-3を購入して初めてみたのだそうです。今回は私と同じ射座(同時に撃つこと)だったので、撃ってるところをほとんど見ることができなかったのですが、後ろで見ていたシマヤさんの話だと「フォームに力みもヘンなところもないし、始めて2ヶ月とは思えない安定感。このまま練習していけば近いうちにトップ集団の仲間入りするのは間違いないだろう」とのこと。
誰でも簡単に体験して始めることができて、普通に楽しむにも費用はかからず、頑張って上を目指そうとすると坂が果てしない高みに続いているエアガン射撃の世界を、これからも楽しんでいただけたら幸いです。