今回、試しに一つだけハイパワーなライティングユニットを投入してみました。従来のライティングユニットは高出力チップLEDが3つ配置されたユニットを反射板で拡散してターゲットを照らすものでしたが、新たにチップLEDが6×7=42個も配置された面発光のLEDユニットが秋月から発売されましたので、それを反射板を使わず直接ターゲットの上に配置して(もちろん被弾から守るためにポリカ板ごしに)ターゲットを照らす方式のものを作ってみました。
光を拡散させる仕組みを一切組み込んでなかったので、ターゲットの照らされ具合が不均一になってしまうのが心配でしたが意外にもそんな感じはあまり強くなく、むしろ「明るすぎてこれはちょっとつらい」という意見が出てしまうほどに明るくなってしまいました。私はこのくらいがちょうどいいんですが、こればかりは皆さんの意見のほうが優先です。やりすぎよくない。
少し光を拡散させつつ弱める工夫をした上で、「ライティングユニット・ハイパワー」みたいな名前で近いうちに発売します。「もっと明るいほうがいい!」と思っていた方はぜひ。
本大会だとか公式記録会だとかに比べればぜんぜんお気楽な点取りのはずなのに、いざ並んで号令かけて一斉に撃ち始めるというだけで、普段の練習とはぜんぜん違う感じになるのは、ほんと不思議ですね。
SCATT練からの実射練習でだいたい良い感じだと確認できてて、そのまま点取りに入ったとき、練習と同じ感じですごく集中できるときはいいんですが、なにやっても別の感じになってしまったとき、短い時間・少ない弾数でどうやって持ち直すか、これが今んところの課題かもしれません。
自分のペースで練習してるときには「あー、今すごい集中できてるー」って自覚できるくらいに、ごく短いはずの3秒間に、銃を加速する・減速する・トリガーに力を加える・視線をサイトに合わせる・サイトピクチャーを揃える――といったいくつものタスクが、動画編集ソフトでタイムラインを拡大して見てるみたいに明確に自覚できて、一発撃つたびに最も適切な並び順はどんな感じか、それぞれのタスクの開始&終了タイミングを0.1秒未満の単位で微調整していく、みたいな人間離れした境地にまで到れることも稀にあるのですが、いざ試合(というかその実は仲間内での点取りにすぎないのですが)となると意識がどっか飛んでっちゃって、ブザーが鳴った銃を上げなきゃ、狙わなきゃ、トリガー引かなきゃとアタフタモードに成り下がってしまいます。
どんな状態でも、スタートすれば気持ちが試合モードに切り替わるみたいなふうになるためには、やっぱりもっともっと場数を踏んでいく以外に方法はなさそうですね。
さて、9月の亀有ピストル練習会は今回の1度きりになります。9月中旬以降はAPS本大会に向けてスケジュールを開けてあった……つもりだったのですが残念ながら1年延期となってしまい、ぽっかりと開いた9月中旬を埋めるため、あきゅらぼでは「ひたすらブルズアイ・オンライン」を開催します。どうぞみなさんこぞってご参加ください!