さて、ヌーボー祭りに続いて開催されるのがワインツーリズム山梨です。ちょっと値段が高くなりましたがこのくらいなら許容範囲ということで、既に申し込み済みです。今年も楽しんできます。
気がつけば去年(2011年)のワインツーリズム、写真も山ほどとってメモもとってあったのに、まだどこにもUPしてませんでした。このまま埋もれさせちゃうのももったいないので、今年のワインツーリズムが始まる前に掲載しちゃうことにします。といっても、残ってるメモは帰って来た直後に書いた覚書みたいなものだけ。お話として盛り上げるのも難しいので一気にざっと箇条書きみたいな形で紹介しちゃいたいと思います。
まず最初に訪れたのは白百合醸造……だったのだが、ワインカーブ案内のタイミングが合わなかった。案内時間まで待つとここだけで半日過ごしてしまうことになる。「あとで時間になったら来よう」と後回しにしたつもりだったのだが、結局最後まで行く余裕がなく、入り口付近の写真を撮っただけで撤収という形になってしまった。
次に訪れたのが大和葡萄酒。「まるき酒造」というワイナリーの名物案内人として有名な「勝沼のもっち」さんがいて、熱弁を振るっていた。いろいろおもしろいお話を聞けて、メモも大量にとってあったのだけれど、今になって読み返してみるとミミズがのたくったような文字になっていて全然解読できない。
かろうじて解読できる部分を抜粋すると。
●ヨーロッパに比べると日本はミネラルが少ない。少ないからこその良さもある。特に和食に合う。アメリカやヨーロッパの食事は、肉料理の基本の味付けは「塩」と「スパイス」のみ。日本は醤油や味噌を使う。特に料理に砂糖を使うというのは独特だ。
●甲州が注目を浴びる理由…昔は農家が自分で飲む酒を作るのが目的だったから、どれだけ早くワインにしてしまうかばかりが考えられていた。だから今でも甲州というと「フレッシュでフルーティー」というイメージが強い。だが実は甲州ワインは長期熟成にも耐える力を持っている。
●「甲州のスパークリング」という新しいジャンルをワインコンクールは作るべきだ。
●シラーズの「右八」が目玉だ。温度が高くても作れるのが特徴。シラーズはキツい感じになることが多いが、ここの「右八」はやさしい感じがする。ここの社長はこういうワインを作らせると上手い。
大和葡萄酒は基本的に有料試飲となっていた。全般的に、無料試飲が大量に用意してあってどんどん飲んでください、みたいなところはあまりおもしろくない、というか「どこでも飲めそうなフツーのワインっぽい飲料」が並んでるだけで、こういった有料試飲やってるところの方がずっと個性的で面白いワインが飲める。一日で飲めるアルコールの量には限界があるのだし、無料試飲でよっぱらっちゃう前にまずはこういう所に来て話を聞きながら飲むのが面白いと思う。
次に訪れたのは中央葡萄酒。「グレイスワイン」のブランドの方が通りがいいかもしれない。以前訪れたことのある麻屋葡萄酒の真ん前にあるワイナリーだ。
「簡単に箇条書きにするだけ」のつもりが、書き始めてみると以外に思い出す内容が多く、1日目の前半だけでこんな量になってしまった…。次は1日目の後半、アルプスワイン、新巻葡萄酒、北野呂醸造の3箇所をお送りする予定。