けっこう開催回数も多くなってきましたので、そろそろ「恒例」とか「おなじみ」みたいな形容詞を使っても怒られないようになったんじゃないかなと思える亀有ピストル練習会です。エアガンをお持ちでない方も自由に使えるレンタル用のAPS-3およびAPS-1グランドマスターMk2は以前から用意してありましたが、左利きの方だった場合に対応できないことを心苦しく思っていましたので、このたび左利き用グリップを導入しました!
まず、ステイヤーLP10用グリップの中古をライフルショップエニスにて購入します。特価品リストに並んでたヤツです。「あきゅらぼ通販」で販売中のグリップ変換アダプターを使うだけでもAPS-3にそのまま取り付け可能ですが、市販パーツのように「そのままポン付け」ではなく、自分で加工することも選択肢に入れて良いなら、グリップ変換アダプターで不満だった「ちょっと銃の取り付け位置が高くなってしまう」という問題も解決できるのではないか? と思い、改めて設計してみました。
グリップやAPS-3本体への加工は、電動工具があれば1分かそこらで終わるものではありますが、普通に市販するパーツを購入していただいた方に「APS-3のこの部分を切り落としてください」「グリップの指定箇所を半円形に削り落としてください」みたいな要求をするのは、さすがにハードルが高すぎると思うので、このままの形で「ローマウントタイプのグリップ変換アダプター」を「あきゅらぼ通販」にて販売するということはしないつもりです。
ただ、中古グリップを購入してきてからAPS-3に取り付けられるように加工した上で変換アダプターとセットで販売するということはあるかもしれません。価格も高くなりますし、そもそも中古グリップ自体がそうそう流通してるものでもありませんから、ほとんど一点モノに近い感じでの販売になるかと思います。興味のある方は「あきゅらぼ」および「あきゅらぼ通販」、あとはTwitterでの告知を見逃さないようにご注目ください。
[3/31追記]
実際に握って試射してみると、グリップが導く人差し指の先がトリガーの中心ではなく、ずいぶんと上の方に当たってしまうように感じました。トリガー中心を引くようにすると、人差し指の内側にグリップ側面の突起が当たってジャマになってしまいます……。これは、どうやらグリップをローマウントしすぎたのではないかと思われます。適切なマウント位置はもっと高めなのではないかと。
グリップと本体の縦方向の距離を少し離してみることにしました。となると、グリップをもっと前方に動かした場合に本体と干渉する箇所がほんの僅かになりますので、なんならそこを削って前後位置も理想と思われる場所に近づけることもできるのでは? というわけであれやこれやと試行錯誤してようやく落ち着いたのがこの形です。
握って撃ってみたかぎりでは、「これならまあ、ほとんどの人は文句ないレベルだろう」と満足行く仕上がりになったと思います。亀有ピストル練習会でのレンタル銃用に作ったものですので、もちろん練習会には持っていきます。試してみたいという左利き射手の方いらしゃいましたら、ぜひいらしてください。レンタル銃用のものなので左グリップの販売はできませんが、同じやり方で作ってみた右用グリップ(サイズS)があります(LP10E用)ので、そちらを試してみることも可能ですよ! APS-3には一切の加工なしで取り付けできますので、ご自分のAPS-3に取り付けて試してみるのもいいかもしれません。