ブルズアイはミスショットもあり86、プレートは本人が物凄く納得行かない表情の20点、KYLは惜しくも外して0点という結果でしたが、あきらかに「いつもはもっとちゃんと当たってるハズなのに」という感じが伝わってくる撃ち方でした。これで「タイムを計測しながら他の人と並んで撃つ」っていう試合形式の雰囲気に慣れてくれば、きっともっと凄い点数を叩き出してくれるのではないかと思います。
今回は、試合終了後に撮らせていただいたカスタムガンの写真とともに、こういった「精密射撃系のガスブローバックカスタム」についてお送りしよう。
アキュコンプは、ハイキャパのアンダーレールを長く伸ばし、そこにコンペンセイターを固定、さらにそのコンペンセイターでバレル先端を固定することで、ガスブローバックに極めて高い命中精度をもたせるためのカスタムパーツだ。アキュコンプJシリーズはその中でも、組み込み後の見た目が「ロングスライドのガバメント」っぽく見えるようなデザインになっている。コンペンセイターはスライドの形状にそのまま繋がるような形になっている上に、ガバメントのスライドと同様の形状の肉抜きが入っている。
このカスタムガンには、フリーダムアートお得意の集光アクリルサイトが付いている。今はドットサイトが付いているので無用のパーツとなっているが、これは最初はドットサイトは載せずにオープンサイトで狙って撃っていたそうだ。
欠点を上げるとすればレンズの径があまり大きくない上に前後長が長いので、覗いたときに「ドットが投影されるレンズ」が凄く小さく見えてしまうこと(ドットが見える範囲が狭いこと)が挙げられる。コンマ数秒を争うようなシビアなスピードシューティングに使ったりする場合、開放感のあるオープンタイプドットサイトに比べると使いづらさを感じるかもしれない。しかしピンポイントシューティングやAPSカップのように時間がたっぷりある競技や、構えたときに目とサイトの位置関係がキッチリと決まるライフルなどに取り付けてサバイバルゲームに使ったりするのには適したサイトだ。
このアキュコンプJ2も、上のハイキャパスライドも、本当なら黒い。特別仕様の銀色バージョンがあるのかと思ったらそういうわけではなく、ご自身で塗装したものだとのこと。そのため、ホルスターに収納したり抜いたりするときに激しく擦れる部分などは塗装が剥がれて、地肌の黒色が少し覗いているのが見える。
このカスタムガンでは、テニスのラケットに使われるクッション入りのテープがグリップエンドに近い位置に少しだけ巻かれていた。スピードシューティングなどで素早くホルスタードロウしたときに、少しくらいグリッピングが甘くてもこのテープがあるおかげですっぽ抜けにくくなる効果がある。構えた時の安定性もアップするだろう。
グリップセフティを殺したりというようなカスタムは行われていないようだった。
以上、駆け足で「マッチで見かけたカスタムガン紹介」のコーナーをお送りした。いろんなカスタムガンを見たり、あるいは自分が手塩にかけたカスタムガンを自慢したりするのも、エアガンでのシューティングマッチの楽しみの一つ。次回のピンポイントシューティングは、明日の土曜日(14日)に、赤羽フロンティアビル2F射撃場にて開催です。カスタムガン見学or自慢にぜひいらっしゃってください。